きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

わくわく惑星 新発見③ ついに見えた!惑星の姿

2012-02-21 22:39:39 | 科学だいすき
わくわく惑星 新発見③ ついに見えた!惑星の姿

 2008年、ハッブル宇宙望遠鏡による観測ではフォーマルハウト(みなみのうお座)に、そしてハワイにあるケック望遠鏡とジェミニ望遠鏡による観測ではHR8799(ペガスス座)に、それぞれ惑星が発見されました。
 いずれも、惑星の直接撮影に成功し、発見できたものです。宇宙望遠鏡だけでなく大型望遠鏡の完成で、このような詳細な観測がここ数年で可能になったのです。



惑星が見つかったフォーマルハウト (C)NASA、ESA、ほか

 ハッブル宇宙望遠鏡が捉えたフォーマルハウトの画像からは、星の周りにドーナツ状の巨大な塵の円盤が広がっていることがわかります。この円盤の外側にある惑星候補の天体が、2年の間に公転しているような動きを見せていました。
 HR8799には、3個の惑星が発見されました。この天体を02年に観測していた国立天文台の「すばる望遠鏡」では、かつての撮影画像を詳細に見直した結果、三つのうち一番外側にある惑星を改めて確認できました。
また、1998年のハッブル宇宙望遠鏡による撮影画像にも、この惑星が写っていました。10年には四つ目の惑星も発見されています。
 フォーマルハウト、HR8799、両者の共通点は、星の周りに塵の円盤(原始惑星系円盤)が存在していることです。いずれも誕生から数千万年程度の太陽よりもずっと若い星で、惑星を作る材料の塵がまだまだ残っていることから、見つかった惑星がまだ成長段階にあることが考えられます。
 すばる望遠鏡では、最新の観測装置を使って、この原始惑星系円盤を直接撮影し、その形の特徴からまだ塵の向こうに潜んでいる、できたてほやほやの原始惑星を捉えようとしています。
(国立天文台天文情報センター専門研究職員 小野智子)
(金曜掲載)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2012年2月17日付掲載



宇宙望遠鏡や大型望遠鏡の開発で、ついに惑星を直接観測できるようになったのですね。複数の望遠鏡で観測して、ある望遠鏡で発見したら、別の望遠鏡のデータと参照してみるとそこに映っているという事もあるのですね。
見逃していた惑星を別の望遠鏡で発見して、改めて確認すると写っていたことがこれからたくさん出てくるのでしょうね。
とにかく根気強くやることです。

惑星の観測データが蓄積されると、そのスペクトルなどのデータから、その惑星の元素構成や大気、温度などもわかってきて、生物が生存しているかもしれない惑星も発見できることを期待しています。
コメント
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