引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

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出汁とり教室(2009年5月)初夏野菜の三杯酢、ひじきと油揚げの煮物、そらまめのすり流し汁、新生姜め

2009年05月30日 | いんどうさち だしとり教室

今回の出汁とりは、5種。

1種の昆布と4種の削りかつおとの混合出汁、

煮干で1種の5種です。

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さて、鰹節を削ります。

鹿児島県枕崎産・1本釣りの鰹節。

3回かび付けした本枯節です。

わたしの使いかけです。

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桜色、きれいでしょう?

つまみ食いしたくなるでしょう?

この削りたてで、出汁をとります。

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さて、出汁とりです。

ガスレンジに3つの18cmの鍋。

10gの昆布を入れ、水を1リットル加えて火にかけ、

出汁とりをしていきます。

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「出汁をとるとき、ふたをしますか?」

というご質問がありました。

ふたは不要です。

ふたをすると、出汁が生ぐさみを感じるようになります。

また、

出汁が冷めるまでは、ふたをしないでください。

これは、また別の理由も。

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昆布と削りかつお、4種の混合出汁がそろいました。

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煮干の出汁もとり、

5種の出汁が揃ったところで、味見。

約50ccずつ飲み、感想を述べ合います。

1種ずつの味の違いがはっきりとわかり、

「こんなにも、ちがう・・・面白いです!」と、みなさん。

「しあわせ~~」という声も。

のどにすべりこんでいく、旨味のちがい、香りのちがい。

なにも加えない出汁だけの滋味がこんなにも深い、

それを知る、味わえるしあわせです。

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1、真昆布+枯本節の鰹節の削りたて(トップの写真)、

2、真昆布+枯本節「花くらべ」、

3、真昆布+花かつお「だしはこれ」、

4、M県の某社の花かつお

5.煮干

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M産の1本釣り花かつおは、

渋み、酸味が舌に残る味でした。

「味をつけたような・・・」という感想の方も。

こういうことがわかるのは、出汁生活をなさってるから。

そして、子供のころから出汁をとる家庭で育ったおかげ。

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下は、4種の削りかつおと煮干の出汁がら。

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煮干の出汁で、ひじきと油揚げの煮物を煮ます。

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約5分間、出汁煮込みをし(出汁だけで煮込むこと)、

調味料を加えます。

油揚げはゆでて、水けをしっかりしぼってくださいね。

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朝届いた、久松農園の野菜で即席漬け。

材料は、かぶ 、スティック・セニョール、昆布。

かぶは、たてにむいて切りました。

出汁をとった昆布をせん切りしています。

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スティック・セニョール。

ブロッコリーの仲間です。

つぼみだけを摘みとります。

つぼみは、これから育とうとしている部分、

強い生命力を秘めているのですよ。

命のあるものは生で!

即席漬けにして生で食べちゃいましょう。

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出汁をとったあとの昆布、

つぼみ、塩を加えて混ぜ合わせます。

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三杯酢用に、春の生椎茸を焼きます。

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新じゃがは、歯ごたえを残す程度に、さっとゆでます。

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初夏野菜の三杯酢の材料がそろいました。

新じゃが、春の生椎茸、きゅうり、大葉、ちりめんじゃこ。

ちりめんじゃこは、かにでも。かにだとグッと美しくなります。

右は三杯酢。

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そらまめのすり流し汁の下ごしらえです。

その前に、

そらまめの皮のむき方がわからない、

という方、増えています。

豆と豆の間に指を差し込み、

筋をなぞるようにして開ければいいのです。

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そらまめのすり流し汁。

昔ながらの<和のポタージュ>ですね。

ゆでて、

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削りたての鰹節の一番出汁を加えてミキサーにかけます。

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新生姜めし。昨年の出汁とり教室でも、作りました。

再び登場。

出汁が決め手の、1人でも多くの方に伝えたいごはんです。

花かつお「だしはこれ」で炊きました。

6月が旬。どうぞ、お試しください。

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出汁と生姜が合わさったおいしい香りに、頭がクラクラします。

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昨年は、木の芽をあしらいましたが、

今年は、のり。

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大葉を天盛りして脇から三杯酢をそそぎます。

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不揃いの木の芽ですね。    うちの子です(泣)。

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右上は、ひじきと油揚げの煮物。

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「こういうのいただくと、強く感じるんですけど、

会社の食堂、材料の味がまったなく、

料理がどれも死んでる感じで、

食べるのが怖いんです」と、Kさん。

鰹節・削りかつお

1本釣り枯本節の鰹節、

削りかつお「花くらべ」

花かつお「だしはこれ」

取り扱い店=(有)タイコウ

電話03(3533)4834

http://taikoban.chicappa.jp/

北海道・南茅部川汲浜産天然真昆布

取り扱い店=こんぶ土居

電話06(6761)3914

宅配有機野菜

久松達央

http://kazedayori107

コメント (2)
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