ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

わたしとヨーガとの関わり 13回

2008年03月20日 | Weblog
   ☆ 不思議な国インド
 それからも一年間隔位で、わたしはインドへ行きましたが、インドのハイライ
トの観光地である、「タージマハール」や「ガンジス河」は誰でも一度は行きた
いと望みますので、どのツアーにも入っているようです。
 わたしがツアーを組むときは、お師匠様のいるアシュラムを訪れ、その後
観光地を訪れましたが、ホテルはいつも一流で、美しいところばかりしか行きま
せんでした。無論専用バスには、日本語を話すインドのガイドをつけました。
 ですからわたしと同行した人は「インドでこんな贅沢ができるとは思わなかった」とよく言われました。世界でもっとも美しい建造物と言われる「タージマ
ハール」は何度行っても、素晴らしいと思いました。
 また「聖なるガンジス河」の日の出はやはり何度回見ても、壮大でいつも大きな感動を受け、エネルギーがチャージされるような気がするのが、不思議でなりま
せんでしたが、やはりそこには自然がかもしだすパワーが溢れているので
いるにちがいありません。

 度々インドに行くので、現地観光会社の社長の息子さんと親しくなり、結婚式に
招待されましたが、その時は残念ながら行きたい気持ちがありましたが、仕事のため出席出来ませんでした。でも毎回実にきめ細かくお世話になったので、彼の
ために、有志でわたしのスタジオでお祝いパーティを開きました。
 旅行中にもバスで移動中に、警察官が賄賂らしい現金を受け取っているのを
目撃したり、バザールやホテルでの買い物の取引なども、大変エキサイティング
でした。最も楽しい思い出は、国内空港で出発の便が大変遅れた時のことでした。
 場所は覚えていませんが、そこは地方ののどかな田園地帯でしたが、とても退屈し時間をもてあまし、その時参加した人のバースデイのために、踊るフラダンス
を教えていました。そして気がつくと、周りにインドの人達がわたし達を取り
囲んで大勢見物しているではありませんか。わたしはびっくりしました。
 わたしは咄嗟に帽子を取って、大道芸人がやるようにその見物人達の前を
回りました。するとインドの人達も、生徒さん達も、全員大笑いしましたが
お茶目なわたしだからこそできたのでしょう。
 しばらくそれが語り草となり、「先生って、ホントに機転がきく」と、褒めら
れたり、ひやかされたりしましたが。
 でもあのとき一瞬驚いて、突然大爆笑した大勢のインドの人達を思い出すと
今でもニヤニヤしてしまうほど楽しくなるのです。
 清らかさと汚濁と、豊かさと貧しさとが織りなす、アンバランスなインドは
何度行っても、いろいろな意味で大変エキサイティングでした。
 日本に帰るとき空港で、関西方面から来たらしい中年の二人連れの男性に話し
かけられましたが、「いやー実にいろいろなことがあって、びっくりしましたよ」
と、一人はわたしと話しているのに、もう一人に男性は「熱い、汚い、臭い」
とくり返していて、わたしは吹き出しました。
 後で「インドはもうこりごりでしょうね」と聞くと、その男性は「いや、ぜひ
また来たいですね」と笑いました。多分彼もわたしと同じように感覚的には
インドが好きでないけど、でも・・・・・・悠久の大地インドは、不思議な魅力を
秘めた国で、わたし達の魂を呼ぶのかも知れません。
                              能里子

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