kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

トレーニングをする

2014-02-19 | 陸上競技
火曜日、この日は基本的に落とし。前日それほど走っているわけではありませんが「足を休める」という感じでしょうか。下半身を全く使わないわけではなので本当に「休める」ことになっているかは大きな疑問ですが。メリハリをつけるというか気分転換にもなるのかなと。幸いこの冬は誰も怪我をしていません。この2週間くらいは「トレーニングの日」を作っていなかったので「痛い」という者も出てきました。一度に掛ける負荷が高いのも原因だと思います。

ある強豪高校ではウエイトを行った日の翌日は完全休養にすると言われていました。それくらい追い込むのだと思います。筋力的に高い負荷がかかっている日の翌日はしっかりと休ませて回復に充てる。それくらい集中して負荷を掛けることができているのだと思います。複数の種目をしっかりとやっていました。かなりしんどいのだと思います。

逆に関西のある学校は練習の中に「トレーニング」が導入されています。地域差なのかもしれませんがウエイトを導入せずに「補強」といわれる練習が中心。練習の中にサーキットのようなメニューがたくさん含まれています。大きい筋肉に刺激を与えるだけではなく全身のバランスを重視されている感じでしょうか。

どちらが正しいのか?正解はないと思います。それぞれのメリット・デメリットがあるでしょうから。結局練習というのは「真似」です。オリジナルの練習というのは存在しないかもしれません。「そこの学校だけがやっている特別な練習」というのはどれだけあるでしょうか?やり方、意識の仕方で変わってくるだけであり基本的には「同じようなこと」をやっているのだと思います。問題は「中身」の問題。大きく違います。

話がそれてしまいましたが(いつもですが)、トレーニングはダイナマックスを使ったものとシャフト補強を最初に導入。グランド状態があまりよくなかったので駐車場で。これだけで50分程度かかったでしょうか。それだけで十分な負荷になります。練習開始時に少しだけ話をしました。前日はかなり良い練習ができました。それが一日だけでは意味がなくなります。毎日毎日「良い練習」をすることが大事。また、「走る練習は良い」というのでもダメ。走練習もトレーニングも同じ練習です。きちんとした意識で行わなければ効果は出ません。前日と同じ意識で練習をする。そこだけを求めました。「できて当たり前」という感じが強くあります。

通常であればトレーニングはきついので雰囲気が重くなります。この日は何とか持ちこたえた感があります。特に最初の2種目はハードですから自然と元気がなくなります。そういう時ほど声を出してしっかりと取り組むことができるかどうか。大きなことです。前半はまずまず。

後半はバランスディスクとメディ投げ&ハードルジャンプ。少しだけ下半身を使いました。ジャンプ系がどうしても不足するのでこれは補っておかなければいけません。さらにバランスディスクを使って上半身に刺激を与えながら手押し車。これが結構きついようです。通常の腕立て伏せでは肩甲骨周辺に刺激入りません。男子であれば可能かもしれませんが女子では難しい。この部分も含めて少し工夫をしています。やるだけの練習からの脱出ですね。

最後にダイナマックスを使った「思いつき練習」を。これは効果があるのかどうかは私の判断です。股関節から動かすために一工夫しました。ダイナマックスを蹴り返す。きちんとした方向が意識できなければボールがどこに飛ぶか分かりません。これでは困ります。膝から下ではなく股関節からのキックを意識。こ最後にもう一工夫して股関節に負荷を。こう考えるとダイナマックスは使い方が様々です。用い方によってはどのようなトレーニングにも使えるのではないかと思います。便利。

練習は18時半に終わらせました。少しは早めにということで。それなりに負荷はかけられたと思います。


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