九州の風来坊

今は自由人で風来坊、何処までも突っ走る男は何処に行くのやら

調整力

2007年03月13日 16時48分13秒 | Weblog
自分の体を最高調に持っていくのは本当に難しい。
この問題は頂点に君臨するスポーツ選手の最大の悩み、この調整力は膨大な理論と経験が物を言う、俺自身陸上のマラソンが好きで見る事が多いが、この調整力で失敗している選手を見かける。
俺自身はそれほどまでに難しい調整力を、20数年間の選手生活の中で失敗した事が無い、どうでも良い大会を練習としてこなし、世界選手権、オリンピック、そして日本選手権等の選考レースでは爆発的な力を発揮する、それはなぜか。
それはすべてが計算された精神と肉体をバランスよく見ていくからだ、数週間前までにこれで良いのかという状態でも、自分を信じレースの当日にぴったり会わせる、自分でもこればかりは言葉に出来ない本能と感覚的な要素が多く含まれる一種の技だ。
現在選手でも無い、ただのオッサンに成りすました俺が選手まがいの調整をしている、改めてその難しさに直面、昨日からパワーに陰りがでて、今日は天候の崩れから強風の中で自分の力が見えない、疲れた体に鞭を打ち極限まで追い込む、足の腱と腰の痛みが苦痛にかわるが完全に無視、肉体は精神がコントロールするもので、この領域まで今の自分が追い込める事を確認した。明日この肉体を完全に休め、レースで最大のパワーが出るようにメンテナンスを施す、これから数日間の調整がうまくいけば自然と結果はついてくる。
無謀にも今回挑戦するツールド台湾のカテゴリーは2,2プロも参加する国際大会だ、レースを長期離れ練習もせず暴飲暴食で過ごした8ヶ月、そして1ヶ月半の練習で何処まで走れるか見ものだ、レース初日のクリテリュームは俺が現役時代にもっとも得意として、USAでも大暴れした種目、爆発的なパワーが必要でこれを乗り越えれば残り数日は完走可能と予測、そして今回の調整は練自分としては良くやった事になる、もしダメなら完全な調整不足となる事だろう、どちらにせよ良いモルモット状態なので、どこまで走れるようになるかこの体で確認する事にする。
ちなみに参加チームは最年少と最高齢のでこぼこキナンチームでの参加だ。