きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

これでわかる健康診断④

2010-06-05 08:48:06 | 健康・病気について
これでわかる健康診断④

がんなどの早期発見・治療を!
【さまざまな健診・検診】


いろんな健診・検診がありますが、年1回くらい受けていますか?
いままで、健診はなぜ受けるのか、健診結果の見かた、異常、精密検査を言われたら…とお話ししてきましたが、最終回は、健診・検診の受け方としてまとめてみます。
大きく分けて、三つあると思います。
◆自治体や職場で
1つ目は、住民健診、職場職域健診、がん検診です。
住民健診は、自治体などが行っている、受診者の費用負担の少ない、特定健診・特定保健指導などです。特定健診が保険者に義務づけられ、自治体の国民健康保険課などが実施するものです。
それに健康増進課などがしている、がん検診(肺がん、大腸がん、前立腺がんなど)が一括してやられる場合、その他に、乳がん、胃がん、子宮がんなど別個に行われるものもあります。
それと、企業などに勤めている人が職場で受ける職場職域健診があります。これは年齢などにより、また企業の考えにもよりますが、内容は、人間ドック的レベルのものから、身体測定と尿検査だけ(これで職員労働者の健康を守っているとはとても言えないレベル)のものまであります。
労働安全衛生法では、職場健診が、義務づけられていますが、アリバイ的にしているとしか思えないレベルのものもあります。有害作業の職場では特殊な健診もありますので、ぜひ受けてください。


健診の種類
内    容
特定健診・
特定保健指導
身体測定、腹囲、採血、尿など
職場健診・
職域健診
身体測定、腹囲、採血、尿、胸部レントゲン、心電図、胃レントゲン、腹部エコーなど
がん検診肺がん、乳がん、胃がん、大腸がん、子宮がん、前立腺がんなど
人間ドック身体測定、血液、尿、腹部エコー、心電図、胃レントゲン、便潜血など、がん検診含む
臓器別検診脳ドック(頸動脈エコー含む)、肺がんCTなど




◆人間ドックなど
二つ目に、人間ドックなどの全身を網羅する健診・検診です。
自治体健診、職場健診には含まれない項目などの採血検査や、眼圧、眼底(特定健診には一部含まれる)、腹部エコー検査、それから、がん検診にあたる、胃レントゲン、便潜血検査(大腸がん)、子宮がん(頸部、体部)などがあります。

◆臓器特異的な健診
三つ目は、脳ドックなど、臓器特異的な健診です。比較的若い人に発症することもある、くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤、動静脈奇形の発見や、年齢が進むと無症候性の脳梗塞などの発見に役立ちます、今後は、高齢社会になり、脳の委縮度などから、認知症などの健診に役立つ可能性があります。
それから、胸部単純レントゲン写真では、どうしても分からない、肺がんを見つける(早期に見つけないと治癒できない肺がんが多い)CT検査による肺がん検診があります。ヘビーな喫煙.者、建設労働者などアスベスト暴露歴のある職業従事者などを重点にして、いかに早く治癒できる肺がんを探し出せるかになります。

◆胃がん検診は
最近、胃がん検診では、レントゲンでなく、初めから胃内視鏡検査での検診や、採血(ペブシノーゲンやヘリコバクターピロリ抗体)でスクリーニング(ふるい分け)を行い、委縮性胃炎や胃病変を起こしやすいピロリを持っている方々をピックアップし、胃ファイバースコープ検査で胃がんがあるか無いか診る検診もあります。
受ける検査がいやで、がん検診をしない方もいるでしょう。いろんな検査法が開発されていますので、医療機関に相談なさってはいかがでしょうか。
(おわり)
「しんぶん赤旗」日刊紙 2010年5月28日付


僕の職場では、表の職場健診のレベルと希望に応じて、胃カメラ、前立腺がん、乳がんなどの健診が受けられます。
検査で異常や精密検査があった時のフォローもやってくれています。
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