ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

いろいろな声の持ち主

2009年07月25日 | Weblog
☆ 感じの良い声と耳ざわりな声
 道を歩いていて遠くから聞こえてくる大きな声に驚いたが、相手の声は
全く聞こえないので、一人で喋っているのかしらと思った。
 ところが良く見ると、一人ではなく三人で歩いている。
近づいて来てから、相手の話し声も聞こえたが、失礼ながら大きく耳ざわり
な声だ。(日常的にあんなに大きな声で話されたら、とても疲れるなあ)と
思って、通り過ぎていく男性の三人連れを見送った。
 わたしはかん高い声や、低すぎる声、かすれたような声、だみ声、暗い声は
生理的に受け付けない。カウンセリングをお引き受けするか、お断りするかは
声で判断することが多い。それは感性が合うか、そうでないかの基準になり
一声聴いた瞬間に(無論ご相談内容にもよるが)判断する方だ。
 昔から異性は、声と、話し方、口元が気になる方で、歯のきれいな人でなけ
れば絶対に好きになれなかった。

 声を出すためには、上唇 上の歯 上歯茎 軟口蓋 硬口蓋 口蓋垂
咽喉壁 下唇 舌尖 舌端 舌先 前舌 後舌 舌根など、こんなに沢山の
部分を使っているのだと勉強したとき、「声は喉だけで出すのではないのだ」と
驚大変いたことがあった。
 現代ではルックスはかなりな部分まで整形できるが、まだ声だけは変えられない
ようだ。生まれつき声の好感度の高い人は、随分得をしているのだろう。
 声は年齢とともに低くなる。年をとると耳が遠くなるため、自然に声が大きく
なるようだが、前述の声の持ち主は高齢者ではないが、トーンが高く耳ざわりで
いつまでもわたしの耳朶に残っていた。
 声こそ天性かもしれないが、感覚人間のわたしは、いくらルックスが良くても
自分が嫌いな声はどうしても受け付けられない。
 幸いなことに今までそんな人に巡り合ったことはなかったが……
何時かセールスの電話で、あまり素敵な声だったので、かなり丁寧に聴いて
しまったことがあったが、見えないけれど、耳に心地良い声は、もしかして
その人の運命を変えるほど大きな影響があるのかも知れない。


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