く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<角島大橋> エメラルドグリーンの海に架かる人気スポット

2017年09月20日 | 旅・想い出写真館

【全長1780m・通行無料、島のシンボルは円筒形の角島灯台】

 山口県下関市豊北町(ほうほくちょう)にある離島角島と本土を結ぶ角島大橋。全長1780mで、17年前の2000年に完成した。通行料無料の離島架橋としては沖縄の伊良部大橋(3540m)、古宇利大橋(1960m)に次ぐ長さ。エメラルドグリーンの海に架かるこの長大橋は山口県内有数の観光スポットとして人気を集めている。かねて一度訪ねたいと思っていたが、別府~小倉への旅行を機にようやくその願いがかなった。

 訪れたのは台風18号が過ぎ去った直後の9月18日。台風一過の好天に恵まれ、祝日(敬老の日)ということもあって、角島大橋を遠くに望む国道191号沿いの道の駅「北浦街道豊北」はマイカーやツーリングの観光客でにぎわっていた。角島大橋は緩やかに弧を描きながら、響灘と日本海の海流が出合う海士ケ瀬(あまがせ)を跨ぐ。一帯は北長門海岸国定公園の景勝地の一つで、大橋は自動車のテレビCMのロケ地にもなっている。角島に向かう橋の中ほど左手には鳩島という無人の小島が浮かぶ。

 

 

 角島の名は2つの岬、牧崎と夢崎が牛の角のように突き出している地形に由来するという。この島は2005年公開の映画『四日間の奇蹟』(佐々部清監督)の舞台になったことでも知られる。西北端には島のシンボル、総御影石造りの角島灯台が立つ。明治政府のお雇い外国人リチャード・ヘンリー・ブライトン(1841~1901)が設計し、約140年前の1876年(明治9年)に初点灯した。レンズの直径は259cmもあり、国内の灯台で使用されているレンズでは最大規模。このレンズを使っている灯台は「第1等灯台」と呼ばれ、全国に5カ所しかないそうだ。角島のほかは犬吠崎(千葉県銚子市)、経ケ岬(京都府京丹後市)、出雲日御碕(島根県出雲市)、室戸岬(高知県室戸市)。

 

 角島大橋を様々な角度から堪能し、角島灯台も訪ねた後は海岸そばの懐石・海鮮料理店「齋座 わ田(さいざ わだ)」で腹ごしらえ。この日のメニューは台風でしけた影響だろう、イカやサザエ、イクラなどがピラミッド状に積まれた「海鮮丼」の一品のみ。まず頂上部を土佐醤油で刺身として頂き、次いで細かく刻んだ山積みの刺身を崩し、たれと卵黄をかけてどんぶりとして頂く。そして最後はレンゲの胡麻だれに出汁を加え茶漬けに。一杯で三度の味わい方が楽しめる海鮮丼はなかなか美味で食べやすく、これも角島の忘れがたい思い出の一つになった。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« <奥能登探訪㊦> 朝日も夕... | トップ | <別府地獄巡り> 海→坊主→... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿