兵庫県 憲法県政の会の学習交流会が開かれた
住民主人公の地方自治を考える・・・
1月26日(土)午後1時30分から、神戸市立新長田勤労市民センターの大会議室で開かれました。
200人以上が県内各地から参加しました。

開会あいさつ 田中耕太郎 posted by (C)きんちゃん
最初に、憲法県政の会代表幹事の田中耕太郎さんが開会あいさつしました。

あったか神戸をつくる会 連帯 posted by (C)きんちゃん
引き続いて、あったか神戸をつくる会から連帯のあいさつがありました。

岡田章宏神戸大学大学院教授講演_01 posted by (C)きんちゃん
そして、本日のメイン。兵庫県自治体問題研究所理事長で神戸大学大学院教授の岡田章宏さんが講演しました。

岡田章宏神戸大学大学院教授講演_02 posted by (C)きんちゃん

岡田章宏神戸大学大学院教授講演_03 posted by (C)きんちゃん
【岡田章宏さんの講演】
レジメの抜粋を掲載しておきます。
はじめに
今、なぜ地方自治改革(「地方分権」改革・「地域主権」改革)か
発端は、80年代初頭の臨調行革。メザシの土光さん。
「官から民へ」「国から地方へ」
国民生活にかかわる国の責任を放棄して地方に丸投げるって事。
1、グローバリゼーションの進展と地方自治体
(1)グローバリゼーション「暴走する資本主義」
モノだけでなく、カネやヒト、情報も動く時代に。
転機は70年代初頭のオイルショック
(2)地方自治体の役割
①住民生活
②地域経済
2、地方自治制度の再編
(1)地方自治体の基本構造:権威主義的体制の構築
首長と議員を選挙で選び、両者が相互にけん制しあいながら住民の多様な意見を反映するという「二元代表制」を壊して、首長に権限を集中するという危険な議論がある。
(2)大都市制度のあり方:財源・権限の集中
道州制や大阪都構想など
(3)住民自治制度の「拡充」:政策遂行の「正統性」の確保
3、住民主人公の地方自治の構築にむけて
(1)民主主義に関わる実態の変化
①「個人」:相対的弱者が自らの苦境を政治的な問題として主張できずらくなっている
②「企業」:グローバル市場で活動する企業の政治的力が飛躍的に増大している
③「政治」:社会の関心や利害を反映させる能力を喪失している
(2)「出口」を求めて
①「自己責任」という呪縛(じゅばく)から解放の道筋公的支援を受ける者と行う者(公務労働者)との連携の可能性
②「熟議民主主義」の可能性
「合意」をめざす「熟議民主主義」
多様な個人・団体との相互了解の主体的な再構築
「個人」が抱える矛盾を正確に捕捉し、「企業」に依存することなく自律的に解決の道筋を発見しうる新たな「政治」の力の構築。
手間のかかることだが、今、世界のトレンドになっている。

01_ゼロこねっと posted by (C)きんちゃん
休憩の後、各界から発言。まず、原発ゼロをめざす青年の団体、ゼロこねっとです。

02_こども病院連絡会 posted by (C)きんちゃん
県立こども病院のポートアイランド移転に反対する、こども病院連絡会から。

03_兵庫電力の会 posted by (C)きんちゃん
兵庫電力の会から。

04_伊丹の会 posted by (C)きんちゃん
伊丹の会から。

05_高校学区問題 posted by (C)きんちゃん
県立高校の学区編成問題に取り組む、西宮の新婦人の方。

06_灘区の会 posted by (C)きんちゃん
灘区の会から。

07_子どもの医療費問題 posted by (C)きんちゃん
子どもの医療費無料化問題で新婦人県本部から。

08_丹波の会 posted by (C)きんちゃん
丹波の会から。

行動提起 石川康弘_01 posted by (C)きんちゃん
最後に、神戸女学院教授の石川康弘さんが行動提起をしました。

行動提起 石川康弘_02 posted by (C)きんちゃん

行動提起 内容_01 posted by (C)きんちゃん
「憲法どおりの日本をつくろう」「憲法どおりの日本をめざそう」で一致すること。

行動提起 内容_02 posted by (C)きんちゃん
「憲法が輝く兵庫県政をめざす2000人の集い(仮称)」を、4月26日(金)夜、神戸文化大ホールで成功させる。

行動提起 内容_03 posted by (C)きんちゃん
県に向けた要求の整理(むずかしく考えない、わが町のこれを応援して欲しいなど)。

行動提起 内容_04 posted by (C)きんちゃん
『ウィーラブ兵庫』①~⑤は今も活用できる。

行動提起 内容_05 posted by (C)きんちゃん
憲法県政の会へメールアドレスの登録を。
メール:info@kenpo-kensei.com
ブログ:http://we-love-hyogo.typepad.jp/
公式HP:http://www.hyogo-kenpo-kensei.com/
ツイッター:https://twitter.com/kenpokensei

行動提起 内容_06 posted by (C)きんちゃん
インターネット選挙解禁の動き。

行動提起 内容_07 posted by (C)きんちゃん

行動提起 内容_08 posted by (C)きんちゃん
2009年の知事選をふりかえって・・・
田中耕太郎49万2140票、得票率31.16%(過去最高)、井戸氏108万7279票(69%)は過去最低。
岡田さんの話しは、地方行政が本来担うべき住民への教育や福祉が、大企業の経済活動優先のために、いかに削られてきたか、歴史をさかのぼって検証してくれました。
そして今、橋下維新の会や自民党、民主党などが進めている「自己責任論」や「道州制」「大阪都構想」などなど、より大企業が活動しやすくなる環境を推し進める危険があります。
だからこそ、「自己責任論」という呪縛(じゅばく)から国民・住民を解放させていく闘いが重要になってきます。
公的支援をうける人々と、公務労働者との連携。おたがいにつながっていくことが大事です。
また、「熟議民主主義」と言うそうですが、国民・住民が抱える問題を、国政・行政の側が把握してケアしていけるようなことが求められています。
個人個人が思っていることも、要求していることも多様化しています。
兵庫県でも、それに応えるだけの運動を構築していきたいですね。
住民主人公の地方自治を考える・・・
1月26日(土)午後1時30分から、神戸市立新長田勤労市民センターの大会議室で開かれました。
200人以上が県内各地から参加しました。

開会あいさつ 田中耕太郎 posted by (C)きんちゃん
最初に、憲法県政の会代表幹事の田中耕太郎さんが開会あいさつしました。

あったか神戸をつくる会 連帯 posted by (C)きんちゃん
引き続いて、あったか神戸をつくる会から連帯のあいさつがありました。

岡田章宏神戸大学大学院教授講演_01 posted by (C)きんちゃん
そして、本日のメイン。兵庫県自治体問題研究所理事長で神戸大学大学院教授の岡田章宏さんが講演しました。

岡田章宏神戸大学大学院教授講演_02 posted by (C)きんちゃん

岡田章宏神戸大学大学院教授講演_03 posted by (C)きんちゃん
【岡田章宏さんの講演】
レジメの抜粋を掲載しておきます。
はじめに
今、なぜ地方自治改革(「地方分権」改革・「地域主権」改革)か
発端は、80年代初頭の臨調行革。メザシの土光さん。
「官から民へ」「国から地方へ」
国民生活にかかわる国の責任を放棄して地方に丸投げるって事。
1、グローバリゼーションの進展と地方自治体
(1)グローバリゼーション「暴走する資本主義」
モノだけでなく、カネやヒト、情報も動く時代に。
転機は70年代初頭のオイルショック
(2)地方自治体の役割
①住民生活
②地域経済
2、地方自治制度の再編
(1)地方自治体の基本構造:権威主義的体制の構築
首長と議員を選挙で選び、両者が相互にけん制しあいながら住民の多様な意見を反映するという「二元代表制」を壊して、首長に権限を集中するという危険な議論がある。
(2)大都市制度のあり方:財源・権限の集中
道州制や大阪都構想など
(3)住民自治制度の「拡充」:政策遂行の「正統性」の確保
3、住民主人公の地方自治の構築にむけて
(1)民主主義に関わる実態の変化
①「個人」:相対的弱者が自らの苦境を政治的な問題として主張できずらくなっている
②「企業」:グローバル市場で活動する企業の政治的力が飛躍的に増大している
③「政治」:社会の関心や利害を反映させる能力を喪失している
(2)「出口」を求めて
①「自己責任」という呪縛(じゅばく)から解放の道筋公的支援を受ける者と行う者(公務労働者)との連携の可能性
②「熟議民主主義」の可能性
「合意」をめざす「熟議民主主義」
多様な個人・団体との相互了解の主体的な再構築
「個人」が抱える矛盾を正確に捕捉し、「企業」に依存することなく自律的に解決の道筋を発見しうる新たな「政治」の力の構築。
手間のかかることだが、今、世界のトレンドになっている。

01_ゼロこねっと posted by (C)きんちゃん
休憩の後、各界から発言。まず、原発ゼロをめざす青年の団体、ゼロこねっとです。

02_こども病院連絡会 posted by (C)きんちゃん
県立こども病院のポートアイランド移転に反対する、こども病院連絡会から。

03_兵庫電力の会 posted by (C)きんちゃん
兵庫電力の会から。

04_伊丹の会 posted by (C)きんちゃん
伊丹の会から。

05_高校学区問題 posted by (C)きんちゃん
県立高校の学区編成問題に取り組む、西宮の新婦人の方。

06_灘区の会 posted by (C)きんちゃん
灘区の会から。

07_子どもの医療費問題 posted by (C)きんちゃん
子どもの医療費無料化問題で新婦人県本部から。

08_丹波の会 posted by (C)きんちゃん
丹波の会から。

行動提起 石川康弘_01 posted by (C)きんちゃん
最後に、神戸女学院教授の石川康弘さんが行動提起をしました。

行動提起 石川康弘_02 posted by (C)きんちゃん

行動提起 内容_01 posted by (C)きんちゃん
「憲法どおりの日本をつくろう」「憲法どおりの日本をめざそう」で一致すること。

行動提起 内容_02 posted by (C)きんちゃん
「憲法が輝く兵庫県政をめざす2000人の集い(仮称)」を、4月26日(金)夜、神戸文化大ホールで成功させる。

行動提起 内容_03 posted by (C)きんちゃん
県に向けた要求の整理(むずかしく考えない、わが町のこれを応援して欲しいなど)。

行動提起 内容_04 posted by (C)きんちゃん
『ウィーラブ兵庫』①~⑤は今も活用できる。

行動提起 内容_05 posted by (C)きんちゃん
憲法県政の会へメールアドレスの登録を。
メール:info@kenpo-kensei.com
ブログ:http://we-love-hyogo.typepad.jp/
公式HP:http://www.hyogo-kenpo-kensei.com/
ツイッター:https://twitter.com/kenpokensei

行動提起 内容_06 posted by (C)きんちゃん
インターネット選挙解禁の動き。

行動提起 内容_07 posted by (C)きんちゃん

行動提起 内容_08 posted by (C)きんちゃん
2009年の知事選をふりかえって・・・
田中耕太郎49万2140票、得票率31.16%(過去最高)、井戸氏108万7279票(69%)は過去最低。
岡田さんの話しは、地方行政が本来担うべき住民への教育や福祉が、大企業の経済活動優先のために、いかに削られてきたか、歴史をさかのぼって検証してくれました。
そして今、橋下維新の会や自民党、民主党などが進めている「自己責任論」や「道州制」「大阪都構想」などなど、より大企業が活動しやすくなる環境を推し進める危険があります。
だからこそ、「自己責任論」という呪縛(じゅばく)から国民・住民を解放させていく闘いが重要になってきます。
公的支援をうける人々と、公務労働者との連携。おたがいにつながっていくことが大事です。
また、「熟議民主主義」と言うそうですが、国民・住民が抱える問題を、国政・行政の側が把握してケアしていけるようなことが求められています。
個人個人が思っていることも、要求していることも多様化しています。
兵庫県でも、それに応えるだけの運動を構築していきたいですね。