かるさんのgooブログ <北国たより>

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脚下照顧(きゃっかしょうこ)――北の国の昨今、その①

2007-04-23 21:46:00 | インポート
題名の四字熟語は「自分の足もとを良く見直して、反省してみることが大切である」という意味だそうです。

統一地方選挙の第2ラウンドが終わりました。
相変わらずの泣き笑いもようの結果が放映されています。

北の国のこのたびの選挙の目玉は、なんと言っても「夕張市長選挙」でした。
ご存知の通り夕張市は、全国で初めて「財政破綻自治体」と認められ、一躍有名?な地域になりました。

提出した「財政再建計画」は血反吐も出ないほど厳しいもので、目標年数までにその借金が返済できるのかどうかも危ぶまれるところです。

道内はもちろん、全国的に見ても夕張市に負けず劣らずの「財政破綻」を抱えながら、今のところ紙一重で命脈を保っている自治体が数多くあるとのことです。

「鶏口牛後」の例えの通り、一番を勝ち取った?夕張市は全国の注目を集め、国や道をはじめ全国から「励ましや応援、援助」の手が伸べられています。
善意はありがたいのですが、中には??のつく応援や行動がなされたりしていて、いささか笑止の感がぬぐえません。

さて、一番を勝ち取った夕張市はともかく、これから出現するであろう多くの「財政破綻自治体」に、今後これほどの関心や応援がなされるだろうかどうか?注目されるところです。

ですが、たぶん二番手、三番手以降は、だれも見向きもしなくなる・・・というのがこの国の常の姿のような気がするのです。

それにつけても、自治体の為政者はもちろん、そこに住む市民一人々が日頃から「自分たちの足元を見直して、反省をして」居れば、夕張市民のように「塗炭の苦しみ」を味合うことが無いのでは・・・と思うこのごろではありますし、
私たちの日常生活においても「脚下照顧」の四文字を忘れてはならないことのように感じます