ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

インドと私 9

2015年07月02日 | えっせー

  ☆ 導師(マハラジ)にお会いできて
 その朝すぐに先生のお部屋を訪ねて、瞑想が体験できたとご報告したら
先生もとても喜んで下さって、姉妹お二人で私を抱きしめてくれました。
 そして「マハラジに会いたいか?」と聞かれたので、勿論お会いしたいと
言ったら、「では明日会わせて上げよう」とおっしゃったのです。
 マハラジは「スワミ・ヨーゲ・シヴァラナンダ」と言う方で、大変修行を
積まれ日本でも「魂の科学」(たま出版)を出版していて、このアシュラムで
最高の指導者でした。それは後から聞きましたが、すでに96歳になられ
ご高齢のため近頃ではご指導はしていないようで、誰もお目にかかったこ
とはないそうです。そのお世話はアルナ先生姉妹でなさっていたようです。
※ 日本で昭和58年と、62年に出版された「魂の科学」たま出版

 次の日に先生に案内されて、メディテーションホールの3階まで行き、私達
3人はマハラジにお目にかかることが出来ました。
 私達のヨーガに対する真摯さを、先生たちはきっと感じられ、そのために
病床に伏していらしたマハラジを、きちんとした服装に着替えで、迎えて下さる
ために色々とご準備下さったのでしょう。
(後でそれを外国人達に話したら、大変羨ましがられましたが)
昼間は日差しが強いためか、マハラジはこうもり傘をさして、椅子に座って
ニコニコしていました。多分「日本から瞑想を求めてリシケシまで来た」経緯な
どを、先生がお話しなさったのでしょう。
※ ポーズをとって下さったマハラジ
  
とてもお元気そうでしたが、「何歳位に見えるか?」と聞かれ、3人で相談し
「多分70歳位になられるのでは」とお答えしたのですが、本当にお若く見え
ました。すると大変嬉しそうでしたが、とてもやさしい感じの方でした。
「お写真を撮らして下さいますか?」とお伺いしたら、メガネをはずしてポーズ
を取って下さいました。先生の通訳でしばらくお話しをしていたら、突然
「マントラを上げようか」とおっしゃったのです。
☆思いがけなくマントラ(呪文)を頂いて
 私達は驚くと同時に大変喜びました。わずか数日間の滞在なのに、何と幸運
なことでしょう。でも、それはきっとアルナ先生達のお気づかいではと、後で
3人で気がつき感謝しました。それからマハラジハは、一人づつ祝福をして下
さり、それぞれに「マントラ」を授けて下さいました。
 私には「仏陀、シヴァ、ビシュヌ(インドの神様)どれが良いか?」と
聞かれ、私は迷わずに、「シヴァ神にします」と答えました。
実は、シヴァ神は初めてインドへ行ったとき、「創造と破壊とダンスの神」
と知り、それは日本の武道用語「守破離」に通じ、大変気に入りました。
 早速シヴァ神の置物を買い求め、私のダンススタジオの神様として、大切
に祀ってあったからなのです。
 ※ マハラジに祝福されて
 
 世界でただ一つ「私だけのマントラ」にはシヴァ神の名前が入っています。
それ以来一日も欠かさず、「私の幸せマントラ」を唱えていますが、その時
教えて頂いた「チャクラ・マントラ」も合わせて必ず唱えています。
 その二つを唱えると、すぐに瞑想状態になれる私の大切な「心の中の宝石」
となりました。今突然思い出しましたが、あの日の空は青く澄みわたり、とても
美しかったです。この空は日本に繋がっているのだと思ったら、感動や感謝
と共に「家族に会いたな」と、急に胸が一杯になりました。
 ※その日の記念に先生と
 
 後から知りましたが、マハラジはその後しばらくしてお亡くなりに
なったそうですが、心からご冥福を祈りました。

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