果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

令和元年と船旅と山に抱かれて

2019年05月03日 09時42分43秒 | 日記・エッセイ・コラム
令和になり、初めてのブログである。
まず、令和の意味をしっかりと記憶しなければ・・・。
首相官邸で発表されたものを備忘録としてここに書いてみる。
「春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように
一人ひとりが明日への希望とともに、
それぞれの花を大きく咲かせることができる、
そうした願いを込め、決定した。」

令和と言う言葉は万葉集の”梅花の歌”から採用されている。
私のいる生業にも大きく希望の花を咲かせることになってほしいと願うばかりである。

暖かさに後押しされて、もうすぐ露地みかんの花が咲くというステージになってきた。
今年は花付きは多く、希望の花は大きく実を結んでくれるのだろうか。
農夫の心配事はつきないが、新元号に少しでもあやかり気持ちは前向きにいきたい。
新たなる船に令和と刻み、よどみなく新しい船旅をしてみよう。
今年も自然栽培園を少し拡張する予定。
まだまだそこまではかどらないけれど、なんとか計画したところまで!

インスタグラムを始めて今日で257投稿となった。
いろいろな意味でほんの少しのみそぎとして始め、
毎日愚作の一句を詠むことを新たなる自分に課し、「美」と言う物を感じている。
宮沢賢治の「農民芸術とは、農民が明るく楽しく生きるための農業のあり方です。
労働以外に学問や美的感覚を磨き、農業発展に役立てる。」
それを意識したわけではないが、なぜか自然の中に身を置くと、
同じような感覚になってくるから不思議だ。

独りよがりかも知れないが、どんどんめくれるテロメアに無情を感じている。
ふと!小椋佳の曲が頭に浮かぶ。
「山に抱かれて」いい歌詞だと思う。

山に抱かれて 木々を愛し 風にとけて 生きてみよう


果てしない 大空 遥か彼方に
呼吸する 星達 数え切れない
限りない 不思議さ 無口な自然
命ある 営み 計り知れない

君は ほんの少しの 後ろめたさも無く
山や川や緑と 話が出来ますか
君は かけがえのない 友を思うように
風や水や光の 話を聞けますか

山に抱かれて 自然らしく 自分らしく 生きて行こう


果てしない いさかい 続く彼方に 
踏み砕く 命は 数え切れない
限りない 欲望 見失う夢
消え行く 美しさ 計り知れない

君は 生かされている 嬉しさを感じて
花や木々や木の実に 挨拶出来ますか
君は 一緒に暮らす 仲間の優しさで
虫や鳥や魚の 命を抱けますか

暮らしに澱む 濁り憎み 夢の陰り 追い払おう
心に潜む 愛いとしみ 自分らしさ 追いかけよう

山に抱かれて 木々を愛し 風にとけて 生きてみよう
山に抱かれて 自然らしく 自分らしく 生きて行こう

河合果樹園








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