果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

流行と山下清展:さまざまな岩

2016年10月09日 12時01分14秒 | 日記・エッセイ・コラム
10月1日の百儂人まつりにわざわざ足を運んで頂いた皆様、
本当にありがとうございました。
この場にて、お礼を申し上げます。

極早生みかんの収穫はそろそろ折り返し地点。
無農薬レモネーディアの肥大のアクセルも徐々に増していきそうだ。
河合果樹園になぜか、今の時季のグリーンレモンで作ったレモン酢の苦情が。
販売していないのにおかしいと思ったら、他の産地だった。
レモン酢は基本的にある程度熟していないもので作ると、やはりぴったりこない。
提案する側と生産現場とのミスマッチなのだが、流行に乗っかってしまったことの弊害か。
やはりレモンであれば黄色くなって果汁が増えたものがベスト。

レモネーディアは中身は進んでいて果汁が豊富なのでうまくいく。
フードオアシスあつみ山田店やカルミアの山安さんでは、
レモン酢レモネーディアバージョンを実際に展示販売をしてくれている。
某出版社からはトマト酢やタマネギ酢の本も出てきたので、
当分、農産物×酢のブームは続くだろう。

豊橋美術博物館で10月23日(日)まで開催されている、
放浪の天才画家山下清展が好評を博している。
円熟期の貼り絵は目を見張るほどの緻密さで、
貼り絵とは思えない色彩の融合が訴えてくる。
自身が持ち続けていた興味の完済は、
河合果樹園の北側にある奇岩立岩のペン画を見る事だった。
晩年に取り組んだ、東海道五十三次・二川のペン画が立岩になっているのだ。
題は「さまざまな岩」、その構図は河合果樹園のまわりで彼が目に焼き付けたとしか思えない。

昭和39年から、取材旅行を始めたとあるので当然、私もこの世に生を受けていた。
そう思うと妄想家の私はタイムスリップしてしまいそう。
絵の中に見える橋は、豊川用水のものだと思う。
この地域で何を書こうか迷ったあげく、山下清が画いた立岩。
新幹線豊橋~浜松間で見る事ができます。





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