ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

ヨーガとわたしとの関わり 十五回

2008年03月24日 | 健康
   ☆ 今回はインドを楽しみたい
 その頃のわたしはもしかしたら、人生の中でもっとも忙しかったかも
しれませんが、梅が丘駅の北口前にヨーガ教室、南口前にダンススタジオ
また四谷にもヨーガ教室を開き、スタッフ二十六名を抱えていました。
 毎日大変忙しく、さすがタフなわたしも疲れて、ゆっくり休みたい心境
になりました。そのため何度目かのインド行きは、一番弟子のT子さんと
二人で、命の洗濯のようなつもりで、思い切って二週間休み行きました。
 その頃はT子さんとはかなり親しくはなっていましたが、わたしを大変
尊敬しているようなので、二週間も一緒に行動すると、ボロが出てわたし
に幻滅するのではないかと、実は大変不安でした。
 T子さんもその間には、わたしにお仕えしなければならないのかと、実は
戦々恐々だったそうで、後でホンネで話し合ってから、お互いに大笑いした
のですが・・・・でも心身ともリフレッシュし、有意義でとても楽しい旅でした。
 わたしは他人から見ると、大変シッカリして、気丈に見えるようですが
本当は臆病で淋しがり、我が侭で幼児性が強く、さらに方向オンチ、力がなく
トランク自由も動かせないほどで、彼女は大変驚いたそうです。
 でも約半月間二人だけの旅は、大人になってからは、初めてだったそう
ですが、わたしもまったく同じでした。
 T子さんの方が、わたしよりかなりシッカリしていて、年代(確か彼女
とは年齢差十九歳)のギャップが、まったくないのがよかったようです。
  ☆ デリーのアシュラムに滞在して
 始めはデリーのアシュラムに、何泊かさせていただき、先生姉妹の
のご指導を受けました。デリーのアシュラムはあまり広くないのですが
亡くなったマハラジを奉った部屋があり、そこが先生達の昼間のお部屋で
したが、毎日いろいろな人が訪ねてきました。早朝は近所からお弟子さん
達が来て、庭で先生がヨーガを指導をしましたが、とても気持ちよく、
わたし達も毎朝それに参加しました。滞在していて先生達と食事も一緒で
したので、わたしはすっかり見抜かれたようで、わたしのしぐさをじっと
見ながら「ユーアー、エイジレス・べービー」と、笑いながらおっしやった
のです。(確かにそうだ!さすが先生はわたしをよく観察している)と
「先生、少しは我慢しなければダメよ」と、わたしが我が侭なので
T子さんからよくたしなめられたのも、きっと観察していたのでしょう。
 わたしはやはりリシケシに行きたくなり、先生達にお断りして、二人で
リシケシに行きヨーガ・ニケタンアシュラムを訪ねました。
 そこでホテルに泊まり、二日間滞在して、懐かしいガンジス河や
リシケシの町を散歩したりしましたが、やはりわたしの先生のいない
アシュラムはなぜか淋しく、虚しくて、またデリーのアシュラムへ戻り
ました。すると先生達はとても嬉しそうに迎えてくれ、T子さんの通訳
でわたしの気持ちを話すと、お二人は笑いながら、わたしをハグして
くれました。
                          能里子

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