チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

政治の夏

2010年09月06日 10時30分22秒 | 日記
新宿の立会い演説を聞いていて
「小沢さんは真摯に生を全うしている人だな」という心構えが伝わってきた
其れなのにマスコミをはじめとして政界でもどうしてあんなに誹謗されるのだろう
「どうして?」と思い、週末を小沢研究に当てた

まず「日本改造計画」講談社 を読む1993年出版、当時70万部でたという
中身はこういう国家を作りたいということが具体的に書かれていた
その内容が新宿で聞いたことと一致している

小沢一郎という政治家はこの17年間全くぶれないで政策を実行するために政治の中心にいたのだ

17年前は東西の冷戦構造が崩れた年
其れを見て日本の再構築をそれこそ真摯に考えて現した書物
書いただけでなく実行に踏み切った
そのため既成の組織から誹謗、中傷、ねたみ、嫉妬を全身に受け
それでも言い訳もせずに懸命に生きてきた

二冊目は「語る」文芸春秋 その時々の思いを語っている
泣き言を言わない
言い訳をしない
約束は守る
「これは我が家の家訓ですから」と誹謗や中傷をさらりとかわす
「無私」の心でひたすら改造計画を実行する姿が浮かぶ

三冊目は出版されたばかりの「泣かない小沢一郎(あいつ)が憎らしい」
 世川行介著 同時代社
彼があまりにも正論で突き進むので汚れた人たち、つまり権力と我欲の塊の人たちは、小沢一郎が鬱陶しい、邪魔、足で踏みつけてこの世から抹消したいとまで思う人が多い
そういう刃を全身に受けながらもひたすら歩む

高度な政治理念を持つ彼を権力志向のやからは心底邪魔と思うらしい
彼らがお金を使って小沢一郎の周りに居る人たちを釣っていく様が描かれている

「去るものは追わず」
この姿勢がまた相手の憎悪を生む
何故なら
自分の行動を正当化するためには相手を誹謗し中傷するしかないから

小沢さん側にいた人ほど彼の悪口を言いふらす
それは自分の行動はあの小沢が悪いからといいたい
渡辺恒三などその筆頭

でも小沢一郎は沈黙
叩かれても叩かれてもただただ沈黙
口を開くときは相手の悪口ではなくこの国をどうしたいかを熱っぽく話す
そういう彼から相手にされていないと思うと余計悔しい

小沢研究をしていると色んな人間が登場するので勉強になる

彼の目は500万人の富裕層ではなく、また権力を持った官僚ではなく、マスコミでもない
毎日毎日必死に生きている多くの国民に向いている
その人たちが豊かになる政治が「日本改造計画」に書かれていた

自分の夢を信じて諦めずただひたすらに行動しながら生きていく姿は
私に勇気を与えてくれた
自分を信じることの尊さを教えてもらった週末でもあった

彼と夢を語り合う友 羽田孜元首相の話もいい
「彼は人をすぐ信じるので足元をすくわれ窮地に陥ることが多い」と
40年同じ志を持って生きた友は小沢一郎の心の中を読む

チャコちゃん先生は小沢一郎が不憫に思えた
小沢さんが代表戦に立たなければこんなステキな勉強が出来なかった
感謝!


コメント
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