ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

ヨーガとわたしとの関わり 十六回

2008年03月27日 | 健康
   ☆ デリーアシュラムでの毎日
 アシュラムに滞在しているときには、先生に連れられて、インドの家庭の
お祝いの会に招待されたり、儀式に参加したり、見学したり、お金持ちの家
の中を見せて戴いたりしました。また訪ねて来る人の話(まったくわかりま
せんが)を聴いたり、観察したりしました。
 インドはカースト制(身分の上下が決っている)ですが、先生達はに会う
人々は丁寧にお辞儀をしてから、先生の足下にひれ伏してキスをしていま
したので、多分最高のカーストの方ではないかとT子さんと話しました。
 先生達はお二人とも、大変明るくわたし達とよく笑いながら話ましたが
英語が苦手なわたしですが、何故かお二人の話すことはかなり理解できた
のです。そのため、アシュラムでの毎日は大変楽しくエキサイティングでした。
 そしていよいよアシュラムを発つ前日に、先生が「二人にヨーガネームを
上げましょう」と、おっしゃって、その日の午後に庭の中にある、セレモニー
を行う建物で、その儀式をして下さったのです。
  ☆ ヨーガネームを授与されて            
 それはお香のようなものを焚き、マントラを唱えながら、わたし達の額に
何かをつけたり、糸で手首を結んだりして、それからしばらく祈って下さった
ようで、その儀式は約一時間ぐらいかかったようです。
 そしてサンスクリット語でT子さんは「ウッパーサナ」わたしは
[Vshwa.Priya]「ブシワ、プリア」日本語の意味は「大いなる愛」という
ヨーガネームを授与されました。これは今までわたしが何度かインドの
アシュラムへ通ったお陰でしょうか。その大分以前には、リシケシで亡く
られたマハラジから「マントラ」をいただきましたが、また今回も思いがけ
なくヨーガネームをいただいて、大変嬉しく有り難く、また感動できた
記念すべき出来事でした。
 わたしはいつももシルシャーシャナ(逆立ち)をすると、低血圧気味
だったためか、気分が悪くなり、指導するのが嫌いでしたが、この機会に
自分で不快になるポーズの指導を止めようと決心しました。
 そのためデリーのアシュラムのお庭で、人生最後のシルシャーシャナ
を記念に写真に納めましたが、それ以来一度もそのポーズはやっていません。
 でもいろいろな意味で、考えたり、気付かされたりすることが多く、また
思いがけなくヨーガ・ネームを戴いたり、大変実りある旅でした。
                           能里子 
                           

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