ラグビーW杯・イギリス大会で「さくらジャパン」の活躍が目覚ましく、フアンは湧きに沸いています。
格上の「南ア」と「サモア」を破って、強さを見せつけてくれました。
わが国では「野球」「サッカー」「バレーボール」が盛んで、比較して「ラグビー」はそれほど一般的に注目されていません。
ラグビーは、激しく「肉弾相打ちながら、長時間」の動きとなりますから、相撲以上に身体的に危険が伴います。
サッカーと違って、以前は通年試合するというわけでなく、冬期間だけのプレーが常識でした。
したがって、ラグビー経験者や一部の熱狂的な人以外には、フアンとしての広がりが無かったのでしょう。
ですがここへ来て猫も杓子も「五郎丸」フアンを強調しています。
高校生時代の体育のメニューに「ラクビー」が取り入れられていました。
ラクビー部の同級生を中心に二つに分かれ、体育の先生に怒鳴られながら果敢に試合をしたものです。
その時の体育着は何だったのか? いまのようにカッコ良い「ジャージ」なんてありませんから、それぞれが体育の時間にふさわしいズボンか短パンだったのでしょう。
「ズボンにバンド(ベルト)はするな、家から親のネクタイを持ってきてバンド(ベルト)代わりにせよ」と言われて実行したことを鮮明に憶えています。
ネクタイをバンド(ベルト)代わりにするのは、動きに力みが出たときとか、引っぱられたときに、ネクタイの真ん中の縫目が切れて、身の安全が保たれるという理由のようでした。
昨今の小中学校の運動会でも、「棒倒し」や「本格的騎馬戦(相手を落とし崩す)」などは禁止されているようです。
それが良かったかどうかは別にして、運動会での上記のメニューで「殴る、蹴る、スクラムを組んだ頭の上に飛び乗る」なんぞはあたりまえのことでした。
それでも、不思議なことに鼻血を流す程度で、大きな怪我も無かったように記憶しています。
若いころから、グビー試合のTV報道を心待ちにし、贔屓のチームの前進には、身体をゆすりながら「行けェ~~、行けえ~っ!!」と思わず声を張り上げてしまうのは、青春時代のそんな教育を受けた所以かと、いまつくづくと思っているところです。
「さくらジャパン」の、長年積み重ねてきた努力に敬意を表し、いま一段上へのランク付けを切に願う、きのう今日なのです。