きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

国民の期待担って 比例当選議員に聞く① 紙智子さん(58)

2013-08-02 17:45:21 | 参院選・知事選(2013年)
国民の期待担って 比例当選議員に聞く① 紙智子さん(58)
TPP阻止 共同さらに


参院選では、JA青森中央会から共産党の選挙区候補を推薦してもらい、群馬県のJAにったみどり、岩手県宮古市の3漁協からも熱い期待のメッセージが寄せられました。北海道でも、首長や農協組合長など50人を超える方から期待の声が寄せられ、支援の輪がこんなにも広がった選挙戦は初めてです。



活動地域の北海道、東北、北関東11道県の比例票は110万3570票で前回から36万票以上増やしました。その背景には、とりわけTPP(環太平洋連携協定)交渉参加や、原発問題、憲法問題への危機感があったと思います。
25日には、「オール北海道」の反対運動を無視したTPP交渉参加に抗議する総決起大会が札幌市で開かれました。雨の中集まった7000人の、安倍政権に対する強い怒りを感じました。
TPPの条件闘争は論外です。米など重要5品目を関税撤廃の例外にするのが無理ならと、品目を絞り込む動きもありますが、とんでもないことです。
参院で11議席になったことで、議案提出ができるようになりました。一方で自民党も議席が増えています。安倍政権を暴走させないため、国民運動と、国会の中で一致点に基づく共同をどう広げるかも課題です。これらの条件を生かして、TPP参加は何としても阻止したい。
東日本大震災からの復興は、まだこれからです。被災者の医療、介護の負担減免制度を復活させ、必要な公的支援を国の責任でやらせなければいけません。住宅問題も切実で、復興住宅の建設を早く進めていきます。
福島第1原発事故は、大量の汚染水を処理できず、収束どころではありません。福島県民約15万人が今も避難しています。津波や放射能汚染で、自分の農地を離れざるを得なくなった福島県の米農家の青年が「それでも、俺は農業が好きだ。農業を続けたい」と語ったのがよみがえります。
帰還困難区域の財物賠償基準が低すぎる問題や、生業や産業、風評被害の賠償など、まだ途中です。3期目も、被災者に寄り添いしっかり取り組んでいきます。
参院議員の任期は6年。長期的な視野で、農業再生に向けた建設的な政策を打ち出したい。農業分野での自然エネルギーの取り組みや、価格政策などで、対決するだけでなく大いに対案を示す、そのためにふさわしい調査、研究活動に力を尽くします。
議員団に30代を含めフレッシュな風が入りました。それぞれの魅力、持ち味を生かして頑張りたいと思います。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2013年7月28日付掲載


兵庫県でも今回の参議院選挙で、JAやJFの方々とはずいぶんと共同や対話が進みました。でも、残念ながら推薦の決議までにはいたっていません。
TPPの交渉が本格化する中、さらなる対話や共同が求められるのでしょうね。
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国民の期待担って 新参議院議員に聞く③ 京都選挙区・倉林明子さん(52)

2013-08-02 17:33:18 | 参院選・知事選(2013年)
国民の期待担って 新参議院議員に聞く③ 京都選挙区・倉林明子さん(52)
暴走と対決やる気満々


15年ぶりに改選数2の京都選挙区で議席を獲得しました。選挙区で初めて勝利を経験したという若い人たちが涙を流して喜んでくれ、勝つことが支援してくれる方々のエネルギーとなり激励となることを実感しました。



自共対決の構図が鮮明になった選挙でした。それだけに自民党の暴走と対峙できるのは共産党しかない、という切実な期待がかつてなく大きく広がりました。
街頭で訴えていても知らない人が「憲法守って」「原発ゼロにして」などと次々と声をかけてくれるんですね。「アッコ、アッコ」ってコールもわきおこりました。
演説会も選挙戦がすすむにつれ、どんどん参加者が増えて過去最高の入りという状況になりました。初めて共産党の演説会に参加したという方がたくさんいて、そういう方がまた支持を広げてくれ、草の根から広がっていきました。
消費税増税を止めてほしいという願いは切実です。京都市の2桁の商店会で支持・推薦をしてくれ、保守的な業界団体からも推薦決議を上げていただいた。増税ストップを言っている共産党に、比例でも選挙区でも伸びてほしい、という期待をひしひしと感じましたね。
改憲の問題では、京都の自民党、民主党のどちらの候補者もごりごりの「ウルトラ改憲派」なんです。この問題でも共産党と倉林しかないという声が上がり、私自身も改憲派に議席を独占させてなるものか、と闘志がわきました。
日本共産党への期待の高まりを恐れ、他党派や京都財界、知事、京都市長ら総がかりの反共攻撃がやられました。しかし、旗振れど踊らずで、反共では縛りがかからない状況になっていたんです。
民主党にいたっては、自民党や公明党に票を回してと依頼したことが表面化しました。野党が与党に票の「おねだり」をするという見苦しさが、逆にマイナスになったんじゃないでしょうか。
やはり日本共産党がぶれずに主張し、自民党政治に対決してがんばり抜いていることを、卑劣な反共攻撃があっても府民はちゃんと見てくれたんだと思います。
いよいよ国会での活動です。府民の声を集め、首長とも一致できる問題では、協力・信頼関係をつくって、国会とのパイプ役として役立ちたいです。
改憲阻止、消費税増税ストップなど公約にかかげた大きな課題が緊迫した状況です。これからが本番。切実な期待に応えて「はたらくぞー」って、やる気満々です。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2013年7月26日付掲載


先代の京都選挙区選出の参議院議員は西山登紀子さん。1992年で初当選(48才)、1998年に再選された時は54才。52才の倉林さんは年齢的にもいいですね。
雰囲気は登紀子さんとはまた違いますが、倉林カラーを出して頑張ってほしいと思います。
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