雑感に近い内容ですが。
今回、女子の100mでワンツー、200mでは1位と5位。中国大会への出場を決めました。このことを大きく評価するつもりはほぼありません。200mで最後までスピードを維持する事ができてベストに近いパフォーマンスを発揮できたという部分について考えておきたいと思います。
周りから何度も「マイルはやらないのか?」と質問される事があります。ここ数年マイルに対してのこだわりが全く無くなっているのでほとんど頭の中にありません。大阪に行った時に「タフさ」という部分で大きな差があるなと感じました。関西ではマイルまで含めて考えて練習をくんでいます。参考になる部分が多くありました。
200mがある程度走れるのでマイルも走れるのではないか?確かにその可能性はあります。記録だけ見れば60秒切るのはそれほど難しくないのかもしれません。が、練習を見ていて「マイルはないな」と思っています。近くで見ていてマイル対応はできないと感じているからです。
今回200mの決勝で追い風参考ながら25秒37で走りました。が、Nは有酸素系の能力が著しく低い。練習で往復走などをすると周りが苦笑いするくらいのスピードでしか走れません。真面目にやっていないというのではなく一生懸命やってもその部分が弱いのです。もちろん克服するために練習はしていますが一朝一夕に改善されるものではありません。有酸素系が弱いのは小さい時からだという事なので時間はかかると思います。
だからといって瞬発系が強いのかと言われるとこれも違います。瞬発系に優れた白筋と有酸素系に優れた赤筋。どちらもそれほどではない。瞬発系に優れていたら100mのタイムはもっと出ているでしょう。スタートの部分でガツンと出ることは出来ません。筋肉も付きにくいので体幹も含めてまだまだです。正直、学校での練習で「この中に県チャンピオンがいるから探してみて」と言うと見つけられないと思います。
マイルを重点的にやっていた時はかなりの量を走っていました。150mを3〜5本を数セットやる事は多かった。朝練でジョグを毎日やっていましたし。その代わりにショートスプリントの弱さがあった。400mに特化している部分がありました。スプリント指導がまだまだできていなかった時代(もちろん今でもですが)、ロングスプリントの方が「勝負しやすい」というのがありました。ある程度の量で対応できるからです。57秒や58秒で走る選手がいましたが100mで12秒台は出せなかったと思います。
「体力」という要素だけを見れば間違いなく当時の方があったと思います。筋力も女子でベンチプレス45kg挙げる者も複数いました。30kg挙げるのが「最低条件」という雰囲気でした。それでも12秒台は一人もいない。一番速かったのが13秒2くらいだったと思います。本数を消化できる体力はかなりあったと思います。「練習はどこよりも強い」という自信がありました(笑)。
今はウエイトはやっていません。150mも1本走るかどうか。「体力」という部分の捉え方が変わってきているのかもしれません。選手のタイプのこともあるので自然とショートスプリントに重きを置くようになってきています。ロングスプリントを考えるのであればやはりもう少しパターンを変えないといけないのかなと。
体力について考えるというのは重要だと思います。県総体の時に前任校の教え子に会いましたが、仲間内で集まった時に「先生、優しくなったよね」という話になるそうです。どれだけ酷かったのか(笑)。今でも厳しくはやっているつもりですが当時と比べると年を取ったのかもしれません。量を追い続けるパターンからは変わってきたと思います。それでもかなりの量はやりますが。以前のように「今から走りこみするよ」という明確な走練習がなくなってきている感じはあります。総運動量ではかなりありますが。誤魔化されているだけなのかもしれません。
繰り返し書いていますがうちはかなり弱いと思っています。温室育ちレベル。甘やかしているという評価を受けることもあるかもしれません。筋力的にも体力的にもまだまだ伸びる要素がかなりあります。マイルも出たいなという想いはあります。が、実際問題今の体力レベル&有酸素能力レベルではマイルで勝負するのは難しい。出る気はあるんです(笑)
走る量(距離の本数)はずいぶん減りましたがショートスプリントの繰り返しや補強の量は飛躍的に増えてきていると思います。補強に関してはバリエーションが増えた。これも正解かどうかわかりません。「軸」を意識した練習が多くなってきている。これが体力要素としては大きい気がしています。偉そうに書けるほどうちの選手の体幹は強くないのですが・・・。
まとまりがないですね。まー雑感ということで。
今回、女子の100mでワンツー、200mでは1位と5位。中国大会への出場を決めました。このことを大きく評価するつもりはほぼありません。200mで最後までスピードを維持する事ができてベストに近いパフォーマンスを発揮できたという部分について考えておきたいと思います。
周りから何度も「マイルはやらないのか?」と質問される事があります。ここ数年マイルに対してのこだわりが全く無くなっているのでほとんど頭の中にありません。大阪に行った時に「タフさ」という部分で大きな差があるなと感じました。関西ではマイルまで含めて考えて練習をくんでいます。参考になる部分が多くありました。
200mがある程度走れるのでマイルも走れるのではないか?確かにその可能性はあります。記録だけ見れば60秒切るのはそれほど難しくないのかもしれません。が、練習を見ていて「マイルはないな」と思っています。近くで見ていてマイル対応はできないと感じているからです。
今回200mの決勝で追い風参考ながら25秒37で走りました。が、Nは有酸素系の能力が著しく低い。練習で往復走などをすると周りが苦笑いするくらいのスピードでしか走れません。真面目にやっていないというのではなく一生懸命やってもその部分が弱いのです。もちろん克服するために練習はしていますが一朝一夕に改善されるものではありません。有酸素系が弱いのは小さい時からだという事なので時間はかかると思います。
だからといって瞬発系が強いのかと言われるとこれも違います。瞬発系に優れた白筋と有酸素系に優れた赤筋。どちらもそれほどではない。瞬発系に優れていたら100mのタイムはもっと出ているでしょう。スタートの部分でガツンと出ることは出来ません。筋肉も付きにくいので体幹も含めてまだまだです。正直、学校での練習で「この中に県チャンピオンがいるから探してみて」と言うと見つけられないと思います。
マイルを重点的にやっていた時はかなりの量を走っていました。150mを3〜5本を数セットやる事は多かった。朝練でジョグを毎日やっていましたし。その代わりにショートスプリントの弱さがあった。400mに特化している部分がありました。スプリント指導がまだまだできていなかった時代(もちろん今でもですが)、ロングスプリントの方が「勝負しやすい」というのがありました。ある程度の量で対応できるからです。57秒や58秒で走る選手がいましたが100mで12秒台は出せなかったと思います。
「体力」という要素だけを見れば間違いなく当時の方があったと思います。筋力も女子でベンチプレス45kg挙げる者も複数いました。30kg挙げるのが「最低条件」という雰囲気でした。それでも12秒台は一人もいない。一番速かったのが13秒2くらいだったと思います。本数を消化できる体力はかなりあったと思います。「練習はどこよりも強い」という自信がありました(笑)。
今はウエイトはやっていません。150mも1本走るかどうか。「体力」という部分の捉え方が変わってきているのかもしれません。選手のタイプのこともあるので自然とショートスプリントに重きを置くようになってきています。ロングスプリントを考えるのであればやはりもう少しパターンを変えないといけないのかなと。
体力について考えるというのは重要だと思います。県総体の時に前任校の教え子に会いましたが、仲間内で集まった時に「先生、優しくなったよね」という話になるそうです。どれだけ酷かったのか(笑)。今でも厳しくはやっているつもりですが当時と比べると年を取ったのかもしれません。量を追い続けるパターンからは変わってきたと思います。それでもかなりの量はやりますが。以前のように「今から走りこみするよ」という明確な走練習がなくなってきている感じはあります。総運動量ではかなりありますが。誤魔化されているだけなのかもしれません。
繰り返し書いていますがうちはかなり弱いと思っています。温室育ちレベル。甘やかしているという評価を受けることもあるかもしれません。筋力的にも体力的にもまだまだ伸びる要素がかなりあります。マイルも出たいなという想いはあります。が、実際問題今の体力レベル&有酸素能力レベルではマイルで勝負するのは難しい。出る気はあるんです(笑)
走る量(距離の本数)はずいぶん減りましたがショートスプリントの繰り返しや補強の量は飛躍的に増えてきていると思います。補強に関してはバリエーションが増えた。これも正解かどうかわかりません。「軸」を意識した練習が多くなってきている。これが体力要素としては大きい気がしています。偉そうに書けるほどうちの選手の体幹は強くないのですが・・・。
まとまりがないですね。まー雑感ということで。