く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<北野天満宮> 瑞饋祭(ずいきまつり)のハイライト「還幸祭」華やかに

2013年10月05日 | 祭り

 【ずいき神輿と鳳輦・牛車の行列、北野界隈を雅に巡行】

 京都の秋祭りの先陣を切る北野天満宮の瑞饋祭(ずいきまつり)。その最大の見どころである還幸祭が4日行われた。1日の神幸祭で西ノ京の御旅所に奉安されていた「ずいき神輿」が北野界隈を練り歩き、鳳輦(ほうれん)や牛車の行列も3時間余をかけて天満宮まで巡行した。最終日の5日には「后宴祭(ごえんさい)」が行われ、八乙女(やおとめ)による田舞が奉納される。

 

 瑞饋祭は神輿の屋根を里芋の茎であるズイキで葺くことからその名が付いた。神輿全体も赤ナスやユズ、唐辛子、ユバなどの乾物類で色鮮やかに飾り立てられる。ずいき神輿を中心とした祭りはすでに室町時代には行われていたという。もともとは天満宮の神人(じにん)たちが余暇に自作した作物に草花を飾り付けて天神様に五穀豊穣を祈願したことに始まる。最盛期には8基のずいき神輿があったそうだが、今では西ノ京の1基だけになってしまった。

  

 この日、ずいき神輿は行列よりひと足早く午後零時半に御旅所を出発した。行列は獅子舞を先頭に太鼓、馬上の神職、導山、松鉾、梅鉾と続く。その後にも牛車、鳳輦、御幣持、宮司が乗る馬車……。沿道の人たちは魔よけのため獅子舞に頭をかんでもらっていた。中には行列に向かって丁寧に手を合わせてお辞儀する年寄りも。子ども用の小さなずいき神輿にも盛んに声援が送られていた。

 

 

 午後4時、神輿と行列が京都最古の花街として知られる「上七軒」の緩やかな坂道を上がってきた。上七軒は天満宮の東門に通じる。この春、電柱地中化が完成したため、すっきりした町並みに変わっていた。沿道はカメラを手にした観客であふれんばかり。お茶屋さんの前にはきれいに着飾った芸妓(げいこ)・舞妓さんたちも。カメラマンは神輿と行列の撮影に加え、きれいどころもカメラに収めようと大忙しだった。


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