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きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

福島第一原発 放射能漏れ被害に対応する・・・

2011-03-17 23:35:39 | 原子力発電・放射能汚染・自然エネルギー
福島第一原発 放射能漏れ被害に対応する・・・

東日本大震災で破損された福島第一原発の圧力格納容器。燃料棒貯蔵プール。
放射能漏れは深刻な事態になって、避難指示は半径20km。屋内退避は30km。


被害対応にどう対応するか、各紙が報じている。

それに先立って、昨日(3月16日)、福島県知事がテレビインタビューに原発で避難している県民の要望を聞かれ・・・。
「その前に言いたいことがある。これは決して福島県のだけの問題ではない。日本全国に原発はある。福島県だけが大変だと思わないで、日本全国のことと思いを共有してほしい」
って事を言われていたとこに感激いたしました。

放射線対策 どうすれば
 日本大学専任講師(放射線防護学)野口邦和さん
 東京電力福島原発の放射性物質放出で、政府は周辺地域の住民に避難を呼びかけました。15日には東京でも通常より高い放射線量が測定されています。日本大学専任講師の野口邦和さん(放射線防護学)に聞きました。

◆人体への影響は?
 放射線は体の細胞を傷つけます。浴びた量が多ければ、体内で外敵を殺す役割をしている白血球が減ります。感染症に対する抵抗力がなくなり、最悪の場合は死に至ります。




◆今回、測定された1時間あたり499ミリシーベルトって?
 15日午前に3号機付近で測定された値です。仮に人が10時間いれば半数の人が死ぬような非常に高い放射線量です。普段の生活で浴びるのは年間2・4ミリシーベルト。それに比べいかに高い線量であったかが分かると思います。同日夕には都内でも通常より十数倍高い値を測定しました(最大0・000809ミリシーベルト)。政府は持っている環境放射線データを早く公開してほしいですね。

◆身を守るには?
 屋内退避勧告が出た地域の周辺では、室内に外気を取り入れないようドアや窓を閉め、換気扇やエアコンをつけないようにします。
 避難などでやむを得ず外に出るときはマスクを。ぬれタオルで口元を覆うのも効果的です。放射性物質は髪の毛に付きやすいので帽子もかぶりましょう。皮膚の露出を少なくします。
 服の上からビニールの雨がっぱなどを着て、屋内に入るときに脱ぎ、ビニール袋に入れ、袋の口をしばっておきましょう。
 放射性物質を体内に取り込みにくくする安定ヨウ素剤は、専門家の指示で服用するものです。
 原発から離れた地域で放射線量が高くなった場合-。不要不急の外出は避け、やむを得ず外出するときはマスクや帽子を。室内に入るときは衣類や帽子のチリをよく落としてから入りましょう。髪や顔を丁寧に洗います。




◆天気の影響は?
 放射性物質は微粒子ですから、風に乗って動きます。風下にいる人は注意が必要です。また、放射性物質は雨とともに落ちてくるので、雨にあたらないよう注意しましょう。

「しんぶん赤旗」日曜版 2011年3月20日付より



それにしても、震災の被害に追加して、原発から避難しなければならないなんて阪神淡路では経験しなかったことです。
前出の福島県知事は、「原発の避難指示で行方不明者の捜索もできない。この思いを理解してほしい」と切々を語っておられました。

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福島第一原発は深刻な事態に 東電はもっと情報公開を! 原子力安全委員会などを加えた中立機関で対応を!

2011-03-15 22:48:36 | 原子力発電・放射能汚染・自然エネルギー
福島第一原発は深刻な事態に 東電はもっと情報公開を! 原子力安全委員会などを加えた中立機関で対応を!

福島第一原発の炉心溶融事故に強い憂慮を覚えます。
運転していた1号~3号炉だけでなく、定期点検中だった4号炉も炉心から取り出して冷却中だった燃料棒がプールの水が抜けて放射性物質が漏れているといいます。
爆発した1号炉、3号炉だけでなく2号炉も燃料棒が冷却水から露出しています。
燃料棒は原子炉圧力容器に格納されています。今はこの中に海水を注ぎ込んでいますが、圧力が高く注ぎ込むことに困難になっています。




最新に入った情報では2号炉の格納容器(原子炉圧力容器を囲っている鋼鉄製)に穴があいているとの事です。
1号機の燃料棒の70%が損傷していると事。

放射線量が高いため70人の作業員が交代で注水作業を行っているといいます。




テレビでもいっていましたが、どういう放射線物質か、風向きはどうか、情報公開が必要です。
避難範囲も同心円で一律に20キロとか30キロにしないで、風向きなどで考えるべきと思います。






 【共産党の志位さんが会見】を行っていますが、現在、対応しているのは東電と原子力保安院です。いずれも原子力発電を推進している立場の機関です。
 1999年の東海村のJCOの事故の際には、原子力安全委員会が中心になって対応しました。原子力発電を規制する立場の機関です。
原子力事故の対応のためには原子力安全委員会も対策委員会に入るべきと言います。
 また、被災者や被爆者への対応のためにも、放射線医療研究所の協力を得るべきだといいます。




【政界地獄耳】
原発事故は人災だ


★この震災と原発に対して認識の甘い首相・菅直人が元国交副大臣・辻元清美に災害ボランティア担当首相補佐や、行政刷新相・連舫を節電啓発担当大臣に任命しても事態は全く好転していない。そもそも防災担当相・松本龍、日立出身の国交相・大畠章宏の2人も全く表に出てこない。14日午前、連舫は都知事・石原慎太郎と会談したが、5分で物別れに終わった。官邸の決断力、情報発信力や対策判断を全く信用していないと言いたげだった。
★拍車を掛けるように14日午後、民主党地震対策本部の総会で「原発は大丈夫か」との議員の問いに、国家戦略相・玄葉光一郎は「私の地元だ。専門家から聞いたが、避難10キロで大丈失だという説明だったが、我々の政治判断で念のため20キロにした」と胸を張った。既にその段階は超えているここの内閣が気づいていない。ましてやこの際地元かどうかは関係ない。
★ここに1枚のペーパーがある。07年7月共産党福島県委員会が東京電力宛てに出したものだ。
「福島原発はチリ級津波が発生した際には機器冷却海水の取水が出来なくなることが既に明らかになっている。これは原子炉が停止されても炉心に蓄積された核分裂生成物質による崩壊熱を除去する必要があり、この機器冷却系が働かなければ、最悪の場合、冷却材喪失による過酷事故に至る危険がある。そのため私たちはその対策を講じるように求めてきたが、東電はこれを拒否してきた。柏崎刈羽原発での深刻な事態から真塾(しんし)に教訓を引き出し、津波による引き潮時の冷却水取水問題に抜本的対策を取るよう強く求める」。
同様の質問は国会でも質問し続けられたが、安全だという答弁でかわされ続けた。となればこれは人災ともいえる。
★官邸は完全に情報不全に陥り、唯一の情報発信源であるはずだが、その役割を果たしていない。官邸がこれからの人災を生まないよう強く期待する。(K)

「日刊スポーツ」 2011年3月15日付より転載


希望は、92時間ぶりに75歳の女性が救出されたこと。
南三陸町で1万人と連絡がとれなかったが、2000人の避難を確認したという事です。

希望を持って、生きていきましょう!
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東日本大震災 「福島第一原発の炉心溶融」 各紙の報道の違い・・・

2011-03-13 21:08:04 | 原子力発電・放射能汚染・自然エネルギー
東日本大震災 「福島第一原発の炉心溶融」 各紙の報道の違い・・・

「毎日新聞」
「福島原発 炉心溶融」「建屋爆発、格納容器「無事」」「国内初 海水注入、廃炉も」「原発「安全神話」崩壊」「エネルギー政策見直し必至」「幾重も対策不発」「東電「想定外」繰り返す」「海水利用 決断遅れ」








「讀賣新聞」
「福島原発 建屋で爆発」「炉心溶融の恐れ」「放射能漏れ 90人以上被爆」「水素充満 爆発」「事故レベル「4」」「炉心冷却へ最終手段」






「日本経済新聞」
「原発の炉心溶融」「過熱防止へ海水注入」「政府「格納容器損傷ない」」「避難20キロ圏に」「国内最悪の原発事故」「冷却水不足が原因」「安全の確保急ぐ」






「神戸新聞」
「福島原発で炉心溶融」「原子炉建屋で爆発」「半径20キロに避難指示」「崩れ去る「安全神話」」「対応後手 傷つく信頼」「他国の失敗生かせず」






「産経新聞」
「福島原発で爆発」「炉心溶融 民間人3人被爆」「避難20キロ」「日本の原子力試練」「政府対応、後手に」






「朝日新聞」
「福島原発 炉心溶融」「建屋爆発、90人被爆か」「半径20キロに避難指示」「汚染防止 険しい道」「危機管理 悩む政権」






同じ記事を報道しても新聞社によってかなりのニュアンスが違うことがお分かり頂けると思います。

「毎日新聞」や地方紙の「神戸新聞」は、「「安全神話」が崩壊」を指摘、「エネルギー政策の見直し」などにも言及しています。また、「東電「想定外」繰り返す」、「他国の失敗生かせず」と電力会社と国の原子力政策そのものも批判しています。

「日本経済新聞」でさえ、「国内最悪の原発事故」「冷却水不足が原因」と報道。事故の深刻さを伝えています。
「讀賣新聞」も、「事故レベル「4」」「炉心冷却へ最終手段」と事故の深刻さを伝えています。

「産経新聞」が、「炉心溶融 民間人3人被爆」と被害を少なめに伝え、「日本の原子力試練」と事故を起こした東電や政府の立場で報道しているのは「言わずもがな」ですが・・。


「朝日新聞」が、「汚染防止 険しい道」「危機管理 悩む政権」と擁護の報道をしていることは許すことができませんね。

そうこうしているうちに、福島第一原発の1号炉だけでなく3号炉も「炉心溶融」が起こっているといいます。海水注入による冷却もうまくいっていないようです。
二重三重による安全装置が働くといわれていたが、停電や津波などでどれも機能しなかったといいます。

一刻も早く危機的状態からの回復が求められます。
原発の放射能漏れにより被爆した方々、避難指示で震災と合わせてダブルの困難な生活を余儀なくされておられる方々にお見舞い申し上げます。

また、この際に、原子力政策からの脱却が求められるのではないでしょうか。
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東日本大震災 3月11日午後2時46分、M8.8の未曾有の地震が発生 余震が続いている

2011-03-12 12:11:28 | 政治・社会問題について
東日本大震災(東北地方太平洋沖地震) 3月11日午後2時46分、M8.8の未曾有の地震が発生 余震が続いている
【地震の名称訂正】

観測史上最大のM8.8を記録。その後も午後3時15分にM7.3の余震など続いています。三陸側に津波が押し寄せ、日本列島の太平洋岸へ大津波警報が発令中です。
仙台沿岸に200~300人の遺体が発見されたという情報もあります。

人命の緊急な救助と火災などの被害を食い止める、救助物資やライフラインなどの復旧などが大事です。
今、NHKが安否情報を連続して流しています。
救援に行ける人は行きましょう。行けない人は現地の救援本部と連絡とって、救援物資を送りましょう。


【地震情報(地震の活動状況等に関する情報)】
平成23年3月12日08時15分 気象庁発表
「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について(第8報)、
12日08時00分現在の概要を以下のとおりお知らせします。
*** 地震の概要 ***
発生日時:3月11日14時46分
マグニチュード:8.8(暫定値)
場所および深さ:三陸沖(牡鹿半島の東南東、約130km付近)、深さ約24km(暫定値)
発震機構等:西北西-東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型(CMT解)



地震新聞報道_01
地震新聞報道_01 posted by (C)きんちゃん

地震新聞報道_02
地震新聞報道_02 posted by (C)きんちゃん

地震新聞報道_04
地震新聞報道_04 posted by (C)きんちゃん

地震新聞報道_03
地震新聞報道_03 posted by (C)きんちゃん


マグニチュードは当初M8.4でしたが、M8.8に訂正されています。



【東北地方】


【関東地方】


【近畿・中国・四国】


津波警報が今も発令中です。




【東北】


【関東・中部】


【近畿・中国・四国】


余震は、以後連発しています。





一刻も早い救援活動と、二次災害の防止が求められます。
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奇跡の海を守れ! 山口・上関原発建設を許すな!

2011-03-09 23:00:07 | 原子力発電・放射能汚染・自然エネルギー
奇跡の海を守れ! 山口・上関原発建設を許すな!

 中国電力が強行する上関(かみのせき)原子力発電所=山口県上関町=の建設計画をめぐり、緊張が高まっています。海面埋め立て工事再開に伴い、2月23日には作業員や警備員の暴行で住民ら2人が病院に運ばれる事態も。“瀬戸内の原風景”が残る現地はいまー。 北條伸矢記者





 建設予定地の長島田ノ浦から海を挟んで4キロに位置する離島、祝島(いわいしま)を訪ねました。人口490人。定期船は1日わずか3往復です。
 工事現場を真正面に望む波止場で、50代の女性が話します。
 「工事船が動いたという情報が入り、2月21日の未明、みんなと漁船で現場沖に駆けつけました。目の前に原発を造られてはたまりません。事故が起きたら、私たちは逃げられん」
 建設計画が浮上してから29年。島民の9割が加わる「上関原発を建てさせない祝島島民の会」を先頭に反対運動が続き、計画は立ち往生しています。ハマチやタイの漁場を奪われる島の漁業者は補償金11億円の受け取りを拒否してきました。


祝島 島内デモ千回超で団結!
月曜が定例
 運動の象徴は毎週定例の「島内デモ」です。月曜夜、天候や事情が許す限り実施。これまで1080回以上を数えます。



 「もともと自然発生的に始まった行動です。抗議の意思を確認して情報を共有する。高齢化が進み、最近は“お元気確認”の意味もあるんです」
 こう説明するのは、「島民の会」代表運営委員の山戸貞夫さん(60)です。島民の75%が65歳以上ですが、島おこしの機運も高まっています。
 海路の要所として古くから知られる祝島は、万葉集にも登場。海を渡る祭り「神舞(かんまい)」、路地裏を彩る石積みの練り塀も有名です。
 無農薬栽培のビワ、名産のヒジキに加え、近年は島民が出す残飯だけで育てるブタの放牧も。さらに今年から、島の自立をめざす「自然エネルギー100%構想」が始まりました。太陽光発電、産業振興、原発反対運動への支援を有機的に結びつけた独創的な試みです。
 山戸さんは「悲壮感はありません。原発頼みから脱却する道をみんなで探っています」と語ります。



生態系壊す
 上関町全体の人口は最近30年間でほぼ半減し、現在約3600人。原発建設の是非が町民世論を二分しています。小柳昭さん(84)=元日本共産党町議=が言います。
 「計画が発覚した29年前、原発反対は町議会で私一人でした。その後の各種選挙では、住民の4割が原発反対候補に投票しています。本音は反対、という人も少なくありません」
 「島民の会」も参加する「原発に反対する上関町民の会」の人たちとともに、小柳さんは原発に頼らない町づくりを長年呼びかけてきました。共産党上関支部の田中照久さん(39)が強調します。
 「原発誘致で人口が増えたという話は聞いたことがありません。原発財源でハコモノが増えても、人が住んでいなければ意味がない。原発に頼らない町づくりが大切です」
 原発完成後は、海水温より7度も高い温排水が毎秒190トンも出ます。漁業は壊滅的な打撃を受け、生態系への影響も避けられません。自然海岸が75%(瀬戸内海平均は21%)も残り、“奇跡の海”と称される長島地区の自然破壊が心配です。
 世界に5千羽しかいない希少鳥類カンムリウミスズメ、イルカの仲間スナメリ…。原発建設予定地の周辺には、絶滅が危ぶまれている希少動物が生息しています。「長島の自然を守る会」代表の高島美登里さんが訴えます。
 「原発建設は、生物多様性の宝庫を台無しにします。いま中止させれば、まだ間に合います。全国にも、世界にも支援を呼びかけたい」


上関原子力発電所とは
 上関町長島の西端、田ノ浦に中国電力が建設を計画している原子力発電所。出力137.3万キロワットの改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)を2基設置する予定で、用地面積160万平方メートル中、14万平方メートルが海上埋め立て地です。
 中国電力は2009年10月に埋め立て工事に着手し、同12月、1号機の設置許可申請を提出しました。
 原発建設に対しては、日本生態学会、日本ベントス(底生生物)学会、日本鳥学会が合同で工事の一時中断などを要求。映画監督の山田洋次さん、作家の椎名誠さんら言論文化人、ジャーナリストが昨年(2010年)10月、連名で建設中止を求める「緊急声明」を発表しています。
 日本共産党の市田忠義書記局長は2010年4月、参院環境委員会で上関原発について質問。生物多様性保全にとって「非常に貴重な場所だ」と述べ、「原発の建設計画をやめ、海洋保護区に指定すべきだ」と求めました。
 民主党政権は、前自公政権以上に原発を増設する立場。しかし昨年来の上関原発反対全国署名は100万筆に達する勢いです。民主、自民両党の国会議員らが椙次いで現地を視察する動きも生まれています

「しんぶん赤旗」日曜版 2011年3月6日付掲載


山口県は僕の生まれ故郷。法事などで親戚が集まった時には、上関原発のことが話題になります。
「放射能漏れが起こったら大変」と危機感を持っています。
僕は「それ以上に温排水で環境が変わることが問題」と訴えています。

原発の建設予定地の長島は本州の上関と橋でつながっています。しかし、祝島は一日3往復の定期船しかありません。
もしもの時には逃げる手段がないんです。

ぜひとも建設中止にさせないといけませんネ。
コメント (9)
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