わたしのスタジオを使って仕事をしている娘とは、よく顔は合わすが
最近互いに忙しく、しばらく話したことがない。夫が出かけたので
今日は時間があると言う娘と、久しぶりに飲もうということになった。
その支度をしているとき、わたしは急に思いつき友人を誘った。
彼女は元アナウンサーで、わたしにヨーガの一番弟子、ダンススタジオ
のアシスタントをしたこともある。なかなかの美女で友達のような娘の
ような存在で、一応わたしを「先生」とは呼ぶが、我が家族とは長年の
付き合いで、わたしに言いたことをハッキリ言う人だ。
三人で盛り上がって飲んでいるところに、四階に住む息子が入ってきて
また大宴会になった。わたしは前の日は飲まなかったためか、メチャ
酔っ払った。まったくお互いに気兼ねなく言いたい放題、こんな楽しい
お酒は無い。話題はいろいろと広がったが、何を話したかまったく覚え
ていない。前の日よく眠れなかったためか、突然眠くなりベッドに入った。
五時何時ものように携帯が鳴り、飛び起きたがどこで鳴っているか
わからない。さんざん捜したら枕の下にあった。
それからしばらくボーッとしていたが、仕事はないが今日中にやらなけ
ればいけないことが山ほどある。「よし!」気合をかけてがんばろうっと。