チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

朔日

2011年07月01日 10時47分15秒 | 日記
1日が朔日とは嬉しい
暦の数字と月年齢が一致するなんて珍しい
明治5年いきなり太陽暦を導入してからは
暦と月齢は狂ったまま

江戸時代までは
子供でも朔日と満月の日は分かった
何故なら朔日は1日満月は15日
だから
1日と15日は家でお赤飯を神棚に供え
各家庭で五穀豊穣を祈ったのだ

今でも神社は1日と15日に五色の供物を供え
神官が朝と夕礼拝をしている

毎日の生活の中で「見えないもの」を観るという気持ちが
これからはもっと大切になりそう

それはオカルト的ではなく魂の問題だ

先日いらした方が
「うちの高校生の娘の教室で先生が心はどこにあるか?」
と聞いたとき
「うちの子以外みんなが頭を指したんですって」
「お宅のお嬢ちゃんは?」
「ここ丹田を指したら、みんなに変わっているねって言われたとめげていました」
「先生はなんておっしゃったの?」
「オマエは変わってるなって」

しーーン

「そしてあなたは?」
「心はあちこち行って動くけど魂はあなたが指した丹田にあると思う」
その丹田に心が落ち着ちつくようになると
ウロウロ考えないし落ち着いて物事を解釈も出来る
なにより無駄の無い行動力が付くから
生きているのが楽しくなると思う

パチパチパチ

こういうお母さんに育てられる子は幸せ
「元気に学校に行っているの?」
「お陰で自分に自信がついたみたい」
「よかったわ」

ここのお宅は1日・15日に朝家族が神棚に拝礼し
それから揃って朝食をとっているという

またる呉服屋さんのご家族は
1日と15日必ず早朝家族全員で産土様に参拝をしている
このお店は宮城の松島の方だが
店も自宅も無事だった

昨夜鮑先生の遺児達と食事をした
「父の遺志を継いで人には見えない世界のことをもっと研究したいと思う」
といっていた

人がそれぞれの立場で「人の目に見えない部分」を感じるとき
世の中はもっと穏やかで住み易くなりそう

朔日と1日が同会した今日
月の動きにもっと注意を払いたい
今月は七夕祭りもあるーコレは新暦だがー
ついでながら旧暦の七夕は8月6日

アメリカ軍が原爆を廣島に落とした日
この日が本来の七夕様
暦は私たちに何を告げたいのかーーー
この日は星も加わる
コメント
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