きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

わくわく惑星 新発見② 予想外の惑星系が次々

2012-02-16 23:24:34 | 科学だいすき
わくわく惑星 新発見② 予想外の惑星系が次々

 灼熱の巨大ガス惑星「ホットジュピター」の発見は続きます。太陽に似た星を調べれば第2の太陽系が見つけられるのではという期待を裏切るように、発見されるのは、太陽系とはかけ離れた惑星系ばかりです。太陽系のような惑星系、そして地球のような惑星は珍しい存在なのでしょうか。
 実は、直接惑星そのものを探すのではなく、惑星が主星に与える影響を予測して間接的に探す方法では、太陽系とはかけ離れた「ホットジュピター」が見つかりやすいのです。巨大な惑星ほど主星への重力の影響が大きく、主星のふらつきが大きくなるためです。
 太陽に似た星に太陽系と同じような惑星が見つかることを期待していた天文学者は、この予想外の結果に驚くばかりでした。



巨星をまわる惑星の想像図(提供 国立天文台)

 一方で、太陽とは異なるタイプの星にも惑星系が見つかります。2003年、国立天文台岡山天体物理観測所では、巨星の周りの惑星を発見しました。日本で最初の系外惑星の発見です。これも間接的な方法で探したものです。
 巨星は太陽の10倍ものサイズと、2~3倍もの質量を持つ大きな星で、やがて太陽も年老いるとふくれあがってこのような星になります。このような巨星の周りの惑星もまた次々と発見されます。惑星を持つのは太陽と同じタイプの星ばかりでないようです。
 系外惑星は、直接発見できないのでしょうか。また、地球サイズの惑星の発見は不可能なのでしょうか。恒星の周りの惑星を直接見分けるためには、より細かいものを見分けられる性能を持つ大望遠鏡が必要になります。また、地球の大気のゆらぎは細かいものを見分ける邪魔をしてしまうので、宇宙望遠鏡が威力を発揮します。
 2008年、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した画像の解析から、ついに恒星の周りをまわる惑星の姿が直接発見されたのです。

(国立天文台天文情報センター専門研究職員 小野智子)(金曜掲載)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2012年2月10日付掲載


ホットジュピターではありませんが、巨大な惑星というと、漫画家・松本零士氏の「銀河鉄道999」のいちエピソード「大四畳半惑星の幻想」を思い出します。
主人公の鉄郎が降り立った惑星は地球の何倍もの大きさ。広大な土地に、「地球で住んでいたアパートの四畳半なんてどこにもあるではないか・・・」という事でした。

「銀河鉄道999」のような地面のある巨大惑星が発見されるかどうかはわかりませんが・・・。宇宙の主流は木星や土星のような巨大で大地を持たない惑星か、それとも地球や火星、金星のような大地をもつ惑星が主流なのか・・・

今後の観測精度の発展に期待されますね・・・

コメント
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