ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

今まで生きてきた道

2006年08月10日 | 
         
  ☆ いつも勉強していた
  ダンス教師になって社会に出て以来、わたしは必ず何かの勉強を
 していました。すべてを覚えているわけではありませんが、思い出して
 みると、心理学系統、精神心霊系統、体育系統、文学系統、ダンス系統、
 話術系統、美容系統 ヒーリング系統、趣味など三十四歳から現在まで、
 まったく休むことなく、いつでも何らかの勉強をしてきました。
  何しろ思い立ったらまるで火のように燃えるわたしですので、今
 しみじみと思い出すと、「本当によくやったな」と我ながら感心するやら
 呆れるやらの心境ですが。そのため遊びを兼ねることもありましたが
 研修がらみの海外旅行には多分三十回(その内インド12回)近く行った
 と思います。でもいつも惜しげなく時間や費用などを、を自己投資できた
 わたしは家族の理解やスタッフにも支えられて、大変恵まれていたのだと
 今改めて感じて「わたしはやはり幸せだった」と、感謝しています。

 「人生に無駄なものはまったくなく、出会ったことは偶然ではなく
 すべて必然である」という言葉を信じて、わたしは長年生きてきまし
 たので、一見意味がないようなものでも、多分無駄なものは何一つ
 なかったと信じています。その学んだすべてのものが広く浅い知識と
 なり、心と体両面の指導ができましたし、また物書きとしての道も開け
 たのでしょう。
  生まれつき行動的で積極的な性格の上、いつも自分以外の不思議な力に
 まるで駆り立てられるようなふつうの人とは違う感覚は、多分誰にも
 理解していただけないでしょう。
 
  ☆ わたしの宝物 
 その頃公私にわたりご教示いただいていた、ある有名な大学教授の
 S先生がわたしにある日、わたしをじっと見ながら、こうおっしゃった
 ことがありました。これは一生忘れられないほどを、とても素晴しい
 言葉でした。
  「能里子さんは大学を出ていないことを、コンプレックスを持っている
 けれど、大学は本当に勉強したくて来る人は何人もいないよ。社会に出て
 からの地位とか名誉とか、また収入がよくなるための理由がほとんどだから。
 だから大学を出るために、卒論だけは一生懸命書くけれど、実情は向学心
 のためではない、だから単位だけとれれば良いと、学んだ内容をほとんど覚え
 ていない人が大多数ですよ。わたしは学者になりたかったから、大学で勉強を
 一所懸命やったけれどね。でもその点あなたは偉いよ、だって本当に勉強
 したいのだから、その学んだものをどんどん吸収して、それを実際に役立て
 ている。だからあなたの実力は、大学をいくつも出たくらいの価値は十分
 あるとわたしは思っているし、とても尊敬しているよ」と。
    
  何と嬉しく有り難いお言葉でしょう。
 そのときわたしはこんなに地位も名誉もある大先生から、わたしを最大に
 認めて下さるお褒めの言葉をただき、本当に感激しました。
  そしてそれ以来いつもわたしの心の中に、しっかり内在していた劣等感が
 ほとんど払拭できたのです。今でもこの素敵なプレゼントの大切な言葉は
  「わたしの心の宝石箱」に永久保存していますが、落ち込んだときなど思い出
 しては、自分を勇気づけています。その先生はすでに大分以前に亡くなり
 ましたが、先生はわたしの心の中に今でも生きていらっしゃって、とき
 どきやさしい笑顔で語りかけてくださるような気がします。
  ふり返ってみれば今までに、わたしに「プラスのストローク」を与えて
 下さった方は、有り難いことに数限りなくいましたが、それらの方々は
 わたしのひたむきな向上心を認めたために、きっと勇気づけて下さった
 のでしょう。
                               能里子









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