kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

支部新人

2017-08-27 | 陸上競技
更新が滞る。とにかく時間が確保できません。書けるときにまとめて書くという感じでしょうか。

水曜日は支部新人。登校日と重なっていますが試合へ。この日は気温が36度を超えるということでした。通常の状態ではない。こう考えると「身体を冷やす」必要性がいつもよりも大きくなる。考えた末、朝の早い段階で宇部まで氷を購入しに行くことにしました。かなり時間を要しますが熱中症対策なども含めてこちらができることは全てやっておきたいと思います。

支部大会は調整をそれほどせずに臨むようにしています。記録会の延長という感覚。これは賛否両論あると思います。全ての試合に調整をして臨むというのは無理。中国選手権に出場した者はやはり疲労度があります。その中でどうするか。男子は「チームとしてどうするか」です。

男女の4継。お願いして競技会の一番初めにしてもらいました。女子も男子もアンカーで逆転されました。総合力の部分はあると思います。女子はアンカーまで15m差。何とかしなければいけません。少しは「危機感」を持ってもらえるでしょうか。男子も初めてリレーに出る選手がアンカーでした。2位から4位まで落ちました。仕方ないですね。こういう部分をなんとかしていきたい。女子のリレーは通常であれば48秒台。そこを最低目標にしていかなければ・・・。総合力。全員の力が足りません。

個人種目はそれなりに。男子は下位入賞がぼちぼち。もう少し戦えるといいのですが。うちの状況としてはよくやってくれていると思います。OP参加も含めて全員が100mに出場。向かい風のため記録的には全く面白くないですがこういう経験を積んでいくことは重要かなと。
女子の100mが・・・。条件が悪いとはいえタイムも順位も。それぞれが思うことがあると思います。200mは上位独占となりましたがそれほどでもない。本人たちが良くわかっていると思います。課題を見つけてそれをどうしていくか。

全てが終わってから全体集合。男子キャプテンと女子キャプテンに「大会を振り返って」というテーマで話をさせました。こういう機会を持たせたいなと感じています。男子キャプテンが「しっかりと振り返りをする」という話をしていました。もっともっと競技に対して真剣になってもらいたいと。女子キャプテンも「それぞれが弱すぎる」というコメント。更にtkg先生にも話をしてもらいました。「当たり前の基準」について。それぞれの「当たり前」という基準が異なるという話。

ここまでですでに私が言いたいことは3人が言ってくれたので私がコメントをはさむ話ではないかなという気はしていました。「頑張る」ということについて少しだけ。私が最も嫌いな言葉。抽象的で何を意味するのか分からない。「意識が低い」と選手が口にする。では具体的にどのように低いのか。「意識を高くして取り組む」というきれいごとを言いますがそれは「明確な行動指針にはならない」のです。「頑張る」も何をどうするのかが不明瞭です。何をしたいのか。そこが分からないのにその場をごまかすために「頑張る」「努力する」という。

具体的にどうするのかを考えないから行動が変わらないのだと思います。「自分の動きの理解」を含めてそこからどうするのか。「補強をするように」という話をする。とりあえず腹筋背筋をひたすらやる者もいるでしょ。しかし、本当にやろうとする者は「自分の動きの理解」をしてやりたい動きに対して「弱い部分」を理解してその部分を補うための補強をする。同じ「補強をする」という事柄に対しても「抽象的な部分」と「具体的な部分」で明らかに結果は異なるのです。

「自主的に動く」という感覚。恩着せがましいと思いますがあえて「朝の氷の購入」について話しました。更には競技会中の審判の仕事についても。私は5時半くらいに実家を出て宇部まで行きました。トータルで2時間近くかかる。それは誰のためなのか。試合の審判も同様。100mと200mは全て一人でスターターをしました。競技と競技の間が短いため休憩はありません。200mの時は本当に倒れそうになり女子に水を取りに行ってもらいました。それくらい過酷な状況。が、うちの選手は「応援」という名目で座ってみているだけ。補助員がいないのでハードルの準備などは手の空いている者がやります。そこまで見て行動ができない。本当は何かできるはずなのです。

もっと言えばこの日は100m1本で終わっている選手もいます。そうであればどう考えても「強度が低い」のです。練習の一環という感覚でやっています。1本だけ走ってもそれほどの負荷にはなりません。女子のNは中国選手権で5本走り、この日も3本走っています。本当に強くなろうと思えば1本しかレースがなくてもこれからのことを考えて他の選手と一緒に身体を動かしておくべきです。「分からない」ではなく先を見て行動をする必要性がある。

長くなりました。翌日休みということにしていました。この日のことをもう少し書いておきます。
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競技場練習

2017-08-24 | 陸上競技
火曜日、久々に全員がそろっての練習。競技場にしました。、翌日が支部大会。男女ともに疲労はかなりあると思いますがやるしかないなと。練習時間を限定して行うことにしました。ア試合のアップを行ってからある程度のことをしておきたいなと。

試合が続く2年生女子はかなり疲労度があるようでした。抜き気味に。アップ終了後、チューブ5歩ををやってから前半マーク。この時点でNは止めさせました。疲労度がかなりあるようで中国選手権の時に膝周辺の張りがありました。けがをしてもらっても困るので。一応会話をしながら確認作業。自分の現状を常に報告していかなければいけません。他の者は中間マークへ。女子は切れがないなという感じ。仕方ありません。疲労度の中でやっていく。感覚を作る作業です。

この時点で2年生男女はスタートの確認へ。リレーメンバーの選考もやっておかなければいけないのでメンバーが確定している2人以外の男子は全員「加速走」をすることにしました。この10年くらいでほとんどやったことはないのですが。目安としてという感じですね。30m、60m、100mを1本ずつ。目安はないのでそれぞれのタイム確認でしょうか。現状として「厳しいな」という感じではあります。選手が集まる学校ではないので選手が少しずつ力をつけていくしかない。仕方ないなと思っています。ない袖は振れない。勝ち上がることを考えながらも今どうするかをしっかりとやっていかないといけない。

同じことを繰り返してしまう。ここは絶対に避けないといけないと思っています。「速く走れない」ということは仕方ない部分があります。が、そこに至る取り組みに関しては「速い選手」と「普通の選手」で差があってはいけないと思っています。まー「取り組みの差」があるから結果の差につながるという話もありますが。

「速くなるため」には色々な方法があると思っています。やれることはたくさんある。しかし、それができるかどうか。走れないのであればできることはある。「できない」と嘆いているだけではなく「自分にできること」をきちんと考えてやるべきだと思います。それができるかどうか。前に進むためにできることはすべてやる。その感覚がないと強くはならない。「何とかなるだろう」という「甘え」を捨て去らなければいけません。女子に関してはその感覚はすごく大切だと思います。

下を向いて考えていても何も生み出さない。しっかりと前を向いて何をするべきを考える。それが重要。中国選手権のリレーの結果を踏まえて「自分が何をするのか」を各自が考えてもらいたいなと思っています

うちは弱い。それだけは確かです。勘違いしないようにしなければいけません。スーパースターがいるならそれでいいですがそうではない。だからこそ全員が「競技志向」で物事を考えて進んでいかなければいけないのです。

全体練習の後に1時間程度居残り練習をしました。こちらもできることをします。個別指導で多少なりと変化が生まれれば・・・。危機感を持つ。その言葉の意味を本当の意味で理解してもらいたいなと思っています。簡単そうで難しい。それでもやるしかない。

かなり命を削ってやっていると思います。当たり前だと言われると辛い。まー好きでやってるんだろうという話なのかもしれないですが。
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男子の練習へ

2017-08-24 | 陸上競技
金曜日、土曜日と男子は自分たちで練習をしてもらいました。不在時にどうするかは非常に大事です。先日は私の不在時にあり得ないことがおきました。「どこに向かうのか」という話だと思います。

二日間の練習の報告はキャプテンからありました。どのような状況でどんな雰囲気だったのか。その部分の話を聞きました。少し前に比べると前進したようですが「競技に取り組む姿勢」には若干の温度差があると。その感覚をどうするかですね。本人たちは「自分はやっている」と思うかもしれない。が、客観的に見るとそうではないという部分が数えきれないくらいあります。うちは「競技志向」で練習をします。「勝利至上主義」と言われる部分とは異なりますが。強くなるためにどうするか。ここを常に考える。勉強も日常生活もすごく重視します。

月曜日は女子は休みにしました。これに関してはかなり指示を出していましたが本人たちがどのように過ごしたのかは分かりません。移動の疲れもあるでしょう。土曜日、日曜日と身体を動かしています。金曜日も含めてトップスピードで何本も走っていますから疲労度は高いと思います。疲れを抜くことができるかどうか。

男子はいつも通りの流れでドリルをやってチューブ5歩と10バトン。そこから中間マークへ。中間マークの練習の前に「スピード」について話をしました。どうすればスピードレベルが上がるのか。短距離系に関しては「素質」といわれるものが大きく影響すると思っています。普通の高校生はどれだけあがいてもボルトには勝てない。が、今の自分を超えて少しでも速くなることはできる。そこの感覚は持っておきたい。全員が全国レベルになるとは思えません。が、全員が今の自分よりも強くなることはできる。ここが上述の「競技志向」の意味です。

ピッチとストライドの話をしました。ストライドを伸ばそうとして膝から下を振り出すうごきはしたくありません。感覚的には「ストライド」というのは「重心移動」だと思っています。重心が前方に移動する。移動するのを待って足が付くから自然と1歩の幅が広くなる。無理やり伸ばしていくものではない。ピッチに頼るとそれができなくなります。その感覚は持っておきたい。

それを踏まえて動画を取りながら中間マークを繰り返しました。今自分自身の動きがどうなっているのか。意識してやる動きと何となくやる動きの違い。自分ができていると思っていても実際はできていない。そんなことは当たり前のようにあります。だからこそ自分自身の動きの理解は必要だと思っています。それができるかどうか。こちらはやりたい動きと課題を話します。それを自分自身のこととしてとらえられるかどうか。ここに関してはやはり重要だと思いますね。

かなりの時間を割いてこの部分をやりました。なかなかできませんが。男子に関してはかなり負荷をかけていますので疲労度もあると思います。それでも先のことを考えるとやっておきたい。

3時間近くの練習になったでしょうか。できることをひたすらやっていきたいなと思います。ひたすら。ひたすら。
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時間が・・・

2017-08-24 | 陸上競技
とにかく時間が確保できません。まー仕方ないのですが。

先週の金曜日から中国選手権へ。国体合宿が終わり、合同練習、合宿、保護者会。終わった翌日から鳥取へ。働くのは当たり前ですがなかなかですね。就職と進学が一度に押し寄せてくる。ちなみに生徒の半分は進学、半分は就職です。進学も四年制大学を希望する生徒が多い。他校とは状況が違いますね。県内の国公立へもかなり進んでいます。選択肢が広い。←一応学校の宣伝(笑)

中国選手権、消化不良でした。リレーは前の記事に書いたとおりです。50秒5かかりました。実は7月に実施された高体連記録会の時にこれくらいの記録で走っています。私の希望としてはその時に今回のように「アンカー勝負」になり一気に抜かれるという状況を希望していました。それにより「甘さ」を捨て去るきっかけになればいいと思っていました。それが出来ず今回の中国選手権での結果になる。

うちが決勝に進めなかったのは2年生3人が弱いからだと思っています。このレベルでは勝負できない。が、秋以降勝負しようと思えばやはり最低でも14秒0で走れるアンカーは必要。それほど難しい話ではないと思っています。リレーは総合力です。3人がどれだけ強くなってももう一人がある程度走れなければいけません。「今のままではまずい」という感覚を持ってもらいたかった。そこはすごく大切なことだと思っています。

個人種目も微妙。Nが100mと200mで決勝に残りましたがどちらも7位。12秒5と25秒7くらいでしょうか。Mは向風2mで12秒7、200mは26秒4くらい。殻が破れません。あと一押しでかなりのレベルまでいくと思うのですが。それができないというのは何かしらの原因があると思っています。一番は私がもっともっと全国レベルの指導力を身につけなければいけないという部分なのですが・・・。

しんどい部分はあります。が、今はやるしかない。それぞれが色々な面で我慢しながらやっていくしかない。中国選手権では本当に打ちのめされました。たぶん選手も同じだと思います。これからどうするか。今はできなくても1か月後までに何とかしたい。そう強く感じています・・・。
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中国選手権

2017-08-21 | 陸上競技
金曜日から日曜日まで鳥取へ。中国選手権でした。昨年度から参加するようにしています。一つでも多くレースを消化してその中で課題を見つけたいというもの。連続で試合になりますから簡単ではありません。正直、ここで結果を求めるつもりはありません。メインは来年のインターハイ路線。ここでどう戦うかです。

思う事はかなりあります。指導を初めて以来初めての衝撃を受けることもありました。改めて思いますが「うちは本当に弱い」という部分。今回、女子の4継、最低目標は49秒5でした。普通にいけば問題なく出るタイムだと思っていました。が、結果的には50秒5。最低目標を1秒下回りました。本人達にも話をしています。1ー3走までが力が足りません。ここがもっと強くならなければ勝てない。それだけの話です。

1年生女子のレベルアップ。ここは必須です。今のままの走りでは到底中国新人での決勝には届きません。これまでの数ヶ月間の練習の「結果」が今の力です。20m近い差を詰められるというレースをしていると3人の負担は大きい。もちろんスピードが出ないというのは私自身の責任だと思います。私の指導力が低いため。選手を本気にさせることができないため。もっとできることがあると思います。

三日間あった中国選手権、リレーが終わった後かなり話をしました。動画を見てどうか。自分の走りのイメージと実際の差はどうなのか。ここに対して初めて「本気になりかけた」と感じています。もちろんまだまだ足りないのですが。自分で考えて走りを作ろうとする感覚。自分の力が足りないんだという感覚。教えてできるのか。

これはここ数ヶ月、ずっとずっと言い続けていることです。これでは勝負にならない。中国新人に行くだけ。これだけは絶対に避けないといけないと考えています。今の戦力でどうするか。男女問わず「明らかに足りないモノ」があります。そこに気づいてくれるか。

2年生女子、今回リレーについてはほとんど触れませんでした。思う事があるのかもしれない。だからこそもっともっと3人がきちんと力を発揮できるようにならないといけない。コミュケーション不足により足長ミスが生じました。それによりバトンが流れ加速にきちんと乗れない。これができていたらこの状態であっても決勝に進めていたかもしれない。3走までトップだったとしてももっともっと離しておかなければいけなかった。

その部分を本人達が認めていかなければいけない。そうなる事でもっとやる事が見えてくると思います。誰か特定の責任ではなくもっともっと全員が考えないといけない部分です。

あまりにもバタバタしているのでまた書きます。弱いなと改めて感じた部分です。個人の方とあるので余裕があればまた書きます。
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室内練習

2017-08-17 | 陸上競技
続き。

水曜日、雨が降り続けるので室内で。アップメニューからやりました。微妙に疲れは残っているようです。まーうちの普段の練習量から比べると10倍くらいあったでしょうから。もっともっとタフにならなければいけないなとは思います。あまりやらないというのも嫌なのできちんとやることに。

アップメニューが終わってからは倒立と手押車200歩と股くぐり。軸と柔軟性を合わせて実施。ここからグループ分けをして20分間「縦の動き」の徹底。時間の使い方は任せました。メニューを決めてそれを20分間。どうするかはそれぞれ次第。前の記事にも書きましたが「やるだけ」の者はなかなか意識がいきません。分からないからというのもあると思いますが、やはり自分自身で身体の感覚を磨いていかなければいけないと思います。分からなければきちんと質問をする。当然の流れだと思っています。

少し休憩のためにシャフトトレーニング。これはシャフト補強とは異なりそれほど大きな負荷ではないと思っています。上半身と下半身の連動。ここがメイン。筋力強化という意味合いもありますがタイミングを合わせるという感覚を最優先でしょうか。

終わってからはスイッチングとスキップの組み合わせ。ここの段階で日誌を読んでいたので細かくは見れず。縦の動きから今度は前方向に進む感覚へ。移動しながらどうするか、ですね。私が練習場所にたどり着いた時には既に終わっていました。その流れで前半マークへ。今回は思うことがあり最初の5歩とそれ以後の動きのリズム、タイミングの変更をすることにしました。廊下で走っているので普段よりスピードが出ません。そこも踏まえてきちんと距離設定をしなければいけないですね。

本数はそれほど多くなく。感覚を大切にしました。とりあえず走るだけになるのか、意図を理解してやろうとしていることを意識して取り組めるか。大きな部分です。

最後にグループ分けして4人1組で補強。自分達で考えてやるようにしました。こちらが与えるだけではなく「必要なもの」を判断させながらですね。もっと細分化する方が責任感が生まれたり、自分でやらないといけないという感覚になるかもしれません。人が多ければ真似してやるだけになってしまいますからね。

甘い部分はあります。が、こちらも我慢強くやらないといけないのだろうなと感じる部分がありました。あれだけ話をして肌で感じさせてもなかなか上手く伝わらないのであれば事あるごとに言いつづけるしかない。そう思います。

少しずつ前に進みたいと思います。全ては三重インターハイのために。
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練習再開

2017-08-16 | 陸上競技
前の記事に書きましたがアップ寸前に消えました。辛い(笑)。あやふやになりながらも書いた内容を思い出しながら書きたいと思います。ニュアンスは違うと思いますが。私にしか分からない内容。

水曜日、2日間の連休を経て練習再開。盆休みを2日間取らせました。1日休んで普通に練習するというのでも良かったとは思いますが。長期休業中ですから連休があってもいいかなと。多少は気分転換になるでしょうから。本当はリレーの練習をしたいと思ってたのですがあいにくの雨。とても外ではできない。そのため練習の最初にミーティングをすることにしました。合宿の振り返りです。

くじ引きをしてピックアップしてその者に前で話をさせました。それぞれに感じたことはあったはずです。上手く言葉に出来るかどうかよりも肌で感じた多くの事を伝えられたらいいなと考えていました。数人が話をした後に更に男女キャプテンに話をさせました。ここまでは具体的に「強くなるためのキッカケ」をつかむための話にならなかったので。他校との違いを話していたり、きつい中で最後まできちんと頑張れたという話になりがちです。そのためやはりきちんとした話をしていきたいなと。

男子キャプテン、「練習が楽しかった」と話していました。私がインターハイで不在の時の走り込み、本当に雰囲気が悪かったようです。なんでこんなに走らないといけないのか、という雰囲気が前面に出ている。本来であれば「強くなるため」にやる練習でなければいけない。現状ではそうではない。声も出ず悲壮感の中での練習だったようです。その後、考えられないような事が起きて更に雰囲気は悪い方向へ。その中で何とか立て直そうとしていたようです。自分が強くなるための練習をしたいのに、それ以外のことを気にかけないといけない。リーダーとしては必要なことだと思いますが高校生にとってそれはかなりしんどいことだと思います。特に不在時ですから責任を感じるかもしれません。

が、今回は「強くなりたい」と思っている者が集まって練習をしている。うちの選手がどうこうよりも「どんな練習でもやってやる」という気概のある選手が複数いました。それによりキツくても「強くなりたい」とシンプルに思えたのだと思います。純粋に強くなりたいと思う。その選手の感情は何よりも大切にしなければいけないと思います。

また、女子キャプテンは「やらされる練習から抜け出す」という話をしていました。今回の練習、かなりきつかったと思います。その中で「自分が強くなるために必要」だと考えて積極的に取り組む。嫌々やるというのではなく自らのためにやる。そのために声を出す。暗い雰囲気にならずに自らの進んで声を出し雰囲気を明るくする。150mを何本も走る中で挫けそうになるときもあった。それでも周りが声を出してくれる。励ましてくれる。その中でだからやりきる事が出来た。雰囲気づくりは必要不可欠なのです。

今回、集団の後ろにいて指導者の話を聞けていない者がいた。それは普段の練習と同じではないか。自分のためにやるという感覚。話をきちんと聞かずに単にやるだけというのは違うのではないか。そんな話でした。

感じ取る力が高くなってきているなと思います。すごく大切な感覚。

更には前任校で1年間だけ指導をした選手が練習に参加してくれていたので前で話をしてもらいました。二年生になる前に私が転勤したのでそれ以後は合同練習や合宿などで極力関われるようにしていました。高校卒業後は高専に編入して競技を続けてくれています。今のベストは11秒04。大幅に伸びています。ここには大きな理由があると思います。

彼が一年生の時、三年生がかなり強かった。100mで2人インターハイに進みました。そのためそのレベルに合わせたメニューの組み立てになっていました。一年生はとにかく「やるだけ」になる。与えられたメニューをひたすらやる。意味も考えずやるだけ。それが私が転勤する事になり「危機感」を持ったとのこと。これまで当たり前だった事が出来なくなる。メニュー自体もこれまでの部分を参考に組み立てないといけない。これまでは「やるだけ」だったのがきちんと「なぜこの練習をやるか」の意味を何度も何度も話し合ってやっていったとのこと。彼らは「私が伝えてきたこと」以外に練習ベースはありません。それぞれの意味、効果を考えながらやっていったのだと思います。

今、1人で練習するようになってその時の経験が生きているとのこと。先生のメニューは様々なことをやる。その中に自分が強くなるためのキッカケが散りばめられている。その事を理解して「何をやろうとしているのか」を考えられれかどうか、だと。まさに。こちらが伝えてもらいたい事を私の代わりに言ってくれています。やらされる練習ではなく自分のためにやる練習にならなければいけないのです。

時間があるときには陸上のことを考えるようにしていたとも。動画を見てイメージを作ったり、こういう動きをしたらもっと速く走れるのではないかと考える。ここの部分の感覚。やっているとチーム内で意識の差が大きくなる。そんな時は自分から進んで陸上の話を持ちかけみんなで陸上について考えるようにしていた、と。全ては自分達のためにやる。その感覚は大切。

ここには繋がる部分があります。ミーティングが終わった後に練習日誌を見ました。ここで意識の差が浮き彫りになる。

何人かは間違いなく「提出」と言われたから慌ててまとめ書きをしています。実際にやっていない内容を書いている者もいました。「○○をやった後に走ったら感覚が良かった」と書いていましたが、他の選手の日誌を見るとそのメニューは記載されていません。確認してみると天気が悪かったのでそのメニューは省略したとのこと。メニュー表を渡していますから連休中に見ながら書いたのでしょうか。これは顕著な例ですが「怒られるから仕方なく日誌を書く」という感覚。

女子キャプテン、インターハイから戻ってきた時の日誌に「来年は絶対に自分がこの舞台で走る」と書いていました。他校のバトンを見ての感想などをルーズリーフ1枚、びっしりと。更には記録会や国体最終が終わった後の日誌も自分の課題となる部分を3つに分けて記載していました。この部分を改善しなければ自分はこれ以上強くならない、と。合宿においても150m20本に対する想い、どのように練習に取り組んだか。技術的な変化について詳しく書いていました。

これは間違いなく「自分のために書いている日誌」です。言われたから書くのではない。自分自身の内面と向き合うために書く内容。

これまで指導してきて日誌の内容が自分自身のために書けるようになった選手は100%の確率で強くなりました。練習メニュー云々ではなく「強くなりたい」と心から願うからです。そのためには自分自身と向き合わないといけない。何が良くて何が悪いか。その日の練習でやりたいことがあってそれに対してどれだけできるようになったか。

前者は「宿題をやれ」と言われて答えを丸写しするだけ。とにかく出せば怒られないだろうという考えの中でやる。もっとも無意味だと思います。後者は宿題の中でわからない事があれば付箋を貼って詳しく記入して次に同じミスをしないようにする。一事が万事。その場を誤魔化すのと自分のためにやるのではそこから生み出されるモノが全く異なるのです。

日誌は自分自身のやったことを振り返る事ができます。私がblogを書くのもそれが大きな理由の一つです。書いている中で自分自身と向き合う事ができる。何が出来ていて、何が出来ていないか。これからどうやって取り組めば良いのか。それをきちんと考えられるのか。

単純なミーティングです。その中で感じ取る者は大きく変わると思います。きついけど頑張って走った、というようなものではない。大きな「差」があるのは仕方ないのかもしれません。が、やるからには「本気でやりたい」という選手に合わせるのが平等だと思いますね。

上手く書けません。それでも数人は本当に覚醒するだろうなと感じました。日誌に書く内容が全く違います。ここはすごく大切。

うーん。こんな内容だったのかな。まーいいや。書けるだけ書いておきます。練習に関してはまた別に。
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あー

2017-08-16 | 陸上競技
blogを書いてアップする瞬間にアプリが落ちる。

PCで書くと自動保存するのですかスマホではその機能がない。

同じ事を書くっていうのは簡単ではない。やはり最初に書いた時とニュアンスが違ってきたりする。それは結局自分にしか分からない事なんですが。

いやはや。最近ほとんどそんなことがなかったから油断していました。また書く気分になるのか。同じイメージの内容が書けるのか。

うーん。記録はしておきたいので何とか再現してみようとは思いますが。

かなりのストレスですね。発散したいですわ。
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休息?

2017-08-16 | 陸上競技
月曜日、この日は練習は休み。この夏はほとんど家に帰っていません。子供達も随分大きくなっているので私がいてもいなくてもあまり関係なだろうなとは思っていますが。まー毎回きちんと帰れば良いのですが疲労度が高い時には諦めて実家に泊まるようにしています。たかが40分程度の通勤時間ですから問題ないのですが、あまりにもやる事が多すぎてヘロヘロになる。そのため実家生活。

月曜日は子供達が実家に来るというので一緒に過ごしました。夏休みに入って会ったのは2回か?前から楽しみにしてたソラールへ。娘も来たので子供3人と私の4人で。久しぶりです。1時間程度滞在し、実家に戻りたいバーベキューを。雨なのに。そこから少し昼寝して3人を連れてショッピングセンターへ。娘と息子がバスケのシュートをするゲームをしていました。3人ともバスケをやっています。正直、初めてボールを持ってシュートする姿を見たかもしれません。この子たちの試合は一度も行った事がない。

ちょっと考えさせられるものがありました。指導をする。この夏休みほぼ休んでいません。夏休み前から試合があってそのまま三者懇談、終わった翌日から山形。さらにチャレンジスプリント、国体最終予選、国体合宿、プライベート合宿と続きます。合間に休めば良いと思われるでしょうが進路のための資料作りをしたりするのはこのタイミングしかありません。そうなると休日返上でやるしかないのです。自分の子供の成長に関しては一切近くで見る事が出来ません。好きでやってるんだから。確かに。とはいえちょっと考えさせられます。

火曜日も練習自体は休み。が、私は朝から職場へ。AO入試の自己PRや自己推薦書を書かせなければいけません。国体合宿が終わって職場に戻って指導して次の11日も指導。が、間に合わないので火曜日も朝から。他の先生の力を借りながら進めていきました。午後からは進学希望者対象の三者懇談。これを17日で終わらせて中国選手権に向かいます。

苦労自慢をする気はありません。が、やる事がかなり多い。そのことに関して考えさせられます。3年の担任だから当然だと言われるかもしれませんが。仕方ないで済むのか。まー無理してヘロヘロでも子供の顔を見に帰れば良いのでしょうが。ちょっと余裕がありません。

夏休み。練習時間の確保は出来ますがそれだけでは済まない事が多い。乗り切らないといけません。
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セミナー合宿~何を感じるか~

2017-08-15 | 陸上競技
想うことを。

合宿前日の合同練習の前に少しだけ話をしました。「本当に一生懸命に取り組んでいる者は自分が頑張っているとは思わない」という内容。分かりにくいかもしれません。本当に高い目標を掲げ、「強くなりたい」という気持ちがある者は練習中に「自分は頑張っている」という感情は生まれません。何故なら「もっと努力しなければ目標に届かない」と感じるからです。これは感覚的なもの。

トップ選手が周りから「なぜそんなハードな練習ができるのか?」と問われる。「必要だからです」で終わる。周囲には理解できないと思います。大学進学でも同様だと思います。難関校を目指す高校生は毎日毎日寝る間を惜しんで勉強します。「良く勉強するね」と言われても「自分の目標に向かって勉強するのは当然」だと思います。本気で何かを目指すと現状に満足せずに「まだ足りない」と感じるのです。

「自分はこんなに頑張っているのだから」と言葉にする選手は「本物」にはなれない気がします。強くなるために「嫌だけどやるしかない」という「覚悟」を持てるかどうか。きつい練習が大好きな選手はいないと思います。それでも「ここでやらないと強くならない」という感覚の中でやる。根性論ではありません。「ひたすらやり続けろ」というのではなく自分自身が「何をするべきなのか」を理解して行動に移せるかどうかです。これは感覚的なものです。一つのことに真剣にならなければ見えてこない部分かもしれないですね。

「先生が自分のことを認めてくれない」と言葉にする選手もたくさんいるでしょう。「よくやっている」と言葉にして認めてもらいたい部分は誰にでもあると思います。私はうちの選手がやっている内容自体は「通常のレベルより上」だとは思います。どこと比べるかですが。別に否定するつもりはありません。それを毎日毎日言葉にして「みんな本当によく頑張っているね」という評価はしません。「強くなるためにやるのは当然」だと思うからです。ここを選手が求め始めると「頑張る自分に酔う」という方向性が違った形になってしまいます。

また、高い目標を掲げそのに向かって進んでいくという話をセミナー合宿の前に話しました。県総体出場、中国大会出場、IH出場、IHの決勝とそれぞれ目標は異なるかもしれません。そこに関しては「差」があると思います。実力を冷静に考えていく必要がある。が、その目標に対しての取り組みは最大限でなければいけないと思っています。「最大限の努力をして到達できる」ものであればそれでいい。

男子でいえば「10秒80」「21秒80」「49秒00」が最大目標になると思います。それに「6m40」と「43秒00」が続く。女子は「11秒台2人&24秒台3人」が最大目標。本来であればリレーがこれに続かないといけないのですが今の状態では最大で「48秒00」になるでしょうか。

いかにしてこの記録を出してステージを上がるか。全てを想定して様々な準備をしていかなければいけません。先日gt先生と食事をしながら話していたのですが「どんな状況であってもこれくらいの記録が出る」という選手にならなければ相手にはしてもらえないのです。だからこそ、何をするべきなのかをそれぞれが理解して取り組む必要がある。

単純に「高い目標を掲げる」ことで強くなるわけではない。その目標を達成するために自分自身が何をするかだと思います。勘違いして欲しくないのは「強くしてもらう」のではないということ。自分自身が強くなるために何をするか。言い訳をしていたり他者のせいにしている間は絶対に強くならないと思います。

合宿はしんどいのは分かっている。しかし、その中で自分自身がどうすれば強くなるかをきちんと考えてもらいたい。分からなければ自ら質問をする。教えてもらうのを待つのではなく自分がどうすれば良いのかを見極めていく必要があります。実際合宿中に何人かは自分から聞いてきました。全く聞いてこない者もいます。当然大きな差になります。私が声を掛けるのを待っているようでは「強くなるチャンス」を逃すのです。

これは間違いなく練習以外にも派生します。練習だけやればいい。練習場面でだけ努力すればいい。そのような感覚では絶対に上手くいかない。全ては繋がっているのです。

一番最悪のパターンが「目標だけ掲げてそれに向けて最大限の努力ができない」ということ。やったつもりになるパターンです。これでは結果に繋がりません。自分はこんなに頑張っていると自己評価をしている間はここからは抜け出せないのではないかなと感じています。

危機感が足りないという話も何度かしています。そのことがなかなか伝わらない。3年生が練習に来た時に「雰囲気が最悪だった」と言っていました。積み上げるのは本当に大変ですが崩れ去るのは一瞬です。チームというのはその構成員からなります。人が代わればその内情も代わる。当然の出来事だと思います。

楽しい陸上競技。それはどんなものなのか?和気あいあいと笑顔で楽しくやるのも一つ。自分が目標に向けて最大限のことをやっていき、自分自身が変化していくのを楽しむのも一つ。単純に「楽しい」と言っても全くそこにあるものは異なります。

ある選手が150mを20本走った後に呼吸を乱しながら「楽しかった」と言っていました。こんな苦しいことが楽しいはずはありません。その選手にとっては「強くなるための練習」をした事が楽しかったのだと思います。一緒に走った他校の選手の名前を挙げ「あいつ強いですよ」と認めていました。ここ最近、練習をしても楽しくなかったのだと思います。強くなるための練習とは距離がある。しかし、過酷な練習をする中で純粋に「強くなりたい」と感じながら走る事ができた。ここにすごく意味があると思います。

相変わらず上手くまとまりません。それでも記しておきます。意味がある。このblogを否定的に見るか、肯定的に見るかは人それぞれだと思います。覚醒しつつある選手もいます。だからこそ今は変わらなければいけない。

そう思います。戦うという言葉の意味。全てはここだと思いますね。
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