引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

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いんどうさち日本料理教室(2009年4月)筍の木の芽和え、若竹煮、筍の味付けてんぷら&山菜のてんぷら

2009年04月12日 | いんどうさち日本料理本科

さて、今回は、筍料理です。

(筍のゆで方は、ブログが長くなりますので、

筍のゆで方として、別枠で、次回に)。

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写真下の山菜は、てんぷらの(たね)材料です。

左から

しどけ、たらの芽、ふきのとう、ぎょうじゃにんにく、こごみ.

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下のほうれん草は、木の芽みその

<青寄せ>用に使います。

久松農園から朝届いたばかりのです。

青寄せ、今回は、作業が多いので、

ほうれんそう2本だけでつくります。

青寄せというのは、練り味噌に

緑の色をつけるためのもの。

木の芽和えといっても、

木の芽だけでは、緑の色はでません。

ちょっぴり手間がかかります。

生徒さん、もしかしたら

2度と作らないかもしれませんけど、

木の芽和えは、四季のある日本ならではの、

そしてほんの短い期間の、

ほんとうに香り高いぜいたくな和え物。

こうして作るんだな、とわかるだけでもいい、

そう思ってます。

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ほうれんそうは、たくさん使えば、緑の色は、濃くなります。

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木の芽は、庭で育ったものです。

これで20枚。葉をつみとっているところ。

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木の芽もすって、

青寄せを加えた練り味噌とあわせ、すり混ぜていきます。

すっていくうち、木の芽のいい香りが漂います。

たまりません。

みんなの手の甲が

すり鉢に向かって伸びてきます。

ちょんちょん、ちょん、と乗せます。

「・・・うーーーん、木の芽の香りぃ・・・」

かならず悶絶します。

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キャベツの即席漬け。

大葉と、みょうがをせん切りして加えてます。

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若竹煮の筍、

昆布と削りかつおの出汁、追いがつおをしてしばらく炊き、

出汁をふくませてから調味料を加えていきます。

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若竹煮のわかめです。

もちろん、鳴門の糸わかめ。

筍を煮含めたら、わかめを同じ鍋に入れ、

味を含ませます。

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炊き込みごはん用の筍と油揚げ。

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天ぷらの衣。

油に火をつけ、適温の170度になる間に

衣を溶きましょう

卵は黄味だけです。

からりと揚げるには、衣はねばりがでないよう、

ささっと混ぜます。

しっかり溶かないでください。

下の写真のように、

小麦粉が残ってる程度ね。

このボウルの下には、

氷水を入れたボウルを穿かせて、います。

衣が冷たいことも、さくっと揚げる条件。

衣の入ったボウル、

火のそばに置かない方がいいですよ。

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下は、味付け天ぷら用の筍。

薄味でさっと炊いて、下味をつけてます。

下味がついているから天つゆはなくてもいいんです。

パーテイなんかのとき、便利ですよ。

(天ぷら、ゆでた筍でも、もちろんいいんですよ)

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小麦粉をまぶして、衣をくぐらせます。

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揚げはじめました。

鍋は、南部鉄。

大勢の納豆汁とかいろんな使い方しますが、

天ぷらにもおすすめ。

厚みがあるので天ぷらにもおすすめ。

温度が一定しているので、上手に揚がります。

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余談ですが、わたしは、鋳物や鉄の道具が好きです。

鍋で鉄分補給をしているせいか、

貧血で倒れるなんてことありません。

現に、鉄の作家で盛清千恵子さんという友人は、

しょっちゅう献血してました。

献血、最近もしてるのかしら。

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うーーーーん、!

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おいひーー!

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揚げ物は、やっぱり、揚げたてがいちばん!

たらの芽のおいしさと言ったら・・・。

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てんぷらのたね。

左から空豆、筍、こごみ、その手前はふきのとう、たらの芽

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木の芽和えです。

材料は、筍、いか、うど。

こういう貴重な料理は、小鉢にちょっぴり盛り、

前菜にするといいですね。

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沢煮椀の材料7種です。

人参、干し椎茸、うど、

ごぼう、豚肉、三つ葉、筍。

三つ葉を意識してせん切りしましょう(笑)。

ちょっと面倒です。

でも、浩美さんという、せん切り得意な方に、

ほとんどおまかせです。

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沢煮椀、ぼやけちゃいましたね。

このお椀も、香り高いお吸物。

香りのある野菜ばかりですものね。

吸い口は、胡椒です。

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筍ごはん。木の芽の葉をつまんで散らします。

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さ、いただきま~~す。

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数人の方が、沢煮椀のおかわりご所望でしたね。

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コメント
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