ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

インドと私 3

2015年06月26日 | えっせー
☆ 瞑想を求めて
 私がヨーガ教室を開いてから、今では信じられないようなもの凄いブーム
が到来したのです。もう再び「インドへは行きたくはない」と思いながらも
リシケシへ行ったのは、確か三・四度目でしたが、それは指導者として瞑想
状態を求めたからです。毎日早朝から一時間位座ったり、座禅をしたり、他の
精神療法も研鑽しましたが、どうしても「これが瞑想では」と思える境地に
はなりませんでした。ヨーガに惹かれたのは、その精神性でしたのに、何故
私はその瞑想状態を体感できないでしょう。
 もしかしたら、そのための基礎的な精神性が欠如しているのではないかと
そんなことは誰にも話せず、一人で悩んだりあせったりました。
 そんなとき、その頃師事したいた先生が、ヨーガの指導者だけでリシケシ
(ヨーガやヒンズーの聖地)で修行をするというツアーがあり、早速申し
込みました。リシケシはヨーガを志す人は一度は行きたいと思う、憧れの聖地
でしたので、ヨーガ・インドツアーには入っていても、その滞在は三日間位
でした。そのツアーはリシケシ滞在が一週間で、現地の道場で研鑽できる
私は喜んで参加しました。
※リシケシの風景
   
☆ リシケシに着いて
 リシケシはヒマラヤの麓に近く、ガンジス河の上流域にあります。
聖地のためか、肉や魚類、アルコールもないそうです。
 ふつうオーダーのツアーは専用バスですが、主催者が地味なためか、首都
デリーからおんぼろバスの乗るので本当に驚きました。
 途中でバスとすれ違う時は、道が狭いために接触しながらすれ違ったの
は、大変ショックでしたが、周りの風景は菜の花が咲いていて、日本の
田舎を走っているような、のどかな雰囲気でした。
 ※ 満員バスの車内
  
  
 乗り合いバスは本当に汚く、現地の人も一緒で、満員で屋根の上まで人が
乗っていました。座席は前に向いた三人掛けでしたが、窓がすぐに開いてしまい
押えてもまたすぐ開くのくり返でした。木の椅子なのでクッションがなく、腰の
痛さや寒さに震えましたが、まだ暗い早朝バスに乗ったのに、リシケシに着いた
のは、もう夕方でした。
  ※屋根まで人や荷物が載っていたので登ってみた
   
 ビートルズがそこで修行したことで有名になった、「シバナンダ・アシュラム」
に宿泊の予定でした。そこへついても連絡がとれていないのか、その交渉のため
添乗員とツアーリーダーが中に入っていっても、なかなか出てきません。
わたし達は門の中に入れて貰えず、雨が降り出した寒い中を、信じられないよう
ですが、何と3時間も待ちました。でも結局そこに宿泊できず、近くにツーリス
トバンガローに泊まることになり、そこからシバナンダ・アシュラムへ通うこと
になったのです。そのバンガロ-は粗末なベッドに、毛布が一枚だけついてい
ましたが、季節は冬でしたし、わたし達はアシュラムに止まるつもりでしたので
全員が寝袋を持っていきましたので、それでがすぐに役立ちました。
  ※ 雨が降って寒い中待たされた「シバナンダ・アシュラム」の門前
  

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