久しぶりにブログ更新です。
とにかく年末というのは、やることがたくさんあります。
締切を延ばしてきた原稿に決着をつけ(やっと災害史終了!いろんなアプローチを試してみたいと思っていましたけど、結局追い詰められるままに勢いでまとめてしまった。校正で少し補足修正せねば……)、来年度のシラバスを書き(来年度はコマ数が3~4倍になる)、送っていただいていて読めていなかった抜刷に返事を認め(皆さんごめんなさい。ちゃんと書けなかった人もいます)、年賀状を送り(今年は350通は書いた)、あとは大掃除(今日から開始!)、そして除夜の鐘で締めくくり(毎年、地元の友人たちが駆けつけてくれるので、懐かしい話に花が咲き、私は後半は仕事放棄状態になってしまいます)。いつの間にやら年明けとなります。
しかし、年が明ける前から、新年の忙しさ、きつさが分かっているというのも嫌ですね。1月は三宝絵研究会の報告(長谷寺縁起における伐採抵抗の話になりそうです)、2月は歴博共同研究の報告(避けたいところですが、そうもいっていられません。中国の宗教文化との関係から、中臣や卜部の成り立ちを再考する方向でまとめられるかどうかですね)と方法論デリダ講読会の担当、5月は神田明神と将門に関する講演(将門の首塚がなぜ千代田にあり、神田明神に祀られることになるのか。兵法の関係からも考えたい)、6月は古代文学会の報告(中澤さんと環境論をめぐる対論です。人間にあるのは、殺生をめぐる後ろめたさか快楽か。環境倫理に関する近代の言説も扱いたいと思っています)、7月は中国の夢信仰に関する輪講(『周氏冥通記』と敦煌の解夢書、道宣の感通経験などが主な対象です)と、新しく取り組まねばならない課題が山積です。ぼくは準備に1ヶ月以上かけるタイプなので、夏休みまでほとんど休む間がありません。この間、通常の校務や原稿の締切も入ってくるので、機会をいただけることに大いに感謝する反面、少しゆっくりと物事を考えたい……という希望もあります。院生の頃は時間があって良かったなあ。ま、とにかく順々にやってゆくしかないですね。学問は快楽ですから、休むことなく何かを問い続けることほど、喜悦のときはないともいえます。
また、ちょうど1年前くらいでしょうか、仲間と環境/文化研究会という新しい集まりをたちあげ、多くの方々にご賛同をいただいて、その後、隔月の例会開催も軌道に乗ってきました。来年1月には関西例会もスタート、3月には関西・関東合同の合宿も行われます。多様な分野から自由に環境に取り組む研究会を持つというのは、『環境と心性の文化史』準備会以来の念願でしたので、方法論と同じく、大事に育ててゆきたいと思っています。方法論がいろいろな意味でキツキツの会(その分学問的喜びは大きかったりするのですが、それにたどり着くまでの道のりが険しい)なので、こちらはもっと余裕をもって、細く長く維持してゆくつもりです。雑誌や論集を作るとなると、とたんに疲弊してきますからね。
このブログも、9月に再開して後、とぎれとぎれですが何とか続けてきました。研究会のコメントなどが多くなっていますが、「書かねば!」と思ったネタがうまくまとめられす、先送りになってしまっていますね。最近でも、韓国のES細胞捏造事件など、以前言及した手前、書くべき問題がかなりあったのですが、ほとんど立ち消え状態となっています。一生懸命読んでくださっている方もいるようで恥ずかしいのですが、こちらはもう気負わずに、気の向くままに書き散らしてゆくつもりでおります。来年は、まずは正月ドラマの批評でしょうね。どうかご容赦をいただき、またお付き合いください。
とにかく年末というのは、やることがたくさんあります。
締切を延ばしてきた原稿に決着をつけ(やっと災害史終了!いろんなアプローチを試してみたいと思っていましたけど、結局追い詰められるままに勢いでまとめてしまった。校正で少し補足修正せねば……)、来年度のシラバスを書き(来年度はコマ数が3~4倍になる)、送っていただいていて読めていなかった抜刷に返事を認め(皆さんごめんなさい。ちゃんと書けなかった人もいます)、年賀状を送り(今年は350通は書いた)、あとは大掃除(今日から開始!)、そして除夜の鐘で締めくくり(毎年、地元の友人たちが駆けつけてくれるので、懐かしい話に花が咲き、私は後半は仕事放棄状態になってしまいます)。いつの間にやら年明けとなります。
しかし、年が明ける前から、新年の忙しさ、きつさが分かっているというのも嫌ですね。1月は三宝絵研究会の報告(長谷寺縁起における伐採抵抗の話になりそうです)、2月は歴博共同研究の報告(避けたいところですが、そうもいっていられません。中国の宗教文化との関係から、中臣や卜部の成り立ちを再考する方向でまとめられるかどうかですね)と方法論デリダ講読会の担当、5月は神田明神と将門に関する講演(将門の首塚がなぜ千代田にあり、神田明神に祀られることになるのか。兵法の関係からも考えたい)、6月は古代文学会の報告(中澤さんと環境論をめぐる対論です。人間にあるのは、殺生をめぐる後ろめたさか快楽か。環境倫理に関する近代の言説も扱いたいと思っています)、7月は中国の夢信仰に関する輪講(『周氏冥通記』と敦煌の解夢書、道宣の感通経験などが主な対象です)と、新しく取り組まねばならない課題が山積です。ぼくは準備に1ヶ月以上かけるタイプなので、夏休みまでほとんど休む間がありません。この間、通常の校務や原稿の締切も入ってくるので、機会をいただけることに大いに感謝する反面、少しゆっくりと物事を考えたい……という希望もあります。院生の頃は時間があって良かったなあ。ま、とにかく順々にやってゆくしかないですね。学問は快楽ですから、休むことなく何かを問い続けることほど、喜悦のときはないともいえます。
また、ちょうど1年前くらいでしょうか、仲間と環境/文化研究会という新しい集まりをたちあげ、多くの方々にご賛同をいただいて、その後、隔月の例会開催も軌道に乗ってきました。来年1月には関西例会もスタート、3月には関西・関東合同の合宿も行われます。多様な分野から自由に環境に取り組む研究会を持つというのは、『環境と心性の文化史』準備会以来の念願でしたので、方法論と同じく、大事に育ててゆきたいと思っています。方法論がいろいろな意味でキツキツの会(その分学問的喜びは大きかったりするのですが、それにたどり着くまでの道のりが険しい)なので、こちらはもっと余裕をもって、細く長く維持してゆくつもりです。雑誌や論集を作るとなると、とたんに疲弊してきますからね。
このブログも、9月に再開して後、とぎれとぎれですが何とか続けてきました。研究会のコメントなどが多くなっていますが、「書かねば!」と思ったネタがうまくまとめられす、先送りになってしまっていますね。最近でも、韓国のES細胞捏造事件など、以前言及した手前、書くべき問題がかなりあったのですが、ほとんど立ち消え状態となっています。一生懸命読んでくださっている方もいるようで恥ずかしいのですが、こちらはもう気負わずに、気の向くままに書き散らしてゆくつもりでおります。来年は、まずは正月ドラマの批評でしょうね。どうかご容赦をいただき、またお付き合いください。
ハンドルネームは「ナルト」からとりました。苗字とは関係ありません(笑)。
新年明けましておめでとうございます。賀状は失礼して、私は今年はたぶん寒中見舞いになると思いますので、とりあえずこちらで失礼をば。
それにしても、すさまじき仕事内容で、こんな過密スケジュールの原因をひとつ・・・おっとひとつではなかった!!・・・加えてしまって、ほんとうに心苦しい限りです。
それでもどうかめげずに、映画やゲームの記事もお書きくださいますよう。楽しみにしております。『キングコング』第一作を500円DVDで見たので、新春はぜひ『キングコング』忠実リメイク版を観たいところです。『実践の倫理』という過激な内容の本がどうやら動物と人との関係に言及しているようなので読みたいところです。
では、また!
○旧作コングのDVD、いいですねえ。ティラノサウルスとの戦いは伝説的、モデルアニメーションの金字塔です。ハリーハウゼンがオマージュを捧げたくらいですからね(イノさん編のご本に寄せた「神話とCG表現」、ちょっとデータが古くなったので書き直さないといけませんね)。正月ドラマの『八犬伝』は異類婚姻=究極的異文化理解が削ぎ落とされてしまっていたので、新作『コング』には「これぞ!」というところをみせてほしいです。
○ゲームのコメント、せっかくカテゴリーは設けてあるのに書いてませんが、『大神』が発売されたらレヴューしますよ。『ワンダと巨像』もなかなかですが、まだあまりプレイしていません。
○『実践の倫理』はピーター・シンガーですね。動物の権利。権利という概念自体が、人間の秩序への取り込みですけど、西洋中世の動物裁判とあわせて考えたい問題です。
とにかく、お題をたくさんいただいていますので、順々にクリアしてゆきたいと思っております。どうぞお見捨てなきよう……。