ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

過ぎたるは及ばざるが如し

2009年07月19日 | 健康
 ☆ 年齢なりに老化して欲しい感受性や考え方
わたしは時折背中から頭にかけて、しびれる?るよう感じになることが
ある。それは感動したり、心から感謝したりときになどに、よく起きる
肉体的な状態だ。ことに強烈な感動を受けると、まるで、全身に電流が流れ
るような感じがする。大分以前のことだが、亡くなられた日本医科大教授
大脳生理学の権威品川嘉也先生が、わたしのヨーガ指導者としての脳波を
取りたいとおっしゃった。わたし自身も大変興味があったので、先生の研究室
に行き脳波を取っていただいたことがあった。
すると、ヨーガ指導者のわたしは、ふつうの人とはまったく違って、瞑想
状態に出るシーター波がすぐに表れるのだそうで、先生は「ヤッパリふつう
の人とは大分違うね」と、とても感心なさったようだが……
確かに自分でも鈍い面がある反面、感受性はとても鋭い方で、実はあまり
嬉しくない傾向だが、嘘がすぐに気づくようになったのは、おそらく
もう大分昔のことだ。これは決して愉快なことではない。
だから、仕事しての資質には恵まれているけど、でもある意味では大変生き
にくいと思う。

 もしも自分が感じたり、気がついたりしたことにいちいち反応したとしたら?
人間関係はかなり悪くなると思う。
 そのため、長年かかって、心の中に「良いことだけ感じるよう」なクセを
つけた。しかし、その感受性は天性なのか、ヨーガで培かったものか実は
定かではない。そんな自分とこれからも一生付き合うのは、正直言って疲れ
るなあと思うこともあるが……
 冷静なときには「馬耳東風」と受け流せることも、そのタガが外れること
がある。そんなときには、自分を戒めたり、呆れたり、後悔したりする。
 でも、これはあくまで主観的なもので、もしかしたら、他人はそう思わな
いかもしれないが。(だんだんもの覚えが悪くなり、さらに忘れることが多いし
体力もなくなってきたのは老化だ、でも、どうせならすべて一緒に衰えれば
良いのに)と、わたしはいつも感じている。

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