かるさんのgooブログ <北国たより>

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早すぎる逝去 

2015-02-28 18:29:52 | 日記

・・・時代小説作家「火坂雅志」の訃報・・・

 

<川崎市の河畔での少年の早すぎる死はさて置くとして・・・・>

きょう(2月28日)の朝刊に、時代小説作家「火坂雅志」の訃報が小さく載っていました。「急性すい炎」により先26日、58歳の若さで亡くなったとありました。

視力の弱い私には目に留まらぬほどの記事でした。

 

 

氏は、大学卒業後は、編集者として出版社に席を置きながら執筆活動を続けていました。

1988年に「花月秘拳行」でデビュー、初期のころは「伝奇性の強い作品」が多かったのですが、吉川英治文学新人賞候補となった「全宗」で注目され、近年は大型時代小説を矢継ぎ早に発表しました。

 

「覇商の門」「黒衣の宰相」「天地人」「黄金の華」「虎の城」などなど・・・・

「天地人」は中山義秀賞を受賞し、2009年のNHK大河ドラマの原作となりました。

短編でも秀作が多く「利休椿」「羊羹戦争」などは好きな作品の一つになっています。

 

つい最近「真田三代記(上・下)」が文庫本として出版され、楽しみに読み始めたところでした。

2016年のNHK大河ドラマが、真田三代記を基にした?「真田丸」と決まっているようです。

 

同年代で氏と交流が深いようでした「乙川優三郎」と共に、これからもたくさんの作品で私たちを楽しませてくれるだろうと期待していたのですが・・・・『火坂雅志』の突然で早すぎる死を悼むところです。