果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

水やり&ライムライス、そしてカレーの香りが!

2020年08月10日 21時05分27秒 | 日記・エッセイ・コラム

梅雨明けからは打って変わって高温注意報!
毎日の水やりが日課となる。
必ず頭に浮かぶのは宮沢賢治の「水汲み」という詩。
北上川が運んできた砂が堆積した農地での水汲み。
砂に吸い込まれ、熱い日差しにあっという間に蒸発、
そんな状況の畑に何度も何度も水を運ぶ。
農的労働の単純さの繰り返しの中で、一瞬の美や想像力が賢次にはある。
それを詩の中で表現する事で、成り立つのが農民としてというか、
農民にしかわからない芸術性を持った自然の動きだと想像する。
今の時代は川に水を汲みに行かなくても、バルブをひねれば水が出る。
でも重たいホースを引きずって、暑さに耐えるみかんやレモンに水をやり、
自分自身も暑さに耐えているなか、見えない風の流れを見る。
海蛇には見えないけれど、燕が飛んでいくように私には見える。

前回のブログで紹介したライムアイスコーヒー
微妙なおいしさを感じるにはやはり五感が必要だと思い、あれこれと試している。
当たり前だが、ご飯に絞ってかけてみるとレモンと同じで爽やかライムライス
暑さの中でのご飯にはレモンと違った香りでよくマッチする。
そして名前も韻を踏んでいていいかなと。
こんなこと書くとまた誰かに持って行かれそうであるので、
検索をしてみると、すでにクックパッドにあるではないか。
またしても人の考える範疇だと、さえない応用力に嘆く。
ちょっと気分転換に、アイスコーヒーに落下したベルガモットの輪切りを
遊び心いっぱいでのせてみる。
不思議!、アイスコーヒーからほのかにカレーの香りが!
はてさて私の鼻がおかしいのか?
まだまだあれこれ試してみようと思う。

河合果樹園

焼き鮭にライムとベルガモットを添えてみた。

うまく合体した風味はやはり異次元。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 待望の梅雨明けと無農薬ライム | トップ | ツクツクボウシの別名と好手 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記・エッセイ・コラム」カテゴリの最新記事