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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

県総体に向けて・・・

2025-05-28 | 陸上競技

それなりに。

 

昨年度卒業した生徒がいなくなってから本当に少人数で活動をしてきました。練習に参加するものは3人。1年生2人、2年生1人という形で冬季練習してきました。これに卒業したハードル選手を含めて最大4人で冬季を過ごす。これはかなりしんどい部分がありました。選手自身もきつかったと思います。それでも淡々とやり続けること。体調不良などもあって全員が参加できない時期もあり本当に「陸上競技部」という形になるのかどうかという状況でした。「陸上をやる」というだけで適当にやるならそれほど問題はないかもしれませんが、「陸上競技をやる」となると中途半端なことはできません。

 

卒業したハードル選手は誰よりも練習に取り組んでいました。卒業してからも定期的に学校に来て練習をしてくれます。「自分でやらないといけない」という雰囲気の中で一人でやるというのは大変だと思います。一緒に練習するときには色々と話をするのですが、「それほど本気でやりたくない」という学生もいるようです。大学ですからそれもありなのかもしれません。「陸上競技」をやるというのではなく「陸上を楽しむ」くらいの感覚なのかもしれません。どこに合わせるのかという話をします。大学生になっているので私は多くは関与しません。しかし、一生懸命にやろうとしているのであればこちらも手助けしたいなと思っています。必要なことだと。

 

彼女のお陰で少人数の下級生もなんとか保ててきました。

 

年度がかわって新入生が入ってきました。ほとんどの選手が「中学2年生」まできちんとできていましたが、3年生になってケガをしたりして試合に出ていないという状況。地域移行や中学校の部活動の変化もあって「競技者」になっていない状況でした。何度も話をしていましたが「遊びの延長」という感じ。「明るくやる」というのは重要だと思います。しかし、「楽しくやりたい」というレベルでは「陸上競技」にはなりません。本人たちの一生懸命と本当に必要な一生懸命のギャップを感じ取れないといけないと思っています。なかなか伝わりませんでした。

 

「足が痛い」ということで練習に参加しない。それは中学校では当たり前のように行われている行為だと思います。私は無理やり走らせる必要はないと思っています。しかし、ストレッチだけしてみているのは違う。他にできることはある。「足が痛い」というのは感覚的なものです。筋肉痛でも「足が痛い」という状況になるので先に進めません。実際にできるレベルであっても「痛いからできない」といえばそれは強制はできません。「練習ができないのであればどのような状況なのか報告をする」という話をしていました。が、何も言わずに勝手の補強をしている。いやいや、手順が違うでしょう?と何度か話をしていました。

 

病院に行ったら「3週間安静」といわれる。それは言うでしょうね。治療院に行ったら「肉離れだから1週間は休むように」と言われる。もうどうなのかという話です。これは前記事にも書いたと思いますが。積極的に治療するのではなく「ひたすら休んだら治る」のは当然のことだと思います。治療の前に股関節の硬さや筋肉そのものの硬さを取り除かない限りはまた同じことを繰り返します。本当の「故障」ではない部分が大半だと思っています。それでも「痛い」という事実があれば「できない」と判断をする。ケアもしない。柔軟性も高めない。それで走ったら痛くなったからやらないというのであればどれくらい時間が経過しても改善はされないと思います。

 

そういうのもあって県選手権には行きませんでした。県選手権の期間、閉寮になるので私が宿泊しないと生徒は泊まれません。事前に県選手権が終わったら帰省にすると伝えていました。1人が家から通ってもいいかというので許可しました。が、県選手権の1日目が終わったら「全員帰る」と。これはとんでもないことだと思っています。私は「次の日の県選手権のために宿泊する」のです。他の部活動は誰もいませんから陸上競技部のためだけに宿泊する。それなのに誰もいない。何のために宿泊するのか。あまりにも呆れて2日目も県選手権に行きませんでした。これで批判されるならいくらでもどうぞという話です。さらにGWの最終日の6日に学校で練習をしたいと直前に申し出がありました。5日も寮は閉じているので私が宿泊しない限り寮は開きません。これも我慢して開けました。本当は開ける必要はないと思います。何でもかんでも自分たちの思い通りになると思ってもらったら困ります。

 

PTA総会があったときに保護者にこちらの考えも伝えました。「一生懸命やる」というのであればこちらも協力はする。しかし、こちらが「この子たちのためにやろう」という気にならなければ指導はできないと。それに対して不満や批判もあると思います。そうであれば私は指導をやめてもいいと思っています。陸上競技に執着する気は全くありません。どこまで自分自身が妥協できるかという話になると思っています。「陸上競技の指導がしたくてたまらない」という人であれば様々な譲歩をしながらでも執着するのだと思います。私にはそれはありません。部活動の顧問を離れることに関して全く抵抗はない。どこかで誰かが「見てくれ」といえばそれに合わせてやるだけ。やらなくてもいいくらいの感じ。それでも「絶対に強くなりたいんだ」という想いがあればこちらも応える。強制されて指導されるくらいならやらなくていいかなと思っています。

 

前から書いていますが「非礼」に関しては絶対に許容しないと決めています。わからないことはあると思いますが、常識的に考えてダメなものがある。それがわからないのであれば別に接する必要はないと思っています。ここも強制されるわけではないし。

 

県総体があります。指導はしています。生活指導というか「競技への向き合い方」も含めて。バトンに関しても少し書いたと思いますが、こだわりがあるので。「失敗しないための練習」を徹底する。やらされる練習なのであれば何を伝えても変わらないと思います。結局は選手の「想いの強さ」次第だと思っています。

 

県総体に向けて。この辺りはまた別に書きたいと思います。本当は今回の記事が「県総体に向けて」だったのですが・・・。

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