経済を良くするって、どうすれば

経済政策と社会保障を考えるコラム


 *人は死せるがゆえに不合理、これを癒すは連帯の志

1/18の日経

2014年01月18日 | 今日の日経
 今日の社説は「年金の辻つま合わせは限界」だが、「保守的に」などと言って、意図的に成長率などを低く見積もったら、いたずらに低い年金水準を示すことになる。消費増税で成長が腰折れすると言うのなら、まだ分かるがね。低成長になっても、代替率50%を神聖視しなければ、保険料の維持も問題ない。

 代替率50%がどうしても欲しければ、66歳からもらいなさいと説得すれば良い。課題は、ニッセイ研の中嶋邦夫さんが1/16に指摘したように、スライドが5年以内になる場合の対応などテクニカルなものにとどまる。日経は、意図的に低くし、実態が上回ったら、保険料率を下げさせるつもりかもしれないが、それが「良識」ある国会議員の声なのか。

(今日の日経)
 外国人の就労拡大検討。専業主婦・甘い誘惑超え羽ばたく。訪日外国人が需要下支え。景気は増税超え回復続く。月例・増税前需要膨らむ、消費者心理に陰り。国富が5年ぶり増加。百貨店、地方は減収。大機・東京都の三セク・夢風。

※「日本の理想」は専業主婦の免除から低所得者の免除へ変えるものである。※円安で物価が上がっているのだから、消費者心理が陰るのも当然。ニッセイ研の斎藤太郎さんの1/17の「家計の物価上昇は4%台」の指摘には、越えるべき課題の大きさを改めて知らされた。

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