<o:p> </o:p>三百代言（さんびゃくだいげん）・・・
――わずかな金銭で動く低級な弁護士。転じて口先で人をごまかす者を卑しめていう。口の上手い者に対して批判的な意味合いで用いられることが多い。
（漢籍からでなく、明治初期にできた純和製四字熟語）―――<o:p></o:p>
衆院選公示日が4日と決まり、目の前に迫ってきました。
不誠実な既存各党・分裂新党・寄せ集め新党とも、それらの代表たちは街頭演説に、メデイアの討論番組出演と多忙を極めているようです。<o:p></o:p>
すべてを視ているわけではありませんが、やはり若干の関心事として覗き視をしてしまいます。<o:p></o:p>
あまりにも多党化しているため、メデイアは放送の場所設定に苦労しているようです。 さらに時間の関係から発言に制限があり、深い内容を聞くことができません。<o:p></o:p>
政治屋の常で、カメラの前では他人がしゃべっていようがなんだろうが、己の意見をまくし立てます。けっきょく騒音になって他人の発言も自分の意見も視聴者には解ってもらえません。
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このたびの討論で目立つことは、自党の政策を詳しく述べるより他党の政策をやっつける発言が多いように見えます。<o:p></o:p>
党の幹部クラスの街頭演説もいわゆる「ネガティブキャンペーン」化しています。<o:p></o:p>
特に「脱・卆原発」を唱える発言者に対しては、「年限を切っても空論にすぎない・・・」とか「絵に書いた餅だ」とか「日本経済をだめにする」などなど、立て板に水のように反論する「ナニワの人」が目につきます。
他人の意見がそうであれば、自分の意見も空論それ以上のものであることに気がついていません。あげくの果てには「自分は地方の首長として行政の実績がある」と誇らしげに言って相手の反論を封じ込めようとします。<o:p></o:p>
まさしく傲慢で「三百代言」を地で行っている人が、そこに居たりするのです。
