九州の風来坊

今は自由人で風来坊、何処までも突っ走る男は何処に行くのやら

フルチューン

2007年03月03日 18時24分59秒 | Weblog
MTB選手山口孝徳、俺の故郷が近く、登校を卒業と同時にサイクルワールドに就職して日本の頂点を目指した男。強くなるために一緒に練習をして同じ釜の飯を食べ苦楽を共にした、そしてサイクルワールドを後に一人立ちして競技を続けている、そんな山口を今日久しぶりに走る機会が訪れた。
その昔一緒に走った金剛山も目指す、その間積もり積もった話をしながら、呼吸が荒れ会話も途切れ途切れの俺、小さな坂を超え五条市から大阪側に上り始める。平均勾配10%距離10km、幾らこの所練習をしているとはいえ10km坂は今の俺には?それに山口は日本を代表するMTBの選手でこ冬も練習をしているらしい、こんな奴について行けるはずは無い、だがここは俺も練習だ極限まで行くしかない、上り口で体をスポーツモードに切り替える、そして心構えも出来たところで、山口と数元に頂上まで高速で登るように指示、数元がスピードを上げる、このスピードに一時は切れ気味で追走するが、急勾配で筋力に物を言わせて追いつく、ここからは現役バリバリの山口が激走し始めるが、スポーツモードから攻撃モードにさらに切り替えた俺はぴったり追走、俺の体と頭にはモードスイッチがあり自在に切り替える事が可能なのだ。山口の引くスピードはシーズンそのもの呼吸が苦しいがここで切れるわけには行かない、俺は山口の元師匠だから、そして頂上はどんどん近づく、ラスト2kmスピードが鈍った所で限界モードに切り替え踏めるはずが無いギヤにシフトアップ、山口の視界から俺は瞬時に消えさる。
山口よ気が付け、なぜ8ヶ月も自転車に乗らず体重が10KGも増え、年老いた俺に負けるのかを、これはすべての自転車選手に言いたい事だが、
それは大型エンジンを解体やから拾ってきてターボエンジンを後付けしたからだぞ。それをスペシャリストの手の元でフルチューン、誰にでもできる業。