ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

古い友人を想う

2006年08月26日 | 健康
古い友人を想う             06:8:26

 Iさんはわたしより大分年長の人ですが、昔ある文学誌を発行していた
友人でした。わたしはずっとその雑誌に投稿していたのですが、主幹の
彼女とはとても感性が合い、一緒に旅行したり、食事をしたり、都内の
公園めぐりをしたり、ときどき会っていた仲良しでした。
 不眠症だった友人は一人暮らしのため、ラジオを一晩中流して眠く
なると眠り、また眠れないとまた起きて、とくり返していました。
 そのためわたしが夜中に精神状態が不安定になったとき(最近
ではまったくありませんが、二十年ぐらい前まではしばしばありました)
 どんな真夜中でもわたしの気持ちを聴いてくれる、お姉さんのような
またカウンセラーのような存在でした 

 友人は家の近くでひったくりにあったのがきっかけで、一人暮らし
が不安になったためか、4年ほど前老人ホームに入りました。
  ところがそこでいじめにあっていると聞き、わたしは老人ホームでも
そんなことがあるのだと、本当に驚きました。 
 遠いため4回ほど行きましたが、もともと弱視だった友人は白内障の
手術をして今入院中です。「もしもこれ以上目が見えなくなったら?」と
不安を抱えていた友人をわたしは「大丈夫よ、きっとよく見えるように
なるから」と励ましていました。
それからわたしは毎日彼女のために「目が良く見えるようにと」遠隔
ヒーリングをしていますが、経過は良いようで安心しました。
 もともと弱視の友人は、いじめに合ったためのストレスで、より目が
悪くなったようですが、独身のため家族もいない上、高齢になって
そんな境遇の彼女が気の毒でなりません。
  でもわたしにはどうすることもできないのです。そのもどかしさと
同時に、もしも友人が結婚していて、もし子供でもいればなどと考えて
昨夜はよく眠れませんでした。
 でも世の中には、自分の力ではどうすることもできない物事もある
ようですし、仕方ないと傍観するしかないのでしょうか。
 今わたしができることは、友人をやさしく慰めることしかありません。
              

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