バンゴー大学HP 400 year old Clam Found.
英国の「バンゴー大学」が、史上最長寿の二枚貝を発見した。なんと、400歳!!
アイスランド北部の海(ほとんど北極だ・・・寒そう)に住む、「アイスランド・クラム」だ。
ギネスブックに登録されている「最長寿の動物」の世界記録は、アメリカに住む同種の二枚貝で「寿命220年」というから、大幅な更新と言える。
400年前といえば、「エリザベス女王が退位した頃」に当たるそうな。シェイクスピアが名作を書いていた頃でもある。ジョルダーノ・ブルーノは、「太陽が宇宙の中心だ」と主張して、異端で火あぶりになった。日本では、ちょうど豊臣家が滅亡して、徳川幕府の時代が始まろうかという時期だ。なんとも、歴史の長い生命・・・。
もっとも、この海域でも漁業は行われており、この種の二枚貝も捕獲されているそうな。「500歳の貝がクラムチャウダーになって食べられていても、不思議はない」らしい。
「どうして寿命が分かるのか?」というのが素朴な疑問なわけだが、これは、実に単純。「貝殻の年輪を数えた」ということだ。
寒い北極の海には、もっと高年齢な生物がいる可能性もあるらしい。これらの生物を研究することにより、「不老長寿の原理」が発見されることも期待されている。おそらく、カギを握っているのは「寒さ」だ。人類も、氷の海で冷やせば、もっと寿命を延ばせる??