映画「紀元前一万年」を見た。 これは、大昔の地球を舞台に原始人やマンモスが暴れまわるという、壮大なスケールの作品だ。
「紀元前一万年」ということは、今より「12000年前」ということである。 氷河期の終わり頃だ。この後、氷河が溶けて温暖になった地球の各地で、農耕文明が芽ぶくことになる。
・・・というのが正史なのだが、それとは別に「12000年前」と言えば、スピリチュアリズム界の常識(そして、世間の非常識!!)では、「アトランティス文明が滅亡した」とされる時期に当たる。 実際に映画の中でも、主人公が立ち向かう巨大な敵が登場するのだが、彼らは原始人やマンモスを鞭でコキ使って壮麗な神殿を建設している文明人。「沈没した大陸から来たというウワサもある・・・」と、アトランティス出身であることを軽くほのめかす場面もあった。
冒頭、氷河期の寒々とした風景に、原始人の集落が広がっている。そこに、なぜか青い眼をした美少女が迷いこんできた。
突如として、馬にまたがる騎馬軍団(当時はあり得ない・・・)が登場して、集落を荒らし、美少女を連れ去ってしまう。ジダンダ踏んで悔しがる主人公。
というわけで、騎馬軍団の本拠地へと向かう主人公たちなのだが、ここから先は、時空を超越した完全ファンタジーワールドに突入する。 なぜか熱帯のジャングルに迷い込んで「ジュラシックパーク」に出てくるヴェロキラプトルみたいな恐鳥に襲撃されたり、かと思うと砂漠のど真ん中に投げ出されたり、目くるめく世界。
エンターテインメントに徹しており、とにかく面白い。個人的には、神殿でコキ使われているマンモスたちが可哀想ですた・・・
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