思うことを。
今やりたいなと思うこと。それができるかどうか。それって誰かが決めるわけではなく「私自身」が決めることなのだと思う。「インターハイに進む」という選手の目標がある。それに対して「不足する部分」がある。ここを「やらせる」のか「自分で考えてやる」のか。どれくらい意識レベルが高ければ「自分で考えてやる」のかは分かりません。「インプット」がない中で「アウトプット」ができるかどうか。ここもしっかりと考えていく必要があると思っています。
「やりたい」と思うことはありました。それに対して本当に自分自身が100%でできていたのか。そこに関しては「できていない」と思います。「これ以上求めるのは」というのもありました。現時点で「難しいな」と思うことに対して「やりなさい」という話はしていません。ここに関しては自分自身の「甘さ」なのだと思います。本当はもっとトレーニングを入れておかなければいけない。が、「環境」や「状況」に転化して「突き詰めてやる」ということを拒否していた自分がいます。そこまで熱心になれない。非常に難しい部分があって。それを自分自身が「逃げている」のかもしれないなと思っています。
今回、mtm先生と少し話をしました。それにより「以前の自分と比べて」という感覚が生まれました。明らかに「妥協」している。本当にやらないといけないことを「徹底的にやる」というのができていません。前の記事とつながりますが「1か月遅れている」理由は間違いなくそこにあります。きつそうな雰囲気があったら「もういいや」と思って本来やるべき練習をやっていない。そこを「でもやるんだ」という一押しができていない。それは「私自身」の問題ではないか。「選手自身」をその気にさせられない自分がいる。それならもうやる必要はないのではないか。そう思っています。結局はどんな選手が来たとしても「本気になれるか」が重要だと思っています。「きれいな練習」が高校生に必要なのか。時には「泥臭さ」も必要なのではないか。そこはずっと思っています。が、いつの間にか「環境」に馴染んでしまって「突き詰めてやる」という自分がいなくなっていました。
「ゆるやか」な環境では自分自身も少なからず「ゆるやか」になります。「kanekoが勝手なことをやっている」と批判される。まーそんなことも最近はなくなってきました。ハードル練習会をやるときにあれこれ言われたくらいでしょうか。「外部」に対しては「お客様」扱いでできるのでこちらもやりやすい。「一時的なこと」でしかないから。しかし、「強化」という意味では足元を固めておく必要があります。今の状況では「県内では勝てる」かもしれませんが、中国大会に参加するだけで終わってしまいます。どうせやるなら「勝ち上がる」ために何をするかではないか。その感覚がなくなっている自分がいるのではないか。そう痛感しています。
選手の何人かには伝えました。これから本当に「インターハイで戦う」ことを求めるのかどうか。本気でないならこちらもやる必要はないかなと。本気でやるなら無理やりでも間に合わせるかなと。そこにはよほどの「覚悟」が必要です。限られた時間の中で「負荷」をかけるのでリスクも伴う。そこに対して「そこまでやらなくても」と思う人もいるでしょう。それは「正しい」と思います。常識的な考え方。しかし、「戦う」ことを考えた時に「常識的」にやっていて「間に合う」ことはない。これが「県総体に出場する」というのを目標とするのであればそれでいいと思います。「リレーで目標の記録を出そう」というのがチームの目標で「上のラウンドに進む」ことが狙いではない。その状況であれば「無理をすることはない」と思います。が、「インターハイで戦う」というのであれば「必要な記録水準」があります。そこに到達しない限りは「インターハイで戦う」前に「中国で弾かれる」のです。参加することさえできない。
これから45日くらいの間、足りない部分を補うために「トレーニング」を入れようと思います。そのこともある程度の選手には伝えています。今後のことを考えると絶対にやっておかないといけない。できないかもしれません。負荷的にはかなり高いからです。といって、これまでの学校であれば「全く問題なく」やっていた内容です。能力があってもそれを磨き切れていない。そうであれば「無理やりでも磨く」というのが必要なのではないか。そう強く思っています。涙を流そうが途中でくじけそうになろうが「やるべきことをやる」というスタンスを変えてはいけない。1か月の遅れを取り戻すというのは簡単なことではないからです。本気で目指すものがあるのなら「やるべきことをやる」だけです。それ以上でもそれ以下でもない。そこができるかどうか。
目の前に競技会がある。そこだけに向けてやるというのも一つの方法だと思います。しかし、本当に戦うのであればもっと先を見据えてやっていく必要があります。ここをどう考えるか。先を見て考えること。どうしても人は「目の前のこと」に力を注いで今います。目の前の競技会で「結果」を出したい。当然の話です。しかし、そこで「結果」を残したところで「本当に戦う場所」で力が出せなかったら戦うことはできないと思います。もう一度私自身が「シビア」な目線で考えていかなければいけないと思っています。「選手」に合わせるだけではなく「必要な水準」に合わせてやっていく。それができないというのであれば「目指すのはあきらめたほうがいい」というだけ。やっとこちらも「覚悟」が決まりました。「やる」か「やらない」かのどちらかの選択です。求めることに対応できないという選手も出てくるのかもしれません。それなら「インターハイで戦う」ことは口にするべきではない。そんなに簡単なことではないから。
今更ですが私自身の「覚悟」かなと。実行していこうと思います。