く~にゃん雑記帳

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<全日本実業団女子駅伝> ユニバーサル完勝、1区からトップ譲らず独走

2012年12月16日 | スポーツ

【2位デンソー、3位第一生命、4位ワコール、5位豊田自動織機】

 16日行われた第32回全日本実業団対抗女子駅伝(愛称「クイーンズ駅伝in宮城」)は、東日本大会を圧倒的な力で制し優勝候補の筆頭に上げられていたユニバーサルエンターテインメントが予想通りの強さを発揮し初優勝を飾った。1区から1度もトップを譲らない完全優勝だった。2位争いは競技場までもつれ込む接戦で、2位にデンソーが入り、3位第一生命、4位ワコールと続いた。昨年優勝の第一生命の連覇はならなかった。

 ユニバーサルは1区で青山瑠衣がスターツの土井友里永との激しいトップ争いを制し区間賞の快走を見せると、2区中村萌乃も区間賞を獲得して3区のエース新谷仁美につないだ。3区は最長区間(10.9km)で各チームともエース級を投入。新谷はワコールの福士加代子に区間賞を譲ったものの区間2位と期待通りの走りを見せた。この時点で2位との差は35秒だったが、外国人選手も走る最短4区で、フェリスタ・ワンジュグが区間賞で2位以下に1分30秒を超える大差をつけた。さらに体調不安が伝えられた5区の那須川瑞穂も区間3位と好走し、アンカー永尾薫が余裕を持って逃げ切った。

 デンソーは昨年3区で区間賞を獲得したエース杉原加代を1区に起用したが、左足痛で万全な練習ができなかったのか、区間14位と出遅れた。しかし2区小泉直子が区間2位と好走して順位を大きく上げ、さらに最終6区で石橋麻衣が区間賞の快走で5位から一気に2位へ。第一生命は連覇ならなかったものの、1区田中智美と2区横沢永奈がともに区間3位と健闘、アンカー垣見優佳も区間2位の走りで3位に押し上げた。

 最長3区の主役は今年もワコールの福士加代子だった。9人抜きの劇走で順位を一気に2位まで引き上げた。3区では福士、ユニバーサルの新谷に続いて、積水化学の清水裕子が区間3位、豊田自動織機の小林祐梨子が4位、パナソニックの吉川美香が5位と、各チームのエースが上位を占めた。ワコールは5区の高藤千紘も区間4位と健闘した。3区に次ぐ長距離区間の5区(10km)で区間賞を獲得したのは天満屋の重友梨佐だった。

 5~8位には豊田自動織機、天満屋、大塚製薬、しまむらが入った。昨年2位のパナソニックは9位、最多優勝回数を誇る三井住友海上は11位、双子の宮内洋子・宏子姉妹を擁する京セラは12位だった。ダイハツは木崎良子が5区で区間2位の好走を見せたが、6区中里麗美の不振が響き19位に沈んだ。野口みずきを擁するシスメックスは25位だった。

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