宇宙のこっくり亭

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量子力学

2016年03月19日 | こっくり亭日記

量子力学は、「相対性理論」と並ぶ20世紀の物理学の二大理論。古典物理学を、すっかり書き換えてしまった。

とはいうものの、筆者にとって量子力学は「科学」というより、「精神世界・スピリチュアル関係者の間で大人気の理論」という面でずっとナジミ深い(笑)。実際のところ、これほど精神世界の考え方に合う科学理論は、他にちょっと見当たらない。だから、人気が出るのも当然だろう。

もちろん、「これは科学なのだ。スピ系っぽい解釈をするな」と怒る人もいるんだけど、そういう人はたいてい、本物の専門家ではない。

そもそも、本物の専門家による量子力学の解説は、ほとんど「数学の講義」そのもので、スピ系っぽく解釈すること自体が難しい。というのも、専門の研究者は、なんといっても、「実験結果および、それとツジツマの合う数学理論」に関心がある。精神世界関係者は、そうではない。量子力学によって浮かび上がってきた、「物質という存在のあやうさ(?)」みたいなものに関心が集中している。

それはともかく、量子力学が取り扱っているのは、原子・電子・光子・・・といった、ものすごく小さな粒子の話。どのくらい小さいかというと、「原子とピンポン玉の大きさの違いは、ピンポン玉と地球くらいの違い」とよく言われる。いくらなんでも小さすぎて、日常生活における「物質」の常識がほとんど通用しない。

問題なのは、その「原子」の構造だった。われわれ人間や動物も、岩石や海水も、地球や太陽も、銀河系やアンドロメダ星雲も、すべてが原子でできているにもかかわらず、あまりにもナゾに満ちた存在だった。

最初は単なるツブと考えられていたけど、そのうち、「原子核の周りを、電子がクルクル回っている」という、理科の教科書などでオナジミの図が登場した。これはちょうど、「太陽の周りを、地球や火星その他の惑星が回っている」という太陽系の形にソックリだったから、なんともいえない説得力があった。まさしく、太陽系と原子こそは相似形で、マクロコスモスとミクロコスモスの見本みたいに思われた。

もっとも、オナジミの図といっても、実態とは大きくカケ離れている。というのも、原子の大きさと比べて、原子核の大きさが本当はあまりにも極端に小さいので、正確な図にすることなど不可能だからだ。原子核がどれくらい小さいかというと、これまたよく使われる例えに、「原子の大きさを東京ドームとすると、原子核の大きさは野球のボールくらい」というのがある。「このテーブルの大きさを原子核とすると、電子は山手線くらいの遠いところを回っている」というのも聞いたことがある。何kmも離れたテーブルの周囲を、お皿が回っているというくらいのイメージ。

誰もいないガラガラの東京ドームの真ん中の空中に、ボールが一個だけ、ぽつんと浮いている姿を想像してみよう。それでいて、全体の重さの99%以上を、その「ボール」が占めている。原子というのは、それくらい中身がカラッポ。それが、われわれ人間や宇宙を作っている、「物質」の中身なのだ。そう思うと、なんとも背筋が寒くなってくるほど空虚・・・。

その原子核の周りを、電子が回ることにより、原子ができている。その電子ときたら、原子核と比べても、さらに極端に小さくて軽い。ほとんど、物質なのかどうかも分からないくらいだけど、それでもやっぱり物質の仲間ではある。

原子核はプラスの電気を帯びていて、電子はマイナスの電気を帯びている。プラスとマイナス、陽と陰とがお互いに引き寄せあって、ペアになっている。原子核も電子も、お互いにメチャクチャ小さい。それでいて、電子は、原子核から遠く離れた軌道をいつまでも回っている。そうやって、中身がカラッポでスカスカの「原子」が作られている。なんとも、摩訶不思議な構造というしかない。

ここで科学者たちには、大きな疑問があった。それは、「なんで、電子は原子核に引っ張られて、くっついてしまわないの?」という疑問。

まあ、地球が太陽の周りをいつまでも回っていられるのは、遠心力があるおかげ。電子が原子核の周りを回っていられるのも、それと同じだろう。

・・・というのは誰もが思うところなんだけど、実験の結果なんと、この電子のエネルギーは、時間がたつにつれて、だんだん落ちてくる(はずである)ことが判明した。このままでは、電子はやがて原子核に吸い寄せられてしまうだろう。そうなったら、原子はつぶれる。原子がつぶれたら、どうなるか。物質そのものが消えてなくなってしまう。これは、物質世界の一大事。

それにしては、この物質世界は、見るからに堅牢にできている。かつて古代中国には、「空が落ちてきたら、どうしよう?」と心配して悩んだ人がいた。でも、世の中、「物質が消滅したらどうしよう?」と心配する人はさすがにいない。それはナゼなのか。

そういう疑問を解決するために登場したのが、量子力学だった。

量子力学といえば、かの有名な「二重スリット実験」から話は始まる。

(つづく)


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42 コメント

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Unknown (Unknown)
2016-03-19 22:59:23
ほうー!
続きが楽しみです。
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Unknown (Unknown)
2016-03-20 03:13:30
もう うつ はすっかり良さそうですね。(^_^;)
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Unknown (Unknown)
2016-03-20 13:55:20



あなたが勝手に


うつうつと


言っているだけではありませんか


こっくりさんはもともと


うつではないのですよ



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Unknown (Unknown)
2016-03-20 15:46:02
せっかく記事が更新されても、今やこういうコメントしか書かれない。記事はどうでも良いのですね。
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Unknown (Unknown)
2016-03-20 16:19:17
わかり易い説明!次回が楽しみだ!
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Unknown (Unknown)
2016-03-21 07:13:50
もともと うつの人はいないよねえ。

でも ちょっと うつの人を馬鹿にしてないかな。人生の中で貴重な体験をしているというのに。まるで臭いものに蓋をするかのような態度はいかがなもんか。(--;)
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Unknown (Unknown)
2016-03-21 07:19:40
皆さん、おはようございます。
なんかね、もう止まりたいと思う時もあるよね。
でも、それも意識の中だけの話。

実際には何も起きていないというね。(^_^)
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Unknown (Unknown)
2016-03-21 07:59:04
足が痛い(;_;)
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Unknown (Unknown)
2016-03-21 12:11:04
久しぶりに街に行ってきました。
そしたら、波動の粗い人がいて、その人の喋り声が聞こえてきたことで、波動が共振してしまいました。
そしたら、いっぺんに身体がだるくなってしまいました。
良い気分台無し。
この気持ち、どこにぶつけたらいいんでしょうね。
やっぱり街は苦手だ。
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Unknown (Unknown)
2016-03-21 18:20:37
量子力学を深く学べば学ぶほどスピリチュアルな神秘さえ感じる不思議な科学
どんな科学も突き詰めていけば神の存在にぶち当たる
更新楽しみです
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