九州の風来坊

今は自由人で風来坊、何処までも突っ走る男は何処に行くのやら

花粉

2007年03月04日 22時35分03秒 | Weblog
ヨーロッパから100円玉を握り締めて日本に帰国、そして転々とした職の中にキコリと呼ばれる職業に従事した事がある、人気の無い寂しい山の中に一人チエンソーの音だけが響き渡る。近くで切ると切った木が倒れ場合によれば仲間を死に追いやる危険な仕事だ、ここでサルに弁当を取られたり、切った足を自分で縫い合わせたり、寒さに絶えるために酒を飲み切って切って切り倒した。調に子乗りすぎ自分で切った木が完全に倒れるのを確認せず、次の木を切った週間に眼に前は真っ暗、そのまま脳震盪だ、打ち所が悪ければそのままあの世行きだった。
そこで山で生きるすべを勉強した、そして今こそこのキコリで身に着けた腕の見せ所だ、俺は金剛山の麓に住んでいるが、この金剛山がクセモノなのだ、杉と檜の宝庫で我が物顔に花粉を撒き散らしやがる、お陰でここ数年は眼、喉が痒い、鼻水、鼻詰まりで睡眠不足と集中力に欠ける、そこで金剛山の檜と杉無償で切り倒してやるから許可を願いたい。