盛岡の街へ入るころは、すっかり陽も落ちてお腹も空いて来る時間になりました。
街の中心地にある「石割桜」を車窓から眺めながらホテルへ入ることになっていましたが、もう暗くてなんだかよくわからないままホテルへ到着です。
岩沼市からこの盛岡市までほぼ200kmほどもある長い距離です。
翌日(2日目)は、市街地を流れる北上川を渡りながら、盛岡から弘前まで、高速道路を使って約150kmの行程です。
朝食も早めに、夕べ見損なった「石割桜」を車窓から眺めます。
盛岡地方裁判所の庭にある、巨大な花崗岩の割れ目から、直径1.4mほど、樹齢360年もの「エドヒカンサクラ」が枝をのばしています。
その昔は南部藩の分家にあたる「北監物」の屋敷庭だったとか。
街中から高速道路へ一路青森県は弘前市へひた走ります。
道路の左側には「岩手山(2038m)」が雪をかぶってどこまでもついてきます。
安代ICから左へ、十和田、碇ヶ関を過ぎて大鰐・弘前ICで降りて弘前市内へ入ります。
いつものことながら「お花見ツアー」の日程は難しいものがあります。狙いをつけて一ヶ所だけの観桜ならなんとかなりそうですが、あちこちと欲張っても、けっきょく全部が満足できません。
こんかいのツアーも宮城県あたりまではほぼ満開に近かったのですが、それ以北は開花寸前か蕾のまま・・・というありさまです。
最北の地、青森・弘前公園も開花2~3日前と言った感じで、風景を眺めながら「咲いたあ~~」と頭の中でイメージしながらの公園内散策となりました。
さしも桜の名所「弘前城公園」も、開花を前にしてはあの人混み混雑も無く、比較的ゆっくりとできました。