kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

鳩に餌を与えないでください、とは書いてはいないけど・・・

2014年08月15日 | 
8月15日。終戦記念日である。
この日を迎えると、いやが応でも自分の年を意識せざるを得なくなる。
というのも、69年前、その一か月半前に、この世に生を受けたからである。

平和をつくる人になるようにと、母が名付けてくれた名の重さを改めて思う。
平和を願う人になったものの、つくる人の側にはならなかった。

で、平和の象徴とされる鳩である。
もう煙草は吸わないが、聖書、ノアの箱舟の逸話に出てくるオリーブの葉を咥えた鳩のデザインの「ピース」。
これだけ嫌煙モードになっている今、「ピース」を吸ったとしても平和な気分になれるのは、本人だけではないのか。

近所の公園に住みついているドバトは、つねにおなかをすかせている。
たまにおじさんが、パン屑を投げると、争奪戦である。
生存競争が激しく、とても平和の象徴とは思えない。

子どもの頃、伝書鳩を飼育していて、統率のとれた行動に心動かされたものだが、
ドバトにはその気配すらない。

ブログ「気がつけば82歳」の美海さんは、終戦前夜のブログにドバトが地面の餌を探し続ける写真をのせ、
当時の日本の姿を重ねていた。
図らずも自分が同じ日に撮った公園のドバトの写真に、思いを馳せてしまった。

「猫に餌をやらないでください」という区の看板があったはずなのだが、いつの間にかそれも無くなった。
糞公害に悩まされる近隣の住人にとっては「鳩に餌をやらないでください」の看板があってもいいと思うのだが・・・

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
文化の違いは歴然 (6944)
2014-08-16 06:29:10
フランス・エジプト・中国・・・世界を見渡せば鳩に餌をやる国、「高級料理」にしてしまう国さまざまである。

6944は鯨を食べるのは嫌いでありフランス人がジビエ好みなのに違和感を覚える。だから鳩を食べる話は苦手である。1914年9月、アメリカの動物園で最後のリョコウバトが死亡した。 これにより、アメリカリョコウバトが絶滅した。 食料に供するとこうなる典型例。

昨今の神社仏閣の多くが、糞害(憤慨)に懲りて建物にフェンスをはり「鳩に餌をやらないでください」の表示をしている。趣旨はもっともだが興ざめでもある。

平和のための鳩との共存。折り合いをつけたいものだ。鳩の写真。簡単なようで難しい。爺のカメラを構え地面にへばりつくような姿を想像したのは失礼だったか。

基一の朝顔、脚のついた陶器の台です。サイズは幅25センチ、高さ8センチといったところ。もとは五月飾りの台として作りましたが、今は仏壇前に置き、線香立てに流用してます。



返信する
鳩肉が美味だとは考えたくもない (kazu)
2014-08-16 18:09:56
6944さんへ

ジビエねえ、随分昔、奥鬼怒の湯西川温泉で、鹿肉を食べましたが、あまり違和感はありませんでした。
ま、あえて食べたいとは思いませんが・・・

アメリカリョコウバトの話、初めて知りました。
イラストでしたが、キジバトよりきれいですね。
乱獲はいけません。

鳩の写真は確かにローアングルですから、はいつくばって撮ったように見えます。
タネを明かせば、石段の下からのアングル。

この暑いのに、はいつくばる気力はありません。
でも、考えてみれば、獲物を狙う猫目線ですね。

返信する

コメントを投稿