ＭＵＵＲタイヤ

数年前からタイヤのテストを繰り返し、遂に高次元タイヤをパナレーサーとの開発協力により完成した。
本当は俺が競技生活の中で勝つために開発していたのだが、ほんの少しだけ遅かった。
その性能は。
７００×２３Ｃ／２３０ｇマイクロファイル、アラミドビート使用。
耐久性、グリップ、転がり抵抗を重視したロードの決戦仕様、耐サイドカット性、とリム打ちパンク性能も同時に高め、高速コーナーリングでの剛性感も満足のいく仕上がり、その性能はツールでも実証済み。
価格は１本5,
120円

強化合宿

今と昔は大きく違う事に此の頃感じる、その昔強くなる為に金を惜しまず、強くなるまでは欲しがりません良く森師匠が言っていた。
部品の代わりにレースの遠征費とマッサージ、海外では捕食を買うお金が無くハンガーノックに良くなったものだ。ここ数年実業団チームで走って来た俺は色々と考えた。キナンチームはお金は無かったが色々と工夫してレースをこなしてきたし、その他大きなチームは金に任せレースをこなしてきた、だが結果は大きくは違わなかった、それはなぜだろうか？
素質、ヤル気、目標すべてが違うような気がしていた。先日ロード部会で今の弱い選手達をどのように強くするかと言う課題で、連盟に頼らず自分でお金を払っても参加して、日本の代表選手として戦う意思のあるかどうかをＵ２３選手に伝え、個人合宿の案を伝えたところぜひ参加したいという声ばかりが聞かれた。エリート選手の廣瀬敏も同じく参加したい力強い返事が返ってきた、そうだ昔は普通に行なわれていたナショナルチームの合宿、ここで不屈の精神と強靭な肉体を持つ選手達が切磋琢磨して磨きがかけられた特殊な世界、俺は監督としてハンドルを握るが勝負も出来ない情けない選手や、ヤル気の無い選手は見たくない、勝つためには特殊なトレーニングが必要なのだ、４月の初旬に日本を代表になるであろうＵ２３の選手が一同に大阪に集められる、ここで戦えるかどうかを見極める最初の重要な強化合宿になる事だろう。