ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

ヨーガとわたしとの関わり  五

2008年03月04日 | 健康
  ☆ インドへ旅立つ朝の不思議な体験
 初めてインドへ行ったのはアシスタントが育ち、わたがしが教室を留守に
しても良い体制になってからです。やはり指導者として本場インドの道場で
学んだり、見学したりすることの必要性を、大分以前より強く感じたからでした。
 友人達は「あなたがインドなんて信じられない、大丈夫なの?」と、随分心配
してくれましたが、わたしは一度はやはり行きべき、と決めていました。
 でも(生まれて初めて行く外国がインドなんて)と思いながらも、あるヨーガ
の先生が企画した「インドヨーガ研修ツアー」に、内心は嫌々参加したのですが
・・・・・・。
 その日の早朝は家族四人で食卓を囲み、初めてインドへ旅立つわたしを励ま
してくれました。わたしはときときどき家の中で、秘密で見ていた守護霊様?
に、その朝はどうしても会いたいと思いました。
 それは、娘の部屋に張ってあった、ユーミンの大きなポスターの地の部分に
半年程前ある日の夜突然見えたのです。わたしはその日ほろ酔い気分でしたが
娘にそう言うと「ママ気持ち悪いこと言わないでよ」と、大変怒って、それを
丸めてしまったのです。そのため時々一人で内緒で見ていたのですが、娘は
それをうすうす感づいていたようです。そのため娘に「今見たいのだけど」と
言うと、初めて大決心したインドへ旅立ちと思ったのでしょう。
 娘はその大きなポスターを広げて、貼ってくれました。

 すると、不思議なことに、そこに見えたのははいつもの男性ではなく
丸顔でパーマをかけたような女性だったのです。わたしは大変驚き、それは
もしかしてたった一度しか会えなかった、亡くなった生母ではないかと思い
ました。その見え方は朝の明るさで、白黒写真のネガのような感じで、決して
鮮明ではありませんが、わたしにはとてもハッキリ見えたのです。
 でも夫も娘も息子もまったく見えないようで、わたしはその黒地のポスター
を指でなぞりながら「ここは顔の輪郭で、頭はここ、目、鼻」などと説明して
も家族には全然見えないようでした。
 多分これは旅立ちの朝に、きっと実母が一大決心したわたしを励ますために
表われてくれたのかもしれないと思いました。
 たった一度の不思議な経験でしたが、今でもあのポスターの黒地の部分に
わたしだけが見えた顔は、決して忘れることができません。
 でもそれは、たったの一度だけでしたが、そのポスターは、それきりで無く
なってしまったのです。

                             能里子  

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