かるさんのgooブログ <北国たより>

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「独り相撲」の果てに

2010-07-01 22:00:00 | インポート

「独り相撲」・・・相手にかまわず、自分だけが気張って事をすること。
広辞苑の解釈の一つにこうあります。

朝青龍のいなくなった相撲界を白鳳が「独り横綱」として頑張っています。
そんな「日本相撲協会」がいま、数々の不祥事の露呈で存亡の危機に瀕しています。

「国技」というお墨付きのもと、相撲競技の指導・普及、相撲に関する伝統文化の保持・・・という名目で、財団法人としての特別な地位を与えられています。
これに胡坐を掻いて?かどうか、「唯我独尊の相撲村社会」で「独り相撲」をとって来た結果が、こんにちのありさまになっています。

この国のスポーツの普及は多様化しています。
野球やサッカーを筆頭に、水泳、陸上競技、テニス、バトミントン、スキー、スケート、etc. などに人気が集中しています。

この国固有のスポーツ、相撲、柔道、剣道などはむしろマイナーになっています。
いま子供たちが、相撲を遊びやスポーツとして選び励んでいる風景は、全国のどこにもほとんど見当たりません。

大相撲の上位力士の多くが「外国人」になったことで、相撲への興味はますます薄れています。

「相撲協会」の特殊な組織形態、とりわけ「親方制度」と「部屋制度」を根本から変えるほどの改革をしなければ、不祥事の都度「除名や謹慎」を科したところで、またぞろ同じようなことが起こるのは目に見えています。

「独り相撲」はもうこれくらいにして、世間的常識との「四つ相撲」をガップリと披露して欲しい・・・と思うのです。

photo by karusan from OCNフォトフレンド

<美瑛から白金温泉への途中にある(青池)>