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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

県総体に向けて

2023-05-12 | 陸上競技

県総体のプログラム編成会議がありました。本来であれば今年度から「不参加」になる流れでした。運営委員の数を絞って実施しようという流れになっていています。色々とあって次年度から仕事を引き受けることになりそうです。そのこともあって「全体の流れ」を把握しておきたいなというのがありました。そのため「お手伝い」ということで参加させてもらいました。

 

やっていくとやはり「競技人口」が少なくなっています。これはかなり厳しい。昨年度は女子のハードルのほうが男子のハードルよりも多かったのに、今回は女子のハードルのほうが少なくなっています。「県総体に出場する」ということだけを考えると、男子の110mHや400mHのほうが出場しやすいのかもしれませんね。WEBの陸上ランキングで見てみると110mHは20人までしか出場していません。ランキング1位が16秒2、8位が17秒7、15位からは20秒かかっています。県全体のレベルを考えると・・・。400mHは33人記録あり。60秒を切っているのが7人。トップが57秒7。言い方は悪いですが広島市の高校の大会の決勝にも残れません。

 

「県で6位に入る」ことを目標に取り組むことは良いことだと思います。中国大会が目指せますから。しかし、県全体のレベルが上がらない限り、「中国大会に出るだけ」になります。誰も予選を通過しない。競争するとかではなく「中国大会出場」という肩書が書けるようになる。今の状態では「中国で6番以内を狙う」という雰囲気にはなりません。厳しい。

 

女子の400mH、参加人数が少なくなったので準決勝がなくなりました。予選決勝のみです。ここは予想外というか「想定していたレース」ができない。ここは本当に痛い。高校で勝ち上がっていくためには「タフさ」が必須です。女子の400mHでいえば1日に3本走る必要があります。その中に4継の決勝が入ってくる。更には最後にマイルの予選がある。1本だけ速い選手は勝ち上がれない仕組みになっています。

 

中国を戦うことを考えるうえで「2本しかレースがない」というのはうちにとっては痛手です。3人のうち2人はほとんどレース経験がない。1人は今年から始めています。もう1人も昨年1回だけレースに出ていますがそれだけ。今年は県選手権が今季初レース。1本でも多く経験させたい。更には1日に3本、きちんと走るという経験を積ませたい。2本でタイムを出しても中国大会の決勝で力尽きるということになったら意味がなくなります。あくまで「中国の6番以内」に入るためのチャレンジ。指導者によっては「準決勝がなくなってよかった」という考え方もあると思います。でも先のことを考えると「中国に行く」ことが目標なのか「中国で戦うこと」が目標なのかという話になります。

 

当初は400mHの選手はマイルの予選はほとんど出場させないようにしようかなと思っていました。最低1人は走らないといけないと思っていたのでアンカーにおいて様子を見ながら走らせる。中国も同じような感じでいければと。が、急遽予定変更400mHの3人はマイルに出場させます。基本全力で走る。400mHの決勝を走るというイメージです。この3本目がきちんと走れないようであれば「中国の決勝」は走れない。そこを意識して練習をさせていかなければいけない。ある程度の負荷がある中で走る経験をしておくこと。

 

同時に女子のマイルの準決勝もなくなりました。人数が少ない状況の中でマイルに積極的に出場するチームは少なくなってくる。それにより朝から最大の力を発揮してレースをするという機会がなくなりました。400mHの選手、1人は200mにエントリーしていました。今後のことを考えてもう出場する必要はないかなと思っていましたが、ここも予定変更。200mも走ることにしました。3本。負けるかもしれません。それでも先のことを考えると「経験」しておくことは必要だと思います。昨年、全くといっていいほど結果を残せていません。その部分を払しょくすることができるか。負けから逃げずに立ち向かえるか。そこからマイルの決勝が走れるか。

 

全ては「中国で戦うため」です。県総体に向けて。意思表明だけはしておこうと思います。ここだけを見るのではなく「やるべきこと」「必要なこと」をやっていけたらと思います。

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