かるさんのgooブログ <北国たより>

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「天国」とか「極楽」とかのこと

2007-09-09 19:38:00 | インポート
  
台風9号は東日本を見事に縦断し、8日北の国を通り去り消滅しました。
台風が真上を通ったにもかかわらず、この北の国、当地での被害は予想したよりも少なくて済みました。

それにしても多かれ少なかれ被害を被った被災地のみなさまに心からお見舞いを申し上げるところです。

台風一過の空はいつものことながら穏やかな日差しが戻り、強風、豪雨の日々からみれば、まるで天国か極楽を思わせるような感がしてなりません。

そんなことを想いながら、ことさら信仰心がある訳でも無いのに「天国」とか「極楽」って何だろうかと、辞書を開いてみました。いろいろなことが記してありますが、
「天国」・・・苦難の無い楽園、比喩的に心配や苦しみの無い理想的な世界。

「極楽」・・・きわめて安楽な場所や境遇。
と言った解説が目につきました。

話しが飛躍します。
いま中央、地方を問わず「役所の腐敗ぶり」が大きな問題となっています。日々暴かれる「社会保険庁」のデタラメぶりは甚だしく、聞くほどに怒りが心頭に達します。

このいたるところでのお役人のデタラメぶりは、なにも今始まったことでなく、長年にわたって指摘されてきたのですが、国民の怒りが大きなうねりとならず、いつもうやむやにされて来ました。

血のにじむような思いで納めるいわゆる「血税」を、まるで己の持ち金のように無駄使いをし、挙句の果ては「私服に入れる」ことまでするに至っては・・・この世もすでに終わりかと思わずには居られません。

そのこともさることながら、役人の世界でのそう言った「怠慢、悪徳行為」が、多くの場合不問に付されるかもしくは公にされず、庇い合いながらこっそりと内部処理されていることに驚きます。

さらに問題を嗅ぎつけてするどく迫る報道陣に、殆どの渦中のお役人は「知らなかった、説明の必要無し、無言・・・」で押し通します。
多くの場合、そこには職務への責任感、人としての矜持が見られません。

民間の企業ではとっくに「懲戒解雇、裁判沙汰」になるだろう事例でも、お役人の場合はほとんどそれが適用されていません。

まさにお役所というところは、そこに働く人々にとって「天国か極楽」に他ならない・・・と思ったりするのです。

私たち庶民が本当の意味での「天国・極楽」で安住するためには、日頃からの絶え間のない監視の目と小さな行動が必要なのかな?などと思いながら、台風一過の青空を眺めたこの日です。

「台風-青空-天国・極楽」と三題話しになりました。